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海外製か日本製か

DIYの歴史でいうと日本よりも海外の方が古くから根付いているのではないでしょうか
海外の方がDIYは身近なモノになっている気がします
そんな海外である意味バズッた製品が「自在錐」でした


少し前の話ではありますが

最近、自在錐の出荷が多いなぁ
なんでかなぁと思っていたら海の向こうで大人気になっていました
スターエムは国内だけでなく、世界30カ国のお客様にも製品をお届けしています
その時、自在錐大人気の火付け役となっていたのはたしかヨーロッパ在住の方のSNSでした

Circle Cutter
自在錐の英語名称は Circle Cutter といいます
これは自在錐が円盤状にカットできるからです
通常の木工ドリルは木材を削り取って穴をあけていきますが
自在錐は円盤状にくり抜いて穴をあけます
ホールソーも同じようにくり抜いていきますが
大きな違いはサイズ対応範囲です
例えばホールソーは30mmなら30mmしか対応できないのに対し
自在錐は1台で30mm~120mmまでの色んなサイズに対応できます
そんな自在錐を海外のユーザーさんがご自身が使っているところをSNSで紹介してくださったことから、驚くほどの反響があったのです
とても嬉しくありがたいことです

自在錐で加工すると円盤状にくり抜かれる


もったいなくもあり残念でもある

日本でも自在錐は多くの方にご愛用いただいています
しかしまだまだ「怖い」というお声も多くあります
そして類似品が多いというのも現状です
通販サイトでも「自在錐」で検索すると驚くほど様々な自在錐が出てきます
それもかなりお安い価格です
もちろんそれが悪いことだとは言いませんし、品質についてどうこういえる立場でもありません
ただそれがスターエムの自在錐だと思って購入されたユーザーさんが
評判良かったから買ったのにスターエムの自在錐ってこんなものなの?となってしまうこと
怖さしかなかったとなってしまうこと
その体験をしたユーザーさんが、自在錐を使わなくなってしまうことがもったいなくもあり残念でもあり悔しくもあるのです

スターエム製 No.36 自在錐


正しくつかうことと製品の品質

電動工具・自在錐の種類・材料
それぞれを適正に使用することが大切です
大きな穴をあけるには、電動工具もそれなりのパワーが必要です
電動工具には穴あけサイズの目安が記載されていると思います
例えば木工:21mmまでの穴あけに対応という電動工具を自在錐に使用するとパワーが足らず回転が止まってしまいます
ガガッと回転が止まった時に手を取られてケガをしたり、製品の破損につながることもあります
ドリルドライバなら18V以上でハンドル付のもの、電気ドリルであれば700W~850Wくらいのものが適正な電動工具となります

製品の品質
刃やセンタードリルの構造にもこだわりを持って、最適な状態で穴あけができるよう設計されています
スターエムの初代自在錐は1977年にフリードーナツとして発売されました
その後モデルチェンジを行っていますが、それはより快適に、よりスムーズに、より安全にお使いいただけるようにするためです
独自の技術と研鑽で製品はつくられています
確かに海外製に比べると日本製は高価かもしれません
でも使ってみるとその違いがわかっていただけるのではないかと思っています


木工ライフのお手伝い

海外で大人気となった自在錐
それは自在錐が良い製品だと認めていただけたからだと思います
日本でもより多くの人にご愛用いただけるようになると嬉しいです
それでもやはり自在錐が怖いという場合には、あんぜんカバーという製品もあります
カバーをつけることで怖さはぐんと少なくなり、安全・安心度も増します
適切な電動工具と正しい使い方、そして補助アイテムで木工の幅が広がり、より一層木工ライフを楽しんでいただけるお手伝いができれば幸いです