第11番: 岩殿山 安楽寺 (吉見観音)
今日も埼玉のお寺を2ヶ所まわります。
まずは、安楽寺。最寄りの東松山駅まで行きます。
朝6:55発の電車に乗り、途中電車を乗り換え、乗り間違いとかをして8時半過ぎに到着。東武の準急・急行・快速とかの仕組みが複雑で、気をつけないと乗り間違えてしまいます。
東松山駅から安楽寺まで5キロ弱。走って行きます。
途中、岩室観音堂とか吉見百穴という遺跡(?)の横を通ります。松山城跡もこの辺りのようです。吉見百穴の裏山を登り、舗装された道路をテクテク走っていくと、案内板が見えてきます。
寺に続く参道は、なんとなく正法寺と似ているような感じ。
階段の上に山門が待ち受ける構図もよくあるパターンですが、「あの先にどのような境内が広がっているのだろう」とワクワクします。
境内の手入れが行き届いているとても綺麗なお寺です。植物が多いのも特徴かもしれません。
1200年前に開かれたお寺ということで、やはり歴史があります。坂上田村麻呂が行基が彫刻して岩窟に納めた聖観世音像を、石扉を開けてのぞいたとか。源範頼が匿われていたとか。そのため、鎌倉時代は大いに栄えたが、北条氏と上杉家との松山合戦の際に全て燃やされてしまったとか。
本堂は、江戸初期に再建されたものということです。すごく立派な威厳のある本堂です。
この時代の建物って、欄間とか柱の彫刻が非常に凝っていて、建てたばかりの時はどんだけ綺麗だったことだろうと想像が膨らみます。
三重の塔。本当に綺麗な建物です。こちらも17世紀に再建されたもの。350年以上も前の建物とは思えません。
大仏。阿弥陀如来像かな?これは18世紀後半にできたもの。それでも200年以上も前。
本堂の後ろの坂を登った林の中に鐘楼があります。残念ながらつけなそうです。
で、帰りに再度山門をくぐろうとしたところ、山門の欄間のところにカラフルな彫刻があるのに気づきました。そのうちの一つ↓。
東照宮とかもそうですが、小さな細かな彫刻をこのように欄間に施すというのは江戸時代のスタンダードだったんでしょうかね。
象もいます。というか、当時の人は象なんて見たことがあったのでしょうか?
よしみよと あまのいわとを おしひらき
だいじだいひの ちかひたのもし
観音様へのお詣りをしっかり済ませ、境内を後にして、有名な厄除団子でエネルギー補給しようかと思ったところ、、、、
まだ開店前。9:45。10時オープンなのかな? すごく楽しみにしていたので残念で仕方がないものの、昼前には次の慈恩寺に着きたかったので、泣く泣く出発します。
安楽寺の裏山経由で、鴻巣駅まで再びラン。鴻巣駅から大宮経由で慈恩寺最寄駅の豊春まで行きます。
安楽寺から鴻巣までは、約8キロの道のり。農道や河川敷をひたすら進む感じですが、団子でエネルギー補給するという予定が狂ったためか、エネルギー不足でしんどいランでした。
鴻巣駅前に到着した途端、電車が入ってくるというアナウンスが聞こえたため、休む暇もなくダッシュで改札を通り、電車に乗りました。
==> 慈恩寺へGo!
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