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大脳辺縁系と占星術における月との関係性の考察2

(この記事は、2022年7月8日にブログ掲載したものをnoteに転載します。)

前回の続きのお話です。

幼少期、月の発達年齢域ゼロ歳~7歳頃に、大脳辺縁系が傷つく経験をした場合、その後の人生に大きな影響が出るのでは?という話でしたが、どう影響が出るかと申しますと、

「周囲(いわゆる常識と呼ばれるもの)に影響される・流される」

ということではないか、と思います。月の発達年齢域0~7歳(個人的見解では小学校高学年まで含んでみています)に、脳の深部で恐怖心を覚えたのです。ですからその後の人生、守りで動くということです。

自分の意志ではなく、何となく世間の一般常識に沿って進学したとか(この場合は高偏差値の学校へ行くこと等)、あるいは世間体の良い企業に就職したとか、延々とそういう人生を送るようになると考察します。別にその方の人生ですから否定はしないですが、占星術的には勿体無いなあ、と思います。

また、幼少期に大脳辺縁系が深く傷ついた経験をなされた方は、大変残念ながら、パワハラやDV等をどうしても受けやすくなってしまう気がします。加害者のサイコパス体質は苛める対象を見極めるのが異様に上手く、このような人の純粋な善意から出た行動を簡単に踏みにじって悦に入る性質を持っている(しかも罪悪感はゼロ)と思いますので。


では、大脳辺縁系と月の関係性がある程度正しいと仮定した場合、月の占星術で、この状況を改善することは可能なのでしょうか?

答え→イエス

になります。

でも、月の占星術と同時にやるべきことがあって、それはあなたのホロスコープ上にある月を徹底的に癒すことが必要なのです。

いわゆるスピリチュアル系の言うインナーチャイルド癒しと同義だと思って頂いて結構です。

「インナーチャイルドを癒す〇〇ワーク」とかSNSにも沢山ありますが、そういうのに引っかかるとお金を搾り取られるだけ。ご自分でやる方法は沢山あります。もしかするとこれをお読みの皆さんの方が色々とご存知かもしれませんね。

口を酸っぱくして言いたいのは、訳の分からない団体やら個人に、特に今の時点で個人情報や金銭の受け渡しなんかもしない方が良いかもよ?と思います。どこでどう使われるか分かったものではない世の中ですからね。


<月理論について一言>

さて、少し前に流行った月理論についてですが、これは思う所が色々とあります。

月理論は占星術界のドンであるマドモアゼル愛氏が提唱していますが、やはりこの理論は危険な匂いがします。

というのも、まず「斬って捨てる」口調が乱暴に思えるのですよ。ホロスコープの月が癒されていない状況で、傷口に塩を塗っておいて、加藤諦三氏の「それを認めれば必ず道は拓けます」よろしく、これってつまり、「月を認めなければ道は拓けません」と言っている(ように聞こえる)。

言っていることが仮に正論であっても、また、正論であればある程、疲弊した人を更に窮地に追い込むことだってあると思うのです。これ、認める人が良い人とか、そんな風にも全然思えません。思うより人間って弱い生き物なのですから。

また、私個人は宇宙と人間はリンクしていると強く思っていますから、月が出て来てから人間が苦しむようになった、という理論にも首を傾げます。場合によっては、人生をかけて研究に捧げたガリレオ・ガリレイや、タヴィンチ、あまたの偉大な人物たちを敵に回すと思うのです。

母なる月(占星術では月を父親とみなすこともある)があってこそ、私達地球上の生き物、人間や動物、植物が生かされているという風には考えられないのでしょうか。

そういったことは考慮せず、やれ月を爆破すれば人類はラクになる、これ(月理論)が認められない占星術師は心理的に問題を抱えている、などと過去仰っていたので、無名の私も仕方なくこのブログで、世界史を学んだ方が良いかもよ?などと吐いている一面もあるのです。

また、この月理論を理解した!という一部の人達が、人を見下す思考(思想)に走らないとも限りません。「月理論を認めるの、自分は本当に辛かったけど認めることができた。で、何?へえ、あなたは認められないって訳?」みたいになってしまったら本末転倒です。そういうこと、なければ良いですが。

また、最近時間がある時はずっと紫微斗数の勉強をしていますが、紫微斗数には「」というのがありまして、字を読むだけでその場から一刻も立ち去りたい気分になりますが、「忌」にも吉と凶があるという考え方に大変救われる思いがしました。

必ず物事には陰陽がありますから、「月が忌でありそれを認めないと道は拓けない!」なんていうこともないはずです。

勿論、月は冷たく、凶の作用が多いのは納得しますが、でも月の及ぼす吉の作用も絶対にあるはずなのです。

今回は述べませんが、紫微斗数の太陰星(紫微斗数は虚星なので空に浮かぶ月とは違う)も考察に入れると面白い気がします。(時間が有ったら書きます♪)



ということで、私の考察は以上になります。まずは大脳辺縁系とリンクする占星術上の月を癒していきましょうね。頭の中でイメージするだけでも、発動する気がします。



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