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起業家に必要なマインドとは

私の考える起業家に必要なマインドは
・ビジョン構想力
・GRIT力
・他者貢献意欲

他にも、「決断力や行動力」「プラス思考」「健康と自己管理能力」なども重要だと考えています。

・ビジョン構想力
起業して、従業員を雇い、ある程度会社を大きくしていくためには、ビジョン構想力は必須である。社員や社外メンバーの拠り所とするための出発点となる。
そして、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)へと昇華させていく。
※詳細は後日、別記事にて!

・GRIT力
私の好きな言葉に”GRIT”があります。
ペンシルベニア大学心理学部教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が長年の研究の末に導き出した「成功する者」と「途中で挫折する者」との違い、それがGRITだと言うのです。

大きな成功を収めている多くの起業家がGRITを持つとされ、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏やAmazonのジェフ・ベゾス氏なども自身の成功要因としてGRITを挙げています。

GRITとは何か
Guts(困難に立ち向かう力=闘志)
「ガッツ」は日本語でもよく使われる。何事もやり抜くためにはGutsが不可欠!
Resilience(失敗しても諦めずに続ける力=回復力)
「レジリエンス」は、失敗しても諦めない粘り強さ。最後までやり抜くためには、逆境にも負けない粘り強さが必要。失敗してもめげずに乗り越える力!
Initiative(自ら目標を定め取り組む力=自発)
「イニシアティブ」は、自発的に目標をとらえる力。自ら考え、設定した目標だからこそ粘り強く頑張れるのではないか。上司に言われたからやるのではなく、自ら自発的に問題意識を持つからこそ、”何としてでも達成したい”との力が働く。
Tenacity(最後までやり遂げる力=執念)
「テナシティ」は、しつこさや執念とも訳される。目標達成に向けて執念深く、追いかける執念さも時には必要。

”GRIT”はよく「やり抜く力」と訳されます。
上記の3つは、粘り強さや失敗しても諦めず最後までやり遂げる力です。
子どもの時に読んだエジソンの伝記で「私は失敗したことがない。 ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」という言葉を思い出しました。成功するまで諦めず、粘り強くやり抜く力が成功者には必要なのですね。

上記③Initiativeは、自ら考え目標を定め、自発的に取り組む力。
多くの企業では、目標は上から指示されるもの。それも売り上げ等の数値目標が多い。自分たちで考えることと言えば、その期ごとの数値目標をいかに達成するか。
そこには、自分たちの仕事が何の役に立っているのか、誰のために仕事をしているのか、など顧客視点はないことが多い。
上司に言われたからやるのではなく、自ら自発的に問題意識を持つからこそ、”何としてでも達成したい”との力が働く。これも起業家に必要なマインドだと思う。

・他者貢献意欲
不便、不自由、不満、不平、不利、不都合、不合理など、世の中には多くの「不」が存在している。
私は、その「不」に向き合い、この「不」が解消されると誰のためになるのか、誰が喜ぶのか、誰が楽になるのかと想いを馳せる。

企業の成功指標の一つにPMF(Product Market Fit)という指標がある。
「顧客の課題を満足させる製品やサービスを提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態」であり、自社の製品やサービスが顧客にとって必要とされている状態のことをいう。

他者に必要とされている製品やサービスを提供できている充実感は、起業家の大きなモチベーションとなることが多い。
他者貢献が自身のモチベーションを高めることは、学術研究でも明らかになっているが、私自身の経験からも言えることである。

飲食店をMBOで買い取り、新メニュー開発の担当をしていた時、新メニューを次々に出し、顧客から良いフィードバックを得た時には、モチベーションを高く保つことができた。そして、さらに喜ばれる、必要とされる商品・サービスを作る動機にもなっていく。

起業をすると、様々な困難に遭遇する。
思い通りに進まないこともあり、人間関係で悩むことも多い。
そして、何度も失敗すると心折れそうになる。
そんな時、喜んでくれるお客様、待っているお客様のことを考えると、もうひと踏ん張りしなくては、と思うのである。
他者貢献は、一つ目のビジョンに含まれることも多いが、今回は自身の経験から特に重要だと思ったので、敢えて別にして解説をしてみました。




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