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財布を出したら負け感。

先だって、久しぶりに取材の仕事に出かけた。

少し遠い場所だったので、ICカードにたくさんチャージして、これで、行き帰りにお財布を出さないですむだろうと思っていた。

ところがである。

電車を乗り換えたとある駅で、ICカードを出そうとしたとき、いわゆる自動改札がないことに気が付いた。へ?

面食らった私の目に飛び込んできたのは、当駅ではSuicaやPasmoは使えないので切符を買ってくれという張り紙だった。へ?

そうか、首都圏でもまだそういう駅があったのか。

というわけで、私にできることは、財布を出して券売機で切符を買うことだった。

しかしである。それがなんとも悔しかった。

そもそも、ICカードの便利さに慣れてしまって以来、お財布を出すことが日々億劫で仕方なくなってきている。今回も、移動中お財布出さないで済むようにあらかじめ多めに課金したのにと、歯痒く思った。

そして、もう一つ悔しかったことがある。

財布、出さないけれど持ち歩いてはいるので、できるだけ軽くしようと、極力小銭を入れないようにしていたのだ。実際、チャージしたICカードがあれば、小銭を外で使うことはほぼほぼないので、必要ないなと思い、財布にたまった小銭は貯金箱に放り込むようになっていた。(いわゆる小銭貯金ね)

なので、今回も、切符の券売機を前にした私の財布には、小銭が入っていなかった。だから、170円の切符を買うのに1000円札を券売機に入れるしかなかったのだが、そうしないといけないことに、なんか自分が負けたような気がして、どうにもイラっとしてしまった。

券売機に1000円入れて、切符を買ったら、ちゃりーんと小銭がたくさん戻ってきた。

財布、重たくなったなあ。小銭貯金また増やせるなあ

なのに、なんだろうこの負け感は。




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