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わたしがすの担とジャス民になるまで

① 私がSnow Manに辿り着くまで

 小学生の頃にいとこが嵐好きで、その流れで私も嵐の中なら翔くん、、、ということはあった。でもファンと呼べるほどの気持ちでもなく、その後2次元の道へズンズン進んだ私は正直、ジャニーズ界隈を敬遠していた。
それは所謂、ジャニーズ、ジャニオタ、そういう分類に対する偏見というか食わず嫌い的なものだった。紅白のジャニーズ枠がどうとか、ドラマ化の主演がまたジャニーズとか、そういう苦言じみた思いも抱かなかった訳では無い。

が、その日常が2022年4月から丸っきり変わってしまったのである。

 部活に行く前特大貧血を起こしてぶっ倒れ、その後オフトンの中で動けなくなった私は、たまたま契約していたアベマプレミアムで動画を見漁り始めた。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」通称、チェリまほ。何がきっかけだったかはよく覚えてないが俳優 赤楚衛二氏ににわかに興味を持っていたことと、恐らく潜在的にBLに惹かれていたこともあって、一気に観た。

え、、、、、、、、、、、、、、、スキ

 私はこの瞬間BL沼にドボンした。チェリまほだけでは飽き足らず、こちらも好きな俳優 萩原利久氏出演の「美しい彼」も観た。ハマった。足りない、もっと欲しい。そう思った時に勧められたのが、そう、「消えた初恋」である。U-NEXTに課金してまで観た。この辺で既にBLへの貪欲さが異次元な事に薄々気がつく、私、腐女子なんだ、、、。自覚しました。

なにわ男子の道枝くんは顔は知ってる、、、Snow Man、、、、、こんな人いたっけ?(どちゃクソ失礼)

 とりあえず観る。あれ、なんだ、なんだこれ。全然2人からジャニーズの香りがしない。普通に自然で入り込める演技、、、気が付いたら最終話だった。目黒蓮さん、、、え、この人が歌って踊るの、、、?Snow Manてダンス凄いグループだよね?この時、なにわ男子の初心LOVEはMVちょっと観ていたので、みっちーがどんなアイドルなのかはかじってはいたが、めめに関しては無知だった。そして私は遂に、「すのちゅーぶ」へと足を踏み入れたのだった、、、。


② そもそもの、私とSnow Man


 と言っても、Snow Manのことを何にも知らなかった訳では無い。私は「消えた初恋」を見る前から既にSnow Manのうち3人のメンバーのことは知っていた。まず1人目が阿部ちゃん。昔からQさまをはじめとしたクイズ番組を観るのが好きで、気付いたらよく出てる人として認識していた。勿論、ジャニーズ初の院卒であることと、気象予報士の資格を持っているということのインパクトがあったからこそというのは、言うまでもない。2人目は佐久間さん。中学時代に生粋のキスマイ宮田担が後輩にいたことと、元々ラブライバーであることも相まって、彼の師匠にあたる宮田くんの存在は知っていた。とある日に観たアニソンランキングの番組に出演していた佐久間さんを初めて見た時、宮田くんみたいな人がまた出てきたのか、と思った程度だった。だがその後番組内で、当時放送していた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 アニメ1期の挿入歌に対して想いを熱く語り、挙句の果てにランキング1位予想としてそのアニメのOP曲を挙げたのだった。あ、この人ホンモノだ、と思った。アイドルをする上でアニオタという看板を雑に扱ってない、マジでこっち側の人だ、と思った。3人目はラウール。2021年春、漫画アプリで漫画を読み漁っていた私は「ハニーレモンソーダ」にどハマりしていて、それが映画化、その主演にラウールが抜擢されたというニュースを見たのがきっかけだった。正直ハニレモ映画化にジャニーズか、という気持ちがあり、映画も観ていないのだが、問題はその主題歌だった。

「HELLO HELLO」

おかしい、ジャニーズだぞ?ハマるのか、私?そう思うレベルに好きな曲だった。勿論嵐の曲とか、それ以外のグループでも好きな曲とか、たまーに聴く曲くらいはあるが、こんなにループして聴いて、更にはダンプラまで観ていた自分に謎の危機感を覚えた。

今更ジャニーズなんて、ね、、、。

そう思ってその時は、歌を聴くだけで撤退した。が、阿部ちゃんって頭良くてこんなにキレキレに踊ってニコニコしてて楽しそうとか、佐久間くんて体一番小さいのにアクロバットもダンスも輝いてるんだとか、ラウールはこのグループのセンターとしてキラキラしていて素敵だなとか、思ったのは事実だった。反面、9人組だし、MVであまり映らない(所謂メインダンサーだと思っていた)メンバーもいて、どこかK-POPっぽさを感じていて、そこまで、にしか進めなかった。


③ すの担、そして深澤担になるまで


 すのちゅーぶに足を踏み入れてからというものの、めめから目を離せなくてあちこち動画を観て回った。まずは当時リリースされたばかりの「ブラザービート」。MVもダンプラも、メンバーの個性と良さがよく分かって、「HELLO HELLO」の時に感じていたK-POPっぽさ、はここで消えていく。だが割と序盤で私は自問自答する。

このまま本当にSnow Manを推すのか、、、?もしそうなら、ちゃんと全メンバーのことを知るべきじゃないのか、、、?いやでも、、、

私は推しを増やす時、推すと決める時、相当固い決意をします。この人のことをずっと応援する、未来永劫ついて行くと誓います。なので何事もハマり始めた頃は、勢いには絶対に任せずに適度に熱を覚ましつつ、本当に推すのか?それを問い続ける。その自問自答の最中、私は気が付けばとある動画を暇さえあれば延々と再生していた。

「自己紹介ラップ」

メンバーの阿部ちゃんが作詞を担当、韻の踏み方も完璧、メンバーの特徴、ニックネーム、フルネーム、全てが詰め込まれた、Snow Man入門書みたいなもの。ここでようやく全員の顔と名前が一致してくる。
この時の印象をぶっこむと、

岩本→怖い、筋肉凄い
深澤→大人しそう、陰でグループ支えてそう
ラウール→キラキラセンター
渡辺→綺麗な塩顔
向井→大人しそう、普通にかっこいい
阿部→可愛い
目黒→問答無用でかっこよすぎて無理
宮舘→堅物っぽそう
佐久間→元気

だった。
この辺りから、何かが確実に変わり始める。まず、Snow Manの成り立ちについて知る。ラウールが追加メンバーだと言うことは知っていたのだが、そもそも最初から9人組ではなく6人組で結成され、後にめめ、こーじ、ラウールの3人が追加されて出来上がったということ。本当に何も知らなかった。何も知らずに散々敬遠していたことをこの辺で少し後悔し始める。そして彼らのプロフィールを見て驚愕する。デビューが最近だからって若い訳じゃない、この人達とんでもなく長く下積みを経ている、と衝撃を受けた。私は苦労人に弱い。本当に弱い。もうこの辺で、戻れる気がしなくなってきた。ちゃんと全メンバー見て行こう。そう思った矢先、私に「消えた初恋」を勧めてきた友人に言われた言葉が、この先を動かす全ての引き金になる。

「ふっか好きそう」

自己紹介ラップを見ていて、顔と雰囲気を先入観無しで見た時に気になった人、それが深澤辰哉だった。その友人の言葉に間違いはなかった。私はそこから、それまでめめしか目で追っていなかったので改めて深澤さんを意識して目で追いながら動画を見進めていった。

・自己紹介ラップでの「岩本照」と言う声
・腰痛持ち
・最年長
・下積みの長さ

それらが私にズンズン刺さっていった。気が付けば、何も意識しなくても深澤さんのことを目で追っている自分がいた。そして巡り会った以下の動画で、私は深澤担としてSnow Manを推すことを決意する。

・ひらりと桜
・Grandeur

・滝沢歌舞伎 深澤さんの涙のスピーチ

まさか、ジャニーズで泣く日が来ると思わなかった。それぐらい、Snow Man、深澤さんが歩んできたこれまでに感情移入して、これだけの逆境を乗り越えてきた9人に対して、尊敬と、これから先も寄り添っていきたいという気持ちが生まれる。

4月19日 Snow Man カレンダーを購入
4月20日 Snow Man ファンクラブ入会

この2つの出来事で、私はSnow Manのことをこの先ずっと追いかけ続けることを心に決めたのだった。


④ 深澤担としての日々


 4月19日、私は身近にいたジャニオタの友2人に連絡を入れる。誰担?と聞かれて、深澤担、と初めて答えた瞬間だった。その後程なくしてJohnny’s Webにも登録をし、日に日にジャニオタに染まっていった。中でも、一番のイベントが

深澤辰哉 30歳の誕生日

私はその日までに、みるみるうちに身の回りに紫が増え、イヤリングを筆頭にアクセサリーを集め始めていた。今になってみると、洋服、アクセサリー、日傘、手帳、イヤホン、など、見事に紫に染まっていった。初めて出来た、好きな男性アイドルグループ。初めて出会った、好きな男性アイドル。彼らのファンをすることは幸せに溢れていて、すのちゅーぶも気が付けば過去分全てを見終えていた。中でも、大好きなのは

・君彼振り付け講座
・リズミカルジェスチャー王

腹を抱えて笑った。最年長として、率先して笑いに走って、いじられても嫌な顔ひとつせず、徹底して3枚目になる深澤さんのことが、ただただ好きで愛おしくなっていくだけだった。深澤さんが表紙の雑誌も買った。公式写真も買った。自作のキーホルダーも作った。グッズや自分のカメラロール、日に日に増えていくSnow Man。既に多趣味と呼ばれるほど多界隈に足を突っ込んでいた私に、まだこんなに夢中になれる界隈があったとは思いもせず、ファンになる前持っていたジャニーズに対する偏見が、今になってみると失礼極まりないものだったと思う。今は胸を張って、深澤担のすの担ですと言える。


⑤ 神山智洋との出会い


 Johnny’s Gaming Room(以下JGRと略す)でピコパーク回が配信され、深澤さんがゲージおじさんと呼ばれ話題になった時、私はまだ、JGRには他グルの人もいるし、と思って見てこなかった。ただゲージおじさんが結構気になってしまって、とりあえず見てみることにした。

え、ゲームしてる深澤さん可愛い、、、。

この時、その隣にいたのが神ちゃんだとは知りもせず、深澤さんが出ている回を少しずつ見進めていった。その中で、やたらとよく出てくる、よく目にする人がいた。それが、

ジャニーズWEST 神山智洋

だった。コメント欄を見ていてもその実況や進行の安定感は抜群なことがよく分かる上、かなりのゲーマーであることもよく分かった。そしてある時、気が付いたら神ちゃんソロのカービィプレイ動画を再生していた。そこにいたのは、金髪、ピアス、ゲーマー、そういうオラオラ感マシマシの人物ではなく、ただ純粋にゲームを楽しんで、カービィよりもただただ可愛い神ちゃんだった。次第に深澤さんやこーじ、佐久間さんとの共演動画が上がるようになり、気が付けば沼の手前まで来ていたのだ。

この人、、、歌って踊るんだよな?(2度目)

当時深澤さんの声が大好きだった自分は、神山智洋 歌 と検索して化粧水ボイスと出てきたところで、深澤さんには及ばないと思っていたので、びっくりするほど歌が上手いことだけは把握して、そっと閉じた。この時まだ、例え他グルの面々を知ろうとしても深澤辰哉の存在が大きすぎて、まだその先まで進む勇気は持てていなかったのである。


⑥ジャス民、そして神山担・濵田担になるまで


 それからジャストタイミングでジャニーズWESTのYouTubeが開設されたこともあり、見ては辞め、見ては辞めを繰り返しながら、少しずつジャニーズWESTの沼に足を付け始めていた。そしてお決まりの、ちゃんと知ろう、ちゃんと見ようタイム。7人のうち、重岡くん、桐山くん、中間くん、藤井くんのことは知っていて、何となくどういうキャラなのかも、テレビで見る限りではあるが把握していた。問題はそれ以外の面々だった。そもそも、神ちゃんのことは最初ジャニーズWESTの人だと把握していなかった。とりあえず神ちゃんがグループの中でどういう人なのか知るために、「星の雨」「Mixed Juice」を聴き、とりあえずこの7人は歌がジャニーズの中でも飛び抜けて上手いことを知る。そして普通に踊れるし、関西グループってボケ散らかすだけかと思ったらツッコミもいてちゃんと面白いし、メンバーの仲が良すぎる。気が付いたら笑わされていて、それでいて「ブルームーン」や「YSSB」で魅せる色気は流石は中堅と言わんばかりで、この安定感と暖かさが次第に心地よくなっていた。

神ちゃんの生き方、好きだなぁ。

色々知っていく中でぼんやり思い始める。真面目でジャニーズWESTの中のオカン。楽器も作詞作曲もダンスも振付も出来る。何より、JGRで見てきた、彼がまとう優しさが好きになった。そんな時放送された「音楽の日」、そもそもSnow Manのために予約していたのだが、私はジャニーズWESTが持つ熱い何かに、恐らくここで初めて感化された。

「Big Shot!!」

ずぶ濡れになりながら力強く歌う姿に、曇り空とかどうでも良くなって、あれ、この感じ結構本気で好きかも、と思っている自分がいた。その後ジャニーズWESTの曲たちをもっと聴きたくなってCDを少し借り、私は気が付く。

濵田さんの歌声も大好きだ。

神ちゃん目当てで聴いていた時は全然気が付かなかった。「星の雨」も「Mixed Juice」も、歌い出しに濵ちゃんがいる。よくよく見たら、私は何でこんなにどタイプのど真ん中を行くような塩顔イケメンの存在に気が付かなかった?衝撃だった。知れば知るほどに、愛されキャラでクシャッとした笑顔がとんでもなく愛おしくて、アクロバットも出来るほど身体能力が高い。英語も流暢に喋るし、歌声は繊細かつ芯のあるしなやかな声、それなのにアホと呼ばれ、どこかカッコつかないこの人のことを推さずにはいられなくなっていく。

そして9月28日、私は遂に神山担、濵田担としてジャニーズWESTも応援することを決意する。

推しを増やすのには躊躇うと前述しているが、ジャニーズWESTにはそれを乗り越えてくるような何かがあった。正直、深澤さんに出会っただけで私は十分で、この他に担当を作ることもしないし、ないと思っていた。だけどその気持ちもどこかへ消えて、気が付いたら人生初のグループ内掛け持ちオタクが出来上がっていた。

10月16日 ジャニーズWEST ファンクラブ入会

こうして私は、ジャニーズタレント3人の担当となり、2つのグループのファンクラブ会員となった。人生何があるか分からない。でも今とても私は幸せです。何よりも、その出会うきっかけ、引き金を引いてくれたのは同期と、ジャニオタの友人が新規だとかそういうの無しに歓迎してくれたことが大きい、本当にありがとう。

これからも、Snow Man及び深澤辰哉、ジャニーズWEST及び神山智洋、濵田崇裕のオタクとして生きていきます。長々とお読み頂きありがとうございました。

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