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第10番: 巌殿山 正法寺 (岩殿観音)

慈光寺から乗合タクシーで再び明覚駅に戻ってきます。駅前で、たまごを売っている少年がいましたが、生卵をこのタイミングで買うこともできず、ちょっと残念。

明覚駅から、正法寺までは約11km。ここからは、ランで移動します。駅前のコンビニでサンドイッチを食べて、少し休憩してから出発。

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正法寺の参道入口付近にある弁天堂。天気が良くてよかった。

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正法寺の参道、門前町の跡です。数年前に来た時から、ずっと印象に残っている場所で再度来ることを楽しみにしていました。といっても、今は普通に家が並んでいるだけで、真っ直ぐな道と向こうに見える正法寺の山門以外に名残はありません。最盛期には、巡礼の人たちと門前町とで賑わっていたかと想いを馳せると、とてもワクワクします。

走って通り過ぎるともったいないので、ここからは歩きます。

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山門から境内に至る石段。一体どれだけの人がここを通って来たことでしょう。石が不揃いになって磨耗していることからも歴史を感じます。

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ここで、鐘をつきます。「みだりに鐘をつかぬこと」と注意書がありますが、お坊さんに聞いたところ、やたらめったらつく人がいるので注意書きをつけているが、普通について良いそうです。

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観音堂。ご本尊はやはり拝めません。

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彫刻も立派です。

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伝承によると、奥州征伐に来た坂上田村麻呂がこの寺に立ち寄り、悪竜を退治したとか。

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境内の大銀杏。すごく立派です。

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境内からの眺め。写真中央の筋みたいな直線が参道です。

慈光寺もそうですが、鎌倉時代の文化財や、江戸時代の建物が残っているのに直接触れると、有名な観光地ではなくても、歴史を感じられる場所はたくさんあるんだな、と感じ入ります。日本って、豊かな歴史と自然を感じられる場所がたくさんあるんだな、と改めて思います。

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のちのよの みちをひきみの かんぜおん

このよをともに たすけたまへや


最後、正法寺から高坂駅までラン。3キロちょっとなので、すぐに到着します。

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地ビールも地酒もなさそうですが、駅前の蕎麦屋で一人慰労会。

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今日のランは合計14.3km。ちょうど良い感じ。

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