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ルーツミュージックを感じるためニューオリンズを旅した話〜DAY 5〜

前回までのお話

朝、目覚めて共有キッチンに行き朝食を食べようとテーブルに座ると見知らぬ女の子が座っていた。

金髪で長髪の大人しそうな子だった。

軽く話をするとドイツから来たカトリーヌというらしい。

そして僕の使っている二段ベッドの上側で寝ているらしい。

ここで僕はある事を思い出した。

二段ベッドのはしご付近に僕の荷物を置いていたのだ。

多分昨日登る時に邪魔だっただろうなと思ったので「ごめんね、はしごの周り散らかしちゃって」

と軽く謝ったら笑顔で「全然大丈夫よ!」と優しく返してくれた。

いい子だ。


そのまま軽く旅の目的やお互いの事などを話し、そして流れで昨日までの経緯を伝えた。

すると今日この後、アメリカの友達と遊びに行くんだけど一緒に来る?と誘われた。

気分転換になるし楽しむことが大事よ的な事を言われ慰めてくれた。

いい子だ。


海外。

一人。

不安。

辛いことや悲しい事がある。

そんな時人は優しくされたらどうなるか。


好きになる。

恋に落ちるのである。


こうして僕のまた新たな恋が始まった。


その後同部屋にいたフィリピン人のマイケルと一緒に街へ遊びに出かけた。

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全然何か覚えてないけどこんな観光地に行った。


そして道中ジャンベでストリートをしていた人がいてなんとなく見てたら一緒にやろうぜ!と言われ謎のセッションが始まった。

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マイケルも参加してぼやっとはしつつもなんとなく形になった。

ただやはり物足りなさは残った。


ホテルに戻り夜は伝説的なギターリストの山岸潤史さんのライブに行った。

本当に凄い人なのだが20ドルくらいのチャージで小さな箱でまじかに見れるという事に感動した。

さすが音楽の街。


終演後ミーハー気分丸出しで写真を撮ってもらった。(ここに掲載していいかは未確認のため割愛)

そして勇気を出してセッションできるような場所がないか聞いてみた。

やはりフレンチストリートとかちゃうかなと言っていた。


そうか、覚悟を決めるしかなさそうだ。


続く






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