∀ガンダム11話感想

 冒頭、前回の振り返りなんですが、ロランの語りは神視点じゃないので、ディアナ様をキエルと思い込んだ語りになってるのがジワジワくる。

 早朝、ディアナ様は自然を満喫。ロランと歓談してと、入れ替わりを満喫してます。

 場面はグエンに。ミハエル(ミリシャの偉い人)と話す。ミハエルが不満を伝えると、グエンはそれで有利に交渉できると言うが、ミハエルは軍隊はカードではなく生き物だと言う。まあ、ミリシャは蛮族ムーブをしているんですけど、グエンが軍隊をカードの様に思っているのも確か。

 最初の方の交渉時にグエンは自分の命を懸けたりしていますが、他人の命もホイホイ扱い過ぎてるのが問題なのはそうなんです。いや、まあ、そうでも無きゃ領主なんてやってられない部分は有るんでしょうけど。

 ロランはマウンテンサイクルの発掘の手伝いに。ジョセフがやたらロランに突っかかる。機械の事なら自分が一番だと思っていた所に、ムーンレイスのロランが来ちゃった訳だから面白くないんですね。

 コレンが一気にケリを付けようと言い出す。フィルは当然駄目だと言うが、コレンは本国では増援が用意されていると言う。

 フィルはディアナ様はそんな事していないと反論するが、コレンはそのディアナ様が手こずってるから増援が用意されていると言う。

 穏健派の代表アグリッパがその首謀者らしい。新しい人が出てきた。穏健派なのに増援とは。穏健派なのは表向きってだけなのか、何か事情が有るのか。

 場面は入れ替わったキエルに。ハリーとミランは、今後の方針について話している。

 ミランの言ってる事は間違っちゃいないが、グエンと同じく帰還民達をカードとして見ている様に感じる。女王がトップだし、月って階級社会なんですかね。

 入れ替わったキエルに対して、何かしらの違和感を感じ取っているハリー。

 再び場面はマウンテンサイクルへ。ロランはシールドを発掘。シドと話す。シドは大量入植は認められない。月と対等になるには機械人形がもっといると言う。ムーンレイスとの共存は拒否しないけど、武力が圧倒的に勝ってる人らが大量に来るのはそらいやですよね。

 ミハエルは再び勝手に攻め込む事に。まあ、軍隊は生き物って言ってる様に、兵隊のガス抜きもやらにゃならんのだろうけど、第三者の視点で見ると蛮族なんですよね。

 視点はキースとフランに。MSを売った事を報告。フランが難色を示すが、キースは金が必要だった、攻めるなら攻めろと言う。キースには清涼剤として、頑張っていただきたい。

 そうしているとミリシャの攻撃が始まる。後半へ。

 ミリシャの攻撃に対応するムーンレイス。部隊は動かさずにコレンに対処させる。コレンは部隊じゃなく、個人だと。地球と戦争したところで負ける事はないけど、民間人を手にかけるのは不味いからコレンにやらさせると。

 ミリシャが勝手に攻め込んだのと、コレンが市街戦仕掛けてきたのに切れ散らかすグエン。ミリシャは蛮族なんですけど、グエンもミリシャをカードとして扱ってきたから自業自得では有る。

 ミリシャの飛行機部隊が爆撃に。飛行機ではなく爆弾を打ち落とすハリー。

 キースが売った機械人形も攻め込んでくる。シンドイわ、これ。

 ソレイユ(ディアナ様の旗艦)は撤退する事に。対空装備が無いので、飛ばれるとミリシャの機械人形では手が出せません。

 その頃コレンは元気に町を破壊して回っていました。逃げ出すグエン。汚い金持ちみたいなムーブを繰り出すが、イングレッサはお終いだからここの金に価値はねーよと一蹴される。まあ、自業自得では有るけど、ミリシャの蛮族ぶりを思うとお辛いものが有る。

 紙幣が紙切れになった事にキースもショックを受ける。フラットを売った結果でも有るので、因果応報っちゃそうなんですけど、キースには強く生きて欲しい。

 ミランやフィルが話していると、コレンがガンダム原理主義者みたいな事言い出した。

 ロランにも出動命令が出る。ディアナ様も直談判に向かう事に。ボロだして言いつくろうの可愛いけど、そんな場合じゃないんだよなあ。

 マウンテンサイクルの調査していたムーンレイス達に、爆撃するからと撤退命令が。こっちも直談判に。急にギャグ入ってくるよなターンエー。

 髭は無視して、マウンテンサイクルを潰せと言うフィル。しかし、ポゥが調査の必要が有ると言う。「どうかしてるよ」とも言うが、ビームぶっ放したお前には言われたくないと思うぞ。

 マウンテンサイクルを焼くフィル。町でガンダム原理主義者みたいな事を言うコレン。地獄絵図みたいだ。11話終わり。

 なんだか全方位にシンドイ回です。グエンにしろキースにしろ、自業自得な面は有るんですが、それでもお辛い物が有る。

 フィルというかミリシャもなんですが、現場はカードとして扱われたら不満が出るのは当然なんですよね。だからって、どっちも報連相できない組織過ぎますが。

 コレンが部隊ではなく個人として町を壊すのは、切り捨てられるカードとして扱われていてシンドイんですが、本人がガンダム原理主義者みたいな事言い出すから、絵面が地獄です。

 そんなお辛い展開からギャグ描写突っ込んでくるから、温度差が激しくて感情が追い付かない部分も有ります。まあ、見ていて飽きないんですが。次回も期待。

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