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福島LOVE👍全力応援!

私は美しい福島を愛する者です。休暇が取れると一番の旅行先の候補地は「福島」になります。しかしまだ訪れたことがないスポットも数多く、今回はレオナルド・ダ・ヴィンチが設計関与したとも言われる会津若松・飯守山の中腹に建つ、二重らせん構造の国指定重要文化財の名建築「会津さざえ堂」に初めて訪れました。

たしかにお堂は「サザエ」のような外観で、かつて旧ANAの機体尾翼に描かれていた、ダ・ヴィンチが空への憧れを具現化したヘリコプターの構造原案「エア・スクリュー」そのものです。

Googleより引用

全日本空輸の前身は「日本ヘリコプター輸送」ですから、名は体を表すとはこのことでしょう。

入館料400円をお支払いしてお堂内に入ります。国重要文化財建造物の維持費を考えたらお釣りは結構ですと申し上げたいぐらいの良心的な料金設定だと私は思います。

お堂正面から入ると四次元空間に迷い込んだような錯覚に陥って、ねじれた景色が目の前に広がります。恐る恐る慎重に登り始めようと足を踏み出すと、回廊は階段ではなく滑り止めが施されたスロープで作られていることに気付きます。ぐるぐると時計回りで3周を登り切って最頂部へ到達。

この最頂部で回廊はコルペニクス的発想の立体S字カーブを描いて反時計回りに切り替わり、登ってきた往路を後戻りすることなく降下を開始すると、後から登って来た海外からの観光客さんが歓声を上げながら登ってくる床の軋み音が頭上から聞こえ、下り復路の天井が登り往路の床を兼ねる二重らせん構造を理解することができます。

四次元空間を存分に楽しんでお堂の真裏に降りて来た瞬間、この建築設計はダ・ヴィンチではなく、歴史書に書いてある通りの郁堂和尚でもなく、大半の実務は洋書解禁になって独学で海外の建築を学んだ名もなき会津人の誇り高き大工棟梁の仕事なのではないかと私は確信しました。

"雨は必ず上がる"
白虎隊士

"どんなに波が荒く強くても心の岩は決して動きません"
新島八重

上京時、生家の柱に刻んだ言葉、"志を得ざれば再び此地を踏まず"
野口英世

昔から福島の紳士淑女は志が高くクールな人が多いと思います。会津藩士の心得「什の掟」ならぬことはならぬものです。皆んな生き様がカッコいい!

私は風評被害に苦しむ福島を心から全力応援したいと思います。

猪苗代 TARO café
ポットサービスのコーヒーとホットサンド

to be continued

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