うたプリRL感想 Sクラス編

感想文第2弾です。中身があるようで特にありません。
前作Aクラスは下の記事から。

⚠️いつもの注意書き
・2022年4月末〜7月にかけて1周目をプレイした当時のツイート掘り起こし+度々読み返した際の感想を元にしています。攻略から1年も経っているので新鮮さはミリもないです。
・読み返しの際にはアニメ3期までやスタツア、現在攻略中のAASSも含まれるので色々とごちゃ混ぜになっています。
・長くなりそうなのでクラス別で分けています。(Aクラス→Sクラス→セシルくん+全体の話)
・ヒロインのデフォルト名が普通に出ます。別界隈の話も出ます。

各ルートネタバレを含みます。ゲーム履修予定の方はご注意ください!

今回の攻略順は公式通りのトキヤ→レン→翔くんです。

そしてトキヤに対する割と容赦ないツッコミ(当社比)が発生しているので苦手な方はご注意ください。目次を作成しているので、もし苦手な方は飛ばしてお読みください。


トキヤルート

◎恋は理屈なんかじゃないんだよ

翔くんを1番最後と決めていた以上、トキヤかレンの2択になり、選ばれたのはトキヤでした。(某お茶のCM)
過去ツイートひっくり返してみても、ぶっちぎりでトキヤに対して「こいつは大丈夫か」しか言ってない私。半分くらいキレている。
いや彼は王子様なんだよ、Aクラスの面々や、レンが中々歩み寄らずにギリギリまでやきもきさせていたりしたのを考えると、翔くんに続く『ちゃんとした王子様』なんだ。春ちゃんの夢も自分の夢も恋も諦めない、『何をすることが最善なのか』しっかりわかっている。同室ライバルの音也くんが音也くんなだけにマトモそうに思えるけど、実はトキヤも割とぶっ飛んでいると私は思う。
それは他と比べるとどうしても『恋をした過程』分かりにくい上にたまにどうしてか斜め上にカッ飛んでいくからだ。

序盤は「あなたはただわたしに合う曲を作ればいいんです」と、半ば強制的にペアを組まされた相手である春歌ちゃんに対してあまりにも冷たい。第一印象がトキヤにとってよろしくなかったとはいえもうちょっと愛想良くしても良かったと思う。もう1人のクラスメイトは家来募集から始まったとはいえまだ距離感近かったのに。
ただ彼の場合は、体育祭明けの「おはやっほーニュース」収録あたりから少しずつ、ほんの少しずつ軟化し始める。早乙女のミッションで傷だらけになりながら春ちゃんを助け出そうとしたり、『HAYATO』として春ちゃん→トキヤの思いを確認しようとしたり。HAYATOのフリをするシーン、あの天然鈍感な春ちゃんにすらバレかけているところにトキヤの爪の甘さというか、不器用さが現れてるなって思う。そして学園祭でのHAYAYOバレからの展開にとてもとても「トキヤらしさ」が詰まっている。

一ノ瀬トキヤ、恋愛を理屈で捉えようとするからおもしろい 相方を見習え

トキ春botを見た時のツイート

大恋愛エンドメモリアルにて春歌不足を理論ぽく話しているのがおもしろおかしくてだいすき。12月、クリスマスパーティーで一目惚れ理論を話すのもおもしろおかしい。なお他のプリンスたちは一切そんな話はしてない。トキヤルートハイライトに選ぶならまさにここ。
校則を破れば今後一切芸能界で生きていけなくなり、お互いの夢を叶えることすら出来なくなると関係性をリセットするのは流石だと思うけど…ね…?なおその後の展開は察するべし
実際彼のプロフィール文にはこう書かれているんですが、それをここまで反映させられてしまうとは。

いつでも冷静な理論派。
理論派なあまり、発言が嫌みに聞こえてしまい、
誤解されてしまうことも。
性格は歌にもあらわれていて、
彼の歌う歌はピッチもリズムも完璧。
だが、全ては彼自身の努力の結果である。

https://www.utapri.com/game/repeat_love/chara/?ch=tokiya より

そうだね、理論派だね…理論派……?(頭抱え)
トキヤのいいところは、ST☆RISHの中でも抜群の冷静さをもっているところと一貫した『王子様』だと思います。冷静で真面目が故に女装回でトンチンカンになってしまうところも、冷静さに隠された情熱を持っているところも。だからこそ大恋愛エンドを迎えた時のメモリアルが振り切れてきて頭を抱えたくなる(私の場合)。純粋無垢な春ちゃんを困らせるんじゃありませんよ、ほんとに。七海春歌じゃなかったら許してもらえない。流石バースデーソングでただ1人熱を燻らせた夏生まれの男は違うな……。

一方の友情エンドはいい感じに仕事&恋のライバルしてておもしろい。ナチュラル無自覚横恋慕と理想のアイドル具現化音也にトキヤの嫉妬はどこまで耐えられるのか…!?していて好きです。

これは余談ですが、トキヤソロアルバムのカップリングである時のジュエル、シャニライで初めて聴いてその歌詞を見たときに『ほんとに、ほんとにさあ…!!!!!!』って思いながら譜面を叩きました。Debutの曲、『My Little Little Girl』がめちゃくちゃ楽しみです。


レンルート

◎色男の本気の恋

長髪フェミニスト男子がうっかり本気の恋に落ちる様、めちゃくちゃ良くないですか?
つまり何が言いたいのかというと、想定外すぎて全ルートの中でも上位に入る良エンドだったということです。最推し以外でよかったのは?と聞かれたら私は間違いなくレンくんを選ぶ。それくらいにレンルートはよかった。物語として最高。
今までの4人が割とトンデモ展開だったが故に、惹かれあっていく様子がちゃんとしていて本当に…よかったなって……(先に攻略した4人を横目に見て)

それはさておき、序盤は本当に酷い男である。練習には来ないし女の子と遊んでるし練習には来ない(2回目)。アイドルとしても人としてもどうかと思う。
すでに女の子のファンが多いレンは、自己紹介の際に倒れた春ちゃんを利用する形でペアを組むんですけど春ちゃんの気持ちを利用して(2回目)練習に来ない。「オレは本気じゃないから、君の夢が叶う程度にはやるよ」「オレがいいと思えるくらいの曲を作ってくれたら歌ってあげるよ」のスタンス。聖川さまに触発され(なお当人は少しも煽っていない)本気を出したりはするものの、基本的にはやらない。元々アイドルになる気もなかったとはいえ割と最低な男である。
春ちゃんと出来る限り関わらないようにしている理由も分からんでもない。女の子関係の無駄なトラブルは起こさない方が春ちゃんのためでもある。それでも最初の頃の扱いはダントツに可哀想だった。飴と鞭の落差が本当にひどかった。メモリアルやバクステエピを読まないと報われないにも程がある。
そもそも他のルートには珍しく春ちゃんの方が『一目惚れ』をしていて、「この人の歌を作りたい、輝かせてアイドルになって欲しい!!」と
春ちゃんはわりと行動的。「HAYATO様の曲を作りたい!!」という夢から完全にシフトしている。体育祭、夏休み、学園長からのミッション、学園祭を経てレンも少しずつ春ちゃんに惹かれていくも線は上手く交わらず、なんと12月のクリスマスパーティまで続いていく。たった2人のクリスマスパーティーはあまりにもかわいい。そして苦しい。物語は基本的に春ちゃん視点で進んでいくのでレンの心情はメモリアルからではないとわからないんですけど、11月で春ちゃんを本気で好きになり始めたけど自分のことで彼女の夢を諦めさせたくない思いと『今まで手の自分』の狭間に揺れるところが少し透けてみえるのが好きです。

そして想いを交わし合った2人は他のプリンスと同じように……かと思いきや「厳しい」部分はなんと3月の卒業オーディションまで続く。
元々レンがアイドル志望ではなかったこともあり、「愚弟に折角の貴方の才能を殺してしまうのは勿体無い(意訳)」と、レンの兄の計らいにより元々は12月時点でアメリカ留学に行く予定だった春ちゃん。
それを留学前日のクリスマスパーティーで打ち明けたことで「兄貴のいうことなんか聞かなくていい(意訳)」レンに引き止められ、留学はキャンセル。そこから大恋愛(恋愛)エンドに向かってく流れも本当に苦しいけれど良かったのでぜひ頑張って読んで欲しいです。ちなみにお兄さんは悪くなくてめちゃくちゃいい人です。
大恋愛エンドのスチルはとても大人で愛の伝道師に恥じない感じですが、メモリアルで明かされる裏話と大恋愛エンド後の様子はただただ2人がピュアなのでこちらもぜひよろしくお願いします。

友情エンドは聖川さまがレン春の2人を見守る感じに。元々のらりくらりと春ちゃんから向き合わず逃げ続けていたレンに対して『兄属性』を発揮していて、聖川さま√と逆の立場に……。レン√の場合、聖川様はレンの想いを察せられない状態で春ちゃんの肩を持っていて、最後の方にようやく気づくのでそこが違うんですけれど。
聖川さま√の友情エンドをやるとさらに解像度が上がると思うので合わせてやってみてください(宣伝)


翔くんルート

◎君がいちばんの男前王子様!

そんなわけで(?)Sクラス、ラストは待望の推しです。文章量が多いかもしれない。
翔くんルート、ピュアな少女漫画を読んでいる雰囲気で1番好き。全編通して安心感しかない。
もちろんうたプリワールドが全開な回でもあるんだけど、クラスメイト2人からは考えられないくらいの順調さ。他の5人と比べると、少女漫画のような安心感。翔くんルートはコミカライズかノベライズ版欲しいです。
1番最初の出会いは入学式前、桜の木に引っかかった帽子を取ろうとする翔くんを中学生だと勘違いした春ちゃんが手助けしたところから。そして偶然同じクラスになり、「ケン王」に憧れる翔くんが入学式の日に「家来を募集」し、そこに春ちゃんが立候補するところから物語は始まります。出だしからかわいい。「王子と家来」といっても、王子が家来の手を引っ張りながら進んでいくような、支え合うかわいらしい関係性。日向先生も「そんなノリで一生コンビを組むパートナーを決めてもいいのか?」と心配されるものの、トキヤとレンとは逆にすんなりとペアを組むことに。

途中でブラコンな双子の弟の薫くんが現れたり、女装した姿でのモデル活動が活発になるハプニング(???)があったものの、他のクラスメイトと比べると、2人はかなり順調に関係性を深めていく。兄属性で面倒見も良い翔くんと、天然でどこか抜けているけど真面目な春ちゃん。かわいい。
そんな2人でも、他のプリンスたち同様、10月の学園祭で大きな転機を迎えることになる。音也や那月は想いを自覚して告白めいたことをしてしまい、御曹司組は想いを自覚した結果距離間に悩み。翔くんはというと、トキヤ同様に隠し通そうとしていた自分の秘密を春ちゃんに打ち明けることとなる。覚悟を決めて話をしていたトキヤとは違い、かなり不本意な形で。
いつかは明かさないといけなかったこと。でも出来る限り隠し通したかったこと。
そしてその後「恋人のふり」を経て、とうとうお互いの想いを自覚してしまう。自覚する前からかなり距離感が近く、「恋人のふり」をしなければいけなくなった11月頃には本人たちは全く自覚していないのに周りにはバレバレという状況。メモリアルでは日向先生に「ここが普通の学校なら、お前たちを応援してやったのに」とまで言われる始末。そして迎えたクリスマスパーティー。翔くんの今後(体調)も考えて恋心を封印しようとする春ちゃんに対しての翔くんのセリフが完璧な王子様。ソロ曲にも反映されているこのセリフは毎度スクショしてしまうくらいに大好き。
結果的に両想いであることが社長にバレるものの、翔くんは「オーディションで優勝すること」と「体を治すこと」を条件にお許しをもらう。『「成功率50%」の手術を受ける』という条件で。
費用も全額負担、まさに破格の条件。でも確実に病気は翔くんを蝕んでいて。無理をしないで欲しいと思う春ちゃんと後悔なく生きたいと無茶をする翔くんは少しずつすれ違ってしまう。

リピラブの翔くん√、自分の体が壊れてしまっても、死ぬことになっても春歌と夢を叶えたい、そばにいたいことがわかるとなんかもう本当に心が苦しい

おそらく2周目の2月やった時にのツイート

無理をしないで欲しい。翔くんが薫くんにも言われ続けた言葉。でもそれって、要は「安全牌を狙う」ってことだ。生きていくためにやりたいことを我慢してきた人生。どうせ死んでしまうなら後悔ない人生を、と生きている翔くんは他のプリンスより達観していて。だからこそこの2月のスチルのシーンがとても刺さって抜けない。言語化できないレベル。でも1番好きなスチル。

推し贔屓込みだけど全編通して全エンドが大好きな話でした。
大恋愛エンドに関しては、他のプリンスたちが順風満帆なアフターエピソードだったからこそ最後の最後までハラハラしっぱなしで、スチルを見た時は半分くらい泣いてました。なんで私はこんなエンドを見ていた????翔春ちゃんの未来がどうか幸せであって欲しい(なお作品次第では本当に事故に巻き込まれてしまった可能性も捨てきれないのが苦しい)
友情エンドはなっちゃんが見守り役。というよりかはどちらかというとお兄ちゃんしている翔くんがメイン。アフターエピでは告白しようとしている翔くんの元に、ちょうどいいタイミングで現れるなっちゃん。初デートを「2人は僕が守るんです!!」と影からこっそり(出来てないけど)見守るなっちゃんバクステがサイコー。友情エンドアフターエピのタイトルは「言えずのlove melody」、バクステは「頼れるボディーガード」。 これがちゃんとした友情エンドじゃなくてなんというのか。


Sクラスの話

Aクラスと比べると、この3人は「戦友」感が強いなって印象。そして年齢の割に「物分かりのいい」育ちをしているなって思う。翔くんは年相応なように見えてどこか割り切っているというか、大人っぽく冷静になれる時もあるのが特に。
Aクラスが三人四脚をして一緒にゴールを目指せるなら、メドレーリレーで優勝を取りに行くのが似合う、みたいな。
1番年齢が下の翔くんが弟扱いされがちなように見えて、実際はかなり大人な思考をしているし、トキヤとレンは割と勝負事にムキになる瞬間があったりするところとかが、Aクラスにはない良さ。
あとAクラス面々はそれぞれが抱えていた問題に対してかなり親身になって踏み込んでいるのに対して、Sクラス面々はちょうどいいラインから離れないし踏み込まない。「本人たちが1番理解している」からこその絶妙な距離感。

そしていちばん面白いなと感じたのがAクラス同室に対するコンプレックスの強さ。
翔くんは「こいつ腹立つ!でもこいつもたくさん苦労したんだろうし放っておけない!」みたいな、どちらかというと対等な友人ベースでのライバル意識だなあと思うんですけど他2人は根が深い。レンはともかくトキヤに至っては「目の前に自分が演じているキャラを体現した人がいる」ので勝手にコンプレックス刺激されてる。それがスタツアアンコールみたいに進化してるとそりゃオタクは喜ぶわけですよ……

次はセシルくんの予定です〜
ここまでお読みいただきありがとうございました!

※誤字脱字などは発見次第適宜修正しております感想とプレゼンがあればこちらまで!

いただいたサポートは活動に必要な機材などの購入に充てようと思っています!