「アフター・ヤン」を観たよ
最近寒くなってきましたね。
個人的には暑いより寒い方が好きなので、非常に機嫌が良いです。冷え性だけどね。
さて、今回は「アフター・ヤン」を観たので、そのお話をさせてください。
2022年公開、アメリカの映画です。
映画館で観てきましたよ〜。
ざっくりあらすじ
茶葉店を営むジェイクと、キャリアウーマンのカイアの夫婦には、ミカという中国人の養女がいました。
そして、ミカを世話する「テクノ」と呼ばれる人型ロボットのヤン。
ヤンはジェイクたち家族の一員として共に過ごしていましたが、ある日突然動かなくなってしまいます。
ジェイクはヤンをなんとか修理しようと、色んな店に彼を運んでいきます。しかしなかなか修理してくれる所はありませんでした。
そんな中、ヤンの中に一日につき数秒間だけ動画を撮れるパーツが組み込まれていることが発覚します。それはほかのテクノには無い、非常に珍しいものでした。
ヤンの体はテクノの歴史を展示している博物館に渡り、ジェイクはそこの責任者から提案されます。
「ヤンのメモリと体を展示する代わりに、多額の金額を渡す」
うろ覚えだからちょっと違うかもしれん(笑)
しかし、展示をする前にまず、ヤンのメモリをジェイクに確認してほしいとのこと。
彼はメモリの中にヤンを救う手がかりがあるかもしれないと思い、ヤンの中で録画された動画を見ていくのでした。
メモリを見始めたジェイクが最初に見たのは、正体不明の謎の女性。ヤンとはどういった関係なのでしょうか。
おすすめできる人、できない人
この映画をおすすめできる人
・静かな流れの映画が好き
・ハラハラドキドキの話は苦手
・じわじわ来る感動を味わいたい
・画面外の出来事を想像するのが好き
おすすめできない人
・起承転結のメリハリがしっかりしてる映画が好き
・暗い感じの映画が苦手
・ヒューマンドラマは物足りない
・疑問の答えがハッキリしてる方がいいと思う
こんな感じかな。
あと、全体的に役者たちの演技を遠目から見てる感じの画面が続きますし、人物が声を張り上げる事もほぼないので、人によっては寝てしまうかもしれない。
実は私もちょっとやばかった。
個人的には面白かったのですが、謎にリラックスしてしまって、まぶたが意識をシャットアウトしそうになる時があった(笑)
ジェイクがお茶を入れてるシーンや、ヤンのメモリチップらしき小さな部品を持ってるシーンなど、ほかの映画だったら手元をもっと近くで写してただろうな〜って所でも、カメラは遠くから撮ってます。
定点カメラで撮ってるみたいな映画。
感想
近未来の世界なんですが、わりと現実味がある。
なんかガチで近い将来実現しそうな感じ。
「この後どうなったの?」「これどうしてこうなった?」といった部分を(多分)意図的に描いていないようでして、観ながら色々と想像するのが楽しかったです。
ストーリーも緩急が無くて、最初から最後までずっとフラットなままで終わります。
ジェイクを初めとする登場人物の心情を細かく演出するような撮り方も少なく、そのほとんどが役者たちの目の動きなどの演技で表されています。
見ていて激しく心が動かされる様なことはありませんでしたが、じわじわと、優しく心が満たされていくような心地の良い雰囲気の映画です。
おそらく好き嫌いは結構分かれるかもしれないとは思いました。
近くの席の老夫婦は「退屈だった」とまで言ってた_(:3 」∠)_
少なくとも私には刺さったなぁ。
涙が止まらんくて最終的にマスク取り替えた位には感動した。
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