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意識の高さでブログがつまらなくなる人たち

私は同業者、つまりライターさんのブログを読むのがわりと好き。

なので、ネットでライターさんのブログを見つけるとすぐrss登録するんだけど、これまで、ライターさんのブログを見つけて読んでいく中で、面白いほどに同じ流れでブログがつまらなくなっていくのを何度か見てきた。

その流れは、以下のような感じ。

最初は、仕事の話や日常のこと、自身が感じたことなどを自然体で書いている。

次第にブログの内容が「今月は~円稼ぎました」「ライターで食べていく方法」「上手な文章の書き方」みたいな方向へシフトしていく。

方法論や収益報告ばかりがならぶ没個性的なブログになる。

こういうブログをいくつも目にしました。そして、没個性的になった時点で、購読をやめてきました。だって、つまらないから。

たぶん、こういう流れになる方たちは、ある意味意識が高いんだと思います。

自分がうまくいった方法を人に教えてあげたいとか、自分ブランディングしていくためには、有名人でもない自分が普通の日記書いていても誰も見ない、もっとみんなが見たくなる役立つ情報書かなきゃとか、そういう思いがあるのかなと。

たぶん、それも一理あるんでしょう。

でも、私は、書いている人のパーソナルな部分がわかる文章が好き。だから、正直、文章の書き方だの収益報告しか並ばないブログは、むしろ辟易する。

「これだけ稼ぎました」「文章を書くとき、~なことに気を付けましょう」ばかりが並ぶブログじゃ、その人に共感できないし、好きになることもできない。

たとえば、「原稿書いていて、疲れたからチョコを食べました。好きなチョコは~のメーカーのやつです」みたいな文章のが私はずっと好き。

「書いてると、甘いものほしくなるよね」「おお、こんなチョコあるんだ。今度、買ってみよう」ってその人に共感することができるから。

たぶん、稼ぐノウハウや文章がうまくなる方法を知りたい人も世の中には大勢いるんでしょう。

でも、私は、そういうのがほしくてブログ読んでるんじゃない。いろんな書き手のいろんなパーソナルな魅力に触れたくて、共感したくてブログを読んでる。

だから、なんで、みんなあんなふうにブログをつまらなくしてしまうんだろう?と思う。

収益報告やノウハウ書いちゃいけないとは思わないけど、同時にもっと、自分のパーソナルな魅力を大切にすればいいのに。

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