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敬意をもってひとに接する、は大切

雪のちらつく東京よりこんにちは。

がんのことばかり書きたくない、と前回書いたのに、今日は放射線療法を始めてからの思いごとです。まだ治療は始まって数日なのですが、身体というより気持ちがつらくて、いい大人ですが毎回泣いてます。
記録しておきたいので、できるだけオブラートに包まず正直な気持ちを書いておきたい。

世のメンズの皆さま、ごめんなさい。わたしは男性に苦手意識があります。過去に何かあったわけではなく、男性と結婚しましたが、初対面の知らない異性は今もちょっと怖くて構えてしまう。
放射線療法についても、あんまり予備知識を入れずにほぼ病院の説明だけで受け始めているのですが、わたしの行っている病院は放射線技師は男性ばかり。後から知人に聞きましたが、女性のなり手が多いわけではないようですね。

もちろん、技師が患者のわたしの身体を性的な目で見ることはないであろうし、実際何かされたわけではありません。治療してもらってるのだから、そもそもこんなこと思うべきじゃないのかもしれない。
でも、頭でわかっても感情は別です。知らない男性に毎日機械的に上半身をはだけられ、傷になったことで自分でも好意的には受け止められなくなってしまった身体を、治療上仕方がないとはいえまじまじと見られることの屈辱感たるや。正直こんなにメンタルに打撃を受けるとは思いませんでした。

屈辱感を感じてしまうのは、他人に見られることが嫌だ、怖いということもそうなのですが、敬意がまったく感じられないから、というのもあるのかなと思っています。
数日前から2、3度会った程度、まだ関係性の構築ができているわけではないし、と言い聞かせていましたが、それを理由にしてはいけない気もします。もしわたしたちが技師と患者ではなくビジネスパートナーだったら、相手に敬意を払えない、はどう考えても失策です。自分に敬意を払ってくれない相手と、関係を築きたいと思うはずもないのです。

これはどんな病院(=組織)に通っているか、でまったく違うのかもしれないな、と思います。組織風土というか。ありますよね、そういうの。学校でも会社でも。人が多く集まり働く(労働に限らず)組織では、それぞれカラーが出て当然なのですから。
わたしの行っている病院は全体的に、業務はこなすけど親切ではない、というふうに感じます。病院はただでさえコロナ禍で大変だから、心の余裕を求めること自体が間違っているのかもしれないし、こんなふうにクレーマーになりたくはなかったけれど…
でも、よく知らない他人の身体に触れるのだからこそ、そこにリスペクトがないのは悲しいなと思います。今は毎回失神していたいと思うくらい治療が嫌。

あと20数日通わなくてはならないので、今日看護師さん(技師さんじゃなくて)にお伝えしました。明日以降は少しでも嫌な思いをせずに治療が受けられるといいです。

こんなところまで読んでくださった優しいあなたと、今日も治療を頑張ったわたしに、良いことがある今週でありますように。
寒波に負けず、暖かく過ごしましょう!

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