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自分を見つめ直す留学

こんにちは!あかりです!
相手に伝わる文章を作れるよう頑張ります。是非最後までご覧ください!

さて、今回は途上国のキャリア支援を学ぶためにフィリピンとシエラレオネに留学した角田悠太さんにお話をお伺いしました!

1.プロフィール

お名前:角田悠太さん(東京都立大学の3年生!)
留学歴:フィジーで語学留学、フィリピンとシエラレオネで途上国のキャリア支援をされたそうです。

大学を一年休学されたあと、現在は復学され、また、社会貢献を仕事にするためのメディア「COCOCOLOR EARTH」を運営しておられます。社会貢献の輪を広げるような活動をされてるって素敵ですよね!

2.どんな留学をしたの?

Q.フィリピンとシエラレオネに渡航先されたとのことですが、ボランティアとして参加したんですか?またどんな活動をされていましたか?

A.トビタテ!留学JAPAN※という制度を使って無休インターンやボランティア活動をしました。
まずフィリピンでは、貧困層の雇用支援を行う社会企業で5ヶ月間インターン生として、活動しました。活動内容としては青少年スタッフとの日本人留学生の交流イベントを開催、食育事業のサポートです。
シエラレオネでは、雇用創出や教育支援を行うNPO法人Alazi Dream Project(略称アラジ)で2ヶ月間ボランティアスタッフとして活動しました。活動内容は教材支援、貧困削減プロジェクト、災害孤児支援、アフリカ布商品制作事業、ゲストハウス事業の準備など多岐にわたってやっていました。
生活に関しては僕の場合、留学準備金25万円、毎月の奨学金12万円をいただいていたので、生活や活動費に関してはそこまで困ることはなかったです。

※「トビタテ留学JAPAN」
2014年からスタートした官民協働で取り組む海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」で派遣された学生のこと。「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」では2020年までに約1万人の高校生、大学生を派遣留学生として送り出し、支援企業と共にグローバル人材コミュニティを形成し”産業界を中心に社会で求められる人材”、”世界で、又は世界を視野に入れて活躍できる人材”へと育成し、帰国後は海外体験の魅力を伝えるエヴァンジェリスト(伝道師)として日本全体の留学機運を高めることに貢献することを期待されている。

*スタトラでもこの「トビタテ留学JAPAN」については記事で解説しています!

Q.フィリピンの留学において、実際に渡航してみてフィリピンに対するイメージが変わったことはありましたか?

A.留学に行く前に3回ほど渡航したことがあったのでなんとなく雰囲気は分かってはいましたが、実際に滞在してみてイメージが変わったところといえば、想像以上に貧富の差が激しいことと、都市部への人口流入が多いことです。首都マニラのビジネスエリアや駐在員が住むようなエリアは凄く発展していて、大きなショッピングモールがあったり、もたくさんあるし道も整備されていていました。エリアによってはストリートチルドレンや物乞いなど路上生活を強いられている人も多く見かけました。その度にフィリピンの貧富の差の大きさに衝撃を受けたのを覚えています。
またフィリピンは超学歴社会と言われていて、大学を卒業しても仕事につくことができない人もいます。地方では仕事がなく、都市部へ出稼ぎにくる労働者も多くいるため、都市部の人口すごく多くて、通勤時間帯の公共交通機関は東京以上に混んでいますし、渋滞もひどかったです。

Q.ストリートチルドレンを目の当たりにしてどうでしたか?

A.現地の人からストリートチルドレンの裏にマフィア的存在の人がいて、お金をあげるとその人に取られてしまうこともあるという話を聞き、何かあげるとしたらお菓子をあげていました。ストリートチルドレンを見るたびになんとかしたいと思うものの、なにもできない自分に無力感は感じていました。ただすべての人を助けることは限界があるので、自分にできることをしっかりやろうと思います。

Q.なぜアフリカに行こうと思ったんですか?

A.中学生の頃からアフリカの貧困について青年海外協力隊の人からお話を聞く機会があったり、高校生の時はエボラ出血熱の流行があったりと、アフリカは貧しいという印象はありました。ただ実際はどういう場所なのか関心があり、いつかは自分の目で見たいと思ってました。

Q.アフリカの留学はどのようにして知りましたか?

A.先程も伝えたようにアフリカの貧困の状況や現場でどんな支援が行われているかを目で確かめたかったので、現地で活動できる団体をインターネット上で調べていました。
その中でもキャリア支援や教育支援をやってみたかったので、検索をかけていたところ、をアフリカでやっているところを探して、シエラレオネで雇用創出や教育支援を行っているNPOアラジのサイトを見つけました。アラジのビジョン「誰もが夢に向かって努力できる社会へ」に共感したので、自分がやりたい事に近い団体にHPの問い合わせから連絡をしました。

Q.アフリカ留学に実際に渡ってみて、行く前のイメージと違ったことはありますか?

A.治安や衛生環境が悪いイメージがあったんですが、気を付けていれば意外と大丈夫でしたね。シエラレオネが僕が言っていたところはアフリカの中でも比較的良い所だったからかもしれまん。で、でも夜とかはなるべく出歩かないようにしていました。幸い襲われるようなことはありませんでした。たんですけど、僕が一人で歩いてても襲われることとかはありませんでした。
食べ物はなるべく加熱したものを食べたほうがいいです。路上で買ったパンを食べたら現地スタッフと一緒に食あたりになりました(笑)一日寝込んだので、気をつけたほうが良いと思います。

Q.アフリカの気候や現地での生活スタイルになれることは大変でしたか?

A.乾季(1~2月頃)に行ったので、気温は20度後半で涼しい方過ごしやすかった方ですでした。フィリピンで夏を過ごしたこともあって、暑さにはある程度慣れていましたからだと思います(笑)。ただ、エアコンが使えなかったり夜中に停電があって扇風機が止まってしまうことがありました。たりしたのでこの部分は対応が必要でした。時には暑くて寝れない日もあったので、適応する必要はあると思います。
ご飯は人によっては合わないかもしれません(笑)とにかくローカルフードは辛いです。
僕の場合は、普段ローカルフードで週末はピザなど美味しいものを食べてました(笑)

Q.留学を通して大変だったことは何ですか?

A.フィリピン留学を始めて2カ月くらいで、体調を崩してしまって一度日本に帰国したんです。そこから自己肯定感が下がって、自分のでやりたかったくてした留学だったのにできなかった自分を責めてしまって1ヵ月くらい部屋に引きこもってました。たんですよね。その当時は周りの人が怖いというか、体調も悪くて留学を再開するどころじゃなかったです。でもそこから周りの人に励ましもあったりしててもらって、このままじゃ良くないと思ったので、自分自身をしっかり見つめ直し、体調を回復させました。
最終的に帰国してから2カ月後にはフィリピンに戻りました。

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3.留学をする価値

Q.トビタテ!留学JAPANでは、何か合格するためのアドバイスはありますか?

A.まず留学の目的をはっきりさせることが大切だと思います。その中でも、何で海外に行かなければいけないのかを深堀する必要があると思っていて、
僕の場合は、
・現地でのキャリア支援がどのように行われているのか
・途上国の人のニーズがどういったところにあるのかを調査したかったのでこの二つを軸に留学計画を立てました。もう一点伝えるとしたら、留学に対する思いが大切です。
なぜ留学でそれをやらないといけないのか、どのような経験から留学計画につながっているのかを自分の具体的なエピソードを含めて話すと面接官に伝わりやすいと思います。

Q.大学を休学して留学をされたそうですが、復学したときの苦労はなんですか?

A.まだ復学したばかりですが、あるとすれば同級生と学年が違うので授業が被ってなかったので、くて課題やグループディスカッションは助け合いができないところに大変でした。さを感じているのと、また留学が終わってから社会貢献を仕事のするためのメディア「COCOCOLOR EARTH」の運営に参加するようになったので、授業とのメディアの活動の両立がすごく大変です。だと思います。

Q.留学をする上で、休学をするかしないかの葛藤はありましたか?

A.休学することに対しての大きな悩みはなかったです。が、ただ卒業年数が同級生より一年遅れるので、休学するのであれば、卒業年度が遅れても、同じ同級生よりも上のレベルでいれるようにしたいと思っていましたいました。

Q.留学でのいい思い出を教えてください。

A.もちろんたくさんありますがあげるとすれば、シエラレオネから日本に帰国する直前ににいたとき、短い間だったのに仕事仲間がみんな疲れている中最後のお別れにきてくれて、「今度はいつ戻ってくるんだ?」と聞いてきてくれたことですね。た時に、まだ学生で短い期間しか滞在していなかったにも関わらず、いろんな人に感謝されたのはすごく嬉しかったです。仕事現地でボランティアをしてよかったと思いました。

Q.現地での対人関係で、何かプラスになったことはありますか?

A.信頼関係構築については凄く力が付いたと思っていて、相手の国の文化を尊重するとか相手の喜ぶことを考えるなどとか相手視点で物事を考えることを意識できるようになったと思います。

Q.現地の環境でプラスになったことはありますか?

A.自分が何をしたら落ち着くのかっていうのは凄く考えるようになりましたね。一人での過ごし方とか。フィリピンにいるときは美味しいごはん屋さんにいったり、シエラレオネにいる時はビーチが近かったのでビーチ沿いのお店でビールを飲んで考え事をゆっくりしたりだとか、慣れない環境でもそういうストレスリリースを意識してができるようになりました。

Q.留学について、渡航前に不安だったことはありますか?

A.友達と離れるのが心配なくらいで、それ以上に自分のやりたいことをやってやるぞ!というエネルギーに満ちていました。

Q.現状の日本の留学システムについて何か問題点があると考えますか?

A.トビタテ!留学JAPANのようなシステムがもっと増えたらいいなと思います。これはシステムとは話が変わってしまうんですが、留学行く人たちの目的みたいなのをもっとはっきりさせられたらいいと思っています。、せっかく留学するならあいまいな目的ではなく。一つ学びたいテーマを作ったり、目的を達成するために行動計画をつくった方がより成果は出やすいと思います。

Q.角田さんにとって留学の価値とは何ですか?

A.人生を変えるきっかけだと思っています。いて、留学で出会った人たちや見てきたものは今後のキャリアを考える上でとかに役立ってくると思います。僕も留学がきっかけでインターンをさせていただくことになったりとしたり、人脈が広がりました。

Q.将来は留学をどのように活かしていきたいですか?

A.具体的には決まっていませんが、将来の方向性として「次世代リーダーがチャレンジできる環境を整えたい夢を応援できる環境を作りたい」と思っています。
そのためにまず日本では、社会を変えたいと思っている人に対して、ヒト・モノ・カネを提供できるような環境をつくっていきたいです。
そこから途上国の人々に対して力になれることをやりたいなと思っています。
現段階では、イノベーションを起こすようなスタートアップの支援などを考えています。経済的自立をするための雇用創出をして、夢に向かって挑戦できる環境を整え、日本では、僕と同じ志を持った人にキャリアサポートをして夢を応援できればと思ってます。

Q.最後にこれから留学する人にアドバイスをお願いします。

A.留学をするのであれば、しっかり自分で目標を決めていくのがいいです。1年という時間の価値を考えたときに、留学にいって現地でただ遊ぶのは本当に価値あることなのか?という疑問があるので、何で自分はそこに行かなければいけないのかをしっかり考えると今後の人生につながる良い体験ができるんじゃないかと思います。

貴重な留学体験を語って頂き、ありがとうございました!

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4.まとめ

今回、角田さんを取材させていただいた中で、留学とは何のためにあるのか、行ってから何をするのかについて、深く考えさせられました。留学をする目的をはっきりさせることが留学を成功させるカギかもしれませんね。

それでは最後に、角田さんが現在されている活動についてご紹介します。

現在は、「COCOCOLOR EARTH(ココカラアース)」というソーシャルな分野で活動したいと思ってもキャリアが見えない方々へのメディア運営

AAIC Japan(Asia Africa Investment & ConsultingAAIC(Asia Africa Investment & Consulting)が運営するアフリカ進出支援のプラットフォーム「ANZA」でライターのインターンをしていらっしゃいます。気になる方は調べてみてください!

スタトラは、今後ますます皆さんのお役に立てるような留学情報や体験談、イベントを実施していく予定なので、これからもよろしくお願いします!

なにか、こういう情報が知りたい!というリクエストなどありましたら、InstagramやTwitterまでよろしくお願いします。

https://www.facebook.com/startrynomeado

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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