気分転換の方法

いまだに、気分転換の方法がわからない。そもそも、何をすると気分が良くなるかを突き詰めていないからかもしれないと思う。

天気のいい日に外に出かけて日差しを感じるのは好き。でも、家族連れやグループが多い場所に行くのは気が引けてしまう。

映画を観るのも嫌いじゃない。けど、毎週または毎月行くほどの執着はない。

本を読むのも好きなほうだと思うけど、マンガを読むほうが好き。休日は電子書籍のマンガを読んで時間を溶かすけれど、無料枠のみで満足してしまって深みにははまっていない。

旅行は、週末や長い休みにすることもないので、時間もお金も少し余裕があるのなら行こうかな、という程度だけれど、そんなタイミングばかりで、結果「旅行によく行く人」にはなっているかも。

ピアノ、習字、カヌー、茶道、陶芸、着付け、英会話、登山、ゴルフ、歌舞伎鑑賞・・・なにかの拍子に興味をもって、手を出したものも幾つもある。そのときはとても楽しいと思ったこともあるし、次も行ってみようと思ったりしたものもあったはずだけれど、飽きっぽいのか、向いていないのか、数回通ったきりで数年単位でしっかり続いたものは特にない。

「趣味の列挙」ではなく、改めて、何が自分にとって気持ちが良いのか、を考えてみると、朝起きた時に目に入る部屋が整っていると気持ちがいい。ちょっと難しめの本を読み終わったときは気持ちがいい。ピアノが指がもつれずに弾き終わると気持ちがいい。

もしかすると、私にとっては「すること」が気分転換じゃなくて、「したことを振り返った充足感」が気分転換なのかもな、と思った。


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