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2021年7月24日の満月図(もはや全然占星術じゃない)

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天頂と天底を結ぶMC⇔ICライン上に太陽と月。天地引き合う満月ですな。

空の広がりと大地の深さ
流れとなって、針の目をすり抜ける
命の秘密は空と大地を貫きあい、生命が誕生する
完璧な遭遇

SPRUCE / Tree Angel Oracleより抜粋

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みなみさんのnoteで紹介されていたスプルース。こりゃあ、今から取り掛かろうとしている満月図のテーマに違いない、と思ってリンク引用許可いただきました。

月と太陽は、陰陽、裏表、過去と未来、コドモとオトナ、対になるものの象徴ですな。対になるといっても、分離した別々のもの同士ではなくて、繋がっている対。表裏一体と言いますか。

その1でありながら対である、裏表を強く意識するのが満月。AscとMCのシンボルも「対」を印象付けるイメージだと思うんだ。

Asc「鷲と大きな白い鳩が、互いに入れ替わって姿を変える」
MC「ギリシャのミューズが、新しく生まれた双子を黄金の秤にかけて重さを計っている」

今回は素直に月と太陽から読んでみようかな。(前回の新月図リーディングは最後に思い出したように新月について付け加えた感がある

まず、月。

月「予期していなかった雷雨を伴う嵐」

月のアンテナは過去の出来事に向けられる。受信するのは過去の「感情」の揺れ動き。

特に今回はショッキングな揺れを過去を含めた時間軸(過去~今に至るまで)からキャッチしている模様。

月がいる4ハウスは依って立つ場所。4ハウスの起点(IC)のシンボル「お茶の葉を読む女」は、その足元に変化の兆しがもう現れてることを指している。月はそれを感じ取って反応する。

生物にとって変化ってやつは「心地いい」もんじゃない。
例え現状維持がどう考えても理にかなっていない選択だとしても、生物的な本能は不快感を示す。心のザワザワは理屈じゃないもんで。

その感情に真っ向から向き合うのが、意志の太陽。逆から言えば、意志の力に最大限抵抗する、感情的な月。月のチカラが最大化するのが満月だから、このタイミングは意志の力が不利になる。下手に抵抗せずに、はぐらかさずに、この機会に向き合ってあげることをお勧めする。

ここでダイジなのは、「どっちがホンモノか」「どっちか主導権を握るか」というパワーゲームに翻弄されることじゃなく、まず両方の存在を認識(自覚)すること。その上で、それなりの落としどころ(バランス)を検討する。

Asc「鷲と大きな白い鳩が、互いに入れ替わって姿を変える」
MC「ギリシャのミューズが、新しく生まれた双子を黄金の秤にかけて重さを計っている」
※Ascは出発、MCは目標地点!

両方の存在を認識する、といっても認識するのは「意識」である太陽のほうだから、結局は「太陽(意識)をちゃんと働かせてくださいよ」ってことになるんだけど。

だからって月を全否定したり支配下において隠し通そうとすると痛い目みちゃうわけ。満月の狂気に、獣が顔を出すわよってこと。

生命原則を客観的に理解し、視野を自在に切り替えて思考することで主観を見出し行動に移せば、自然の理に立脚しながらも希望に満ちた自由な生き方が可能となります (はじめにより)

「生命科学的思考」で言えば、生命の原則(月)に立脚しつつも、主観的意志(太陽)を軸に生を全うしましょう、ってこと。

さて、ギリシャのミューズ(MC)が掲げる黄金の秤がどこにあるかってぇと、それがチャートルーラーの金星ではなかろうか。

金星はお山のてっぺん(10ハウス)よりさらに高い、大気圏を超えたあたり(11ハウス)でキラキラ。10ハウスは常識的社会、11ハウスは常識を超えた先にある未来。木星と対になってるから、セットで読むよ。

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金星「双子の守護天使」
木星「混雑した市場で、農夫と仲買人が非常に多彩な作物を陳列している」

宇宙から 市場を眺める 守護天使。(まさかの五七五)

ここでも双子。「対」ですな。
あ、金星は測る方(黄金の秤)じゃなくて測られる方(新しく生まれた双子)なのかな?どっちにしても、これから検討していく「バランス」に関わっていることに変わりない。月(気持ち)と太陽(方向性)の落としどころのバランスのとり方のヒントとして読むよ。

木星はほとんど5ハウスに足を突っ込んでる位置かな。自己表現、喜びのハウス。木星だから「あれもイケる、これもイケる!どんどん進めようぜ~!」って可能性のエネルギー。シンボルも何でもありな雑多なイメージ。ここから物語が展開する色んな可能性が、有象無象に大集合!ってか。

5ハウスの楽しみは「我を忘れて」没頭することで、「我の生命力」がグンと高まることなんだよね。

作品が素晴らしいほど、われわれはそこに没入し、「我を忘れる」体験をし、再び我にかえるときにその体験を吸収してゆく

臨床心理学者の河合先生は、「我を忘れる」体験が自分を成長させる肥やしになる、と言う。

ただし、「我を忘れる」ことは、怖いこと。自分を投げ出しても「大丈夫よ」と抱きとめてもらう経験を持っていない人は、「我を忘れる」体験を自分のものにすることができない。

この抱きとめてもらう経験(安心感)ってのは、月が管轄してるの。この満月図、月のコンディションでピックアップする世界が全く違うものになりそうだ。

それであなたは、市場の雑踏の中に自分を投げ出すことができるかい?
ごちゃごちゃっとした市場はきちっと区画もフロアも管理されたショッピングモールとは違う。なんの店でどんなものに出会うのか。誰とどんな言葉を交わすのか。

未知への不安、不快感や恐怖を超えた先にあるオモシロサ、喜びの5ハウスに足を踏み入れるまで、もうほんの一歩…

いや、実はもう雑踏の中にいるんだよ。気付いちゃいないだけで。

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自覚、意識を表す太陽から、木星は見えない位置(150度)にある。だから全く違う方向に目を向けてる。市場に気付いていない。逆に言えば、「死角をねらえ。そこに喜びの雑踏がある」ってこと。

自分に問うべきは、「何に気付くか?」というより、「何に気付いていないのか?」だってこと。

そんでそれを遠くから眺める守護天使、金星。

真正面ってのは一番よく見える位置であるけども、一番遠い場所でもある。5ハウスと11ハウスは対になるハウス。対照的な「場」を表しているよ。

我を忘れて「今」に自分を濃縮させる5ハウスと、「今」から離れて遠くから今を俯瞰してみる11ハウス。共通するのは、どちらも「時間の流れ」から自由になってるってこと。

11ハウスは「未来」なんだけど、過去の延長線上ではない未来。これ、ダイジなポイント。過去の延長線上にある未来は10ハウス。11ハウスはそれを裏切る。だから、過去から未来へと連続する「時間の流れ」には囚われちゃいないわけ。

5ハウスは過去がどうあろうと未来がどうあろうと「今」に全集中するからこそ、「時間の流れ」の外にある。夢中になるって遊んでいるときに、時間が永遠のようにも一瞬の用にも感じられるのは、「時間の流れ」から自由になっているから。

「時間の流れ」から自由になったそのフィールドに、全ての時間(永遠)が含まれているってのが矛盾しているようだけど。例えば量子物理学でも、時間の正体は「無」(過去・現在・未来は同時に存在している)だ…なんて表現もされてるわけで。

ああ、そうか!木星は「ゼロ・ポイント・フィールド」のことか

ゼロ・ポイント・フィールドの説明まで挟むと満月図リーディングが1本の記事じゃ終わらなくなるかもしれないんだけど、おもしろいから紹介させて。

ミクロのちんまい世界をどんどん追求していくと、原子とか陽子とか電子とか・・・なんかいろいろ分解することができるんだけど、究極の究極はなんぞや!!って導き出された(現段階の)結論が、ゼロ・ポイント・フィールドなんですって。

そのフィールドまで行くと、なんにもない。それが全ての源になる。つまりなんでもある

ズームアウトしていくと、なんにもないところから生まれたヒモ的なナニカがぶるんぶるん震えて(振動して)その響きあいから物質の素ができて、素が集まってくっついてモノが出来て、分子なり生物の細胞なり目の前のあーんなものやこーんなものになってるようだぞ、ってハナシ。

まるで仏教の「色即是空、空即是色」の世界観。

「なんにもない=すべてがある」のハナシをすると思い出すのがこの絵本。

めちゃんこかわいい。

ちなみに、ゼロ・ポイント・フィールドを紹介してる本でおすすめは田坂広志せんせいのこちら。

自身の科学研究者としての立場から、この「運気」というものの科学的根拠が存在するならば、それを明らかにしたいと考えており、本書においては、そうした視点からの「科学的仮説」についても紹介している。その一つが、「量子真空」と「ゼロ・ポイント・フィールド」の仮説である。

木星は意識からは見えない位置、時間の内部に入り込んだ(時間から自由になった)位置にある。そこは全ての素材が揃う市場。過去、現在、未来といった時間さえもすべて「情報」として記録されている場所。

11ハウスの金星は、ゼロ・ポイント・フィールドに保存されている「未来の記憶」のことだな。シンボルが守護天使ってのもシャレオツ。双子の守護天使ってところも「量子の二重性」をにおわせるひじょーにオモシロいポイントなんだわ。

未来の記憶を引っ張り出して人生(太陽)に取り込むことができるか。それもテーマになってくるのかな。ゼロ・ポイント・フィールドと未来の記憶についてもっと知りたいなら、変なスピ本よりもまずは田坂先生の本を読むべし!!(笑)

ただ、金星は月の死角に隠れちゃってるようで。月(心)が「雷雨を伴う嵐」にあるうちは、分厚い雲の向こうにある金星(未来の記憶)は見えませんな。

最近はマインドフルネスやらヨガやら瞑想やらいろいろ心を鎮める技法があるから、そういったのんで心の嵐を鎮めるのがイイね。波打つ水面では見えてこなかった金星の光が、見えるくらいに。

心のザワザワに「怒り」の成分を感じる人は、精神科医の名越康文先生の本がオススメ!怒りに振り回されない「心の技法」を身につけよう。

例え今の段階で「可能性」の市場も金星の「未来の記憶」もなんにも見えないにしても、それでも雲の向こうで天使が絶えず光の信号を送っていることを、過去と今の時間軸を超えた「新しい未来」から導こうとしていることを、心に留めておきたい。

天王星(脱皮のタイミングについて)

実際に時間軸を超えるチカラ、レボリューションの引き金を示すのは天王星。天王星はまだ「様子見」というか、ノーアスペクトでどこにも絡んでこないから今はまだ動く気配は無し。ひとまず嵐を耐える。

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未知の世界、未知の分野を表す9ハウスも静かなイメージで描かれてるし、そこにいる水星も受け身なシンボルだよねぇ。

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未来の縁に向かう流れであるドラゴンヘッドは、土星と冥王星からの重力波にあたって急降下してるし(笑)今は先を急ぐ時ではないですな。

それでもこの満月の嵐を抜けたら、暗雲は突き破られて金星が見えるはず。火星は雲をかき分けるチカラだな。どこにむかってるかわからなくても、とにかくひたすらに未来にむかって雲をかき分ける。

夜明けを求めて必死にじたばたしたくなるけど、してもしなくても夜は明けるもんだ。雲にむかって手を振り回してもいいんだけど、そんなことしなくても金星は向こう側にちゃんと光ってる。今は見えないだけで。

太陽(目を向ける方向について)

さてそんなじたばたしたくなる「我」本体、太陽はというと・・・

太陽「おたふくかぜの流行」

エネルギーが高まって、漏れ出しております。10ハウス、天に向かって。この先にある未来に向かって。

今はまだ、過去の延長線上の未来ではあるんだけど、このエネルギーを肥やしにして「新しい未来」の可能性は育つ。まだ「この世」には現れないだけ、種は準備されてると思うんだ。

生命の根源、月は足元に根を張ろうとしているし、生育力の太陽はまっすぐに天を目指している。この相反するチカラを内包するのが「生命力」の種なんだから。

太陽は地中に沈む種の中で芽生える「生まれたい」という強いチカラなのかも。満月は月と太陽の葛藤だから、葛藤が最大限高まることでエネルギーMAX、出力最大で何かを表現する(満月=結実、結果)のかもしれない。

海王星(あの世の影響力について)

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あの世のエネルギー海王星は5ハウスにおりますな。5ハウスは生み出す場、創造する場でもある。

海王星「降霊会を催す物質化した霊媒」

カタチなきものをカタチに宿す働き。霊の流れを辿ればそこに冥界の王、冥王星がある。

冥王星「滝の虹色に輝く霧の中で踊る自然霊」

無為自然から生まれる「エネルギー」としか言いようのない、カタチなきものの存在。それがカタチをもってわれわれの世界に現れる、そんな動きもある。

冥王星は「光子(フォトン)」のことを言ってるのかな。
フォトンってのは素粒子のこと。ゼロポイントフィールドから生まれた素粒子で、光の赤ちゃん。光の赤ちゃんが集まって、振動して、その響きがカタチを決めて、物質の素になる。

光の集まり、光の揺らぎ(振動)が私たちの宇宙の素、存在の素なんだ、っちゅう、なんともロマンあふるるハナシ。

そこに水星(観測者)が加わって、現象として「存在」が現れる。
観測することで挙動が決まるってのが、ミクロの世界の不気味で不思議でおもしろいポイント。

水星は9ハウス、未知の領域や高度な学問。抽象的な理論の世界ですな。まさにまさに。ミクロの世界はマクロの世界と「常識」が全く違う幽霊的な謎ルールが支配しているようで、それが海王星ぽいなぁ、と。

ミクロはミクロのルールだから、等身大の世界には適応できませんよ、ってのが通説だったんだけど・・・どうも「抜け道」があるんじゃないか?ってことで生命の秘密を追求する本!

命の秘密

空の広がりと大地の深さ
流れとなって、針の目をすり抜ける
命の秘密は空と大地を貫きあい、生命が誕生する
完璧な遭遇

SPRUCE / Tree Angel Oracleより抜粋

そしたらば、ようやく冒頭のカードのテーマが回収できるだろうか(笑)いきあたりばったりリーディングだったけど、なんとかたどり着いたぞ。

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天と地がひきあう満月のトキ。針の目ほどの小さな世界で起こっている不思議なチカラ。なにひとつ欠けていたら「今」はなかった。過去の全ても、未来の全ても、時間もモノも感覚も「今」この瞬間に生まれている、それが宇宙。

ブラックスプルースという樹木は生息可能な限界ギリギリの北ラインで育つらしい。あの世とこの世の境目だね。

フラワーエッセンスではホワイトスプルースとブラックスプルースの2種類があるみたい。フラワーエッセンスも「波動(根源にある情報)」に注目したグッズだから、今回の満月にあわせてデビューしてみてもイイね!

ホワイトエッセンスの波動は、「右脳と左脳の統合」がテーマ。
対立する要素のバランスをはかる、ってのが今回のテーマにぴったり。自分なりのバランスが、「完ぺきな遭遇」そして可能性の種である「生命の誕生」なんだと思う。

ブラックスプルースのエッセンスはAmazonで見つけらんなかったんだけど、こっちはまた別のテーマで「自然の叡智」だそうです。上のカードのSPRUCEはこっちの雰囲気があるね。

そんなこんなで、満月図リーディング。いや、占星術じゃねぇよって突っ込まれそうだけど、私は大好きな本が紹介できて満足したからここで終わる。

開運ポイント☆とか、ラッキーアクション☆とか、トキの流れを読むよ☆ってな内容になってなくてメンゴ。それでも最後まで読みきった変態…じゃなかった、強者に拍手!!!(ありがとう♡)


もりもり書くエネルギー(''◇'')ゞ燃料投入ありがとうございます!!