プレイリスト|2024.02



雫に恋して - indingo la End

この歌手に関しては有名曲も知らない、すごいにわかなのですが、少し前にこの曲を知って思い出したから聴いた感じです。ゲスの極み乙女とは違う、哀愁漂う歌詞と空気感と世界観が好きです。

片時も忘れずに
あなたを思い出しては
落ちる雫に恋して

歌詞を引用するときは歌詞を覚えていても絶対に歌詞を調べて打っていくのだけれど、この歌詞を読んだ時、恋している相手の泣いている姿が好きだったんじゃないかとふと思って。

人間、生きていく上で多少なりとも強がっているものだけれど、彼氏・彼女になればまた別の話で家族とはまた違う感覚で相手に心を許すことが出来て。家族すら見せられない「泣いている姿」を恋人関係にある自分だけに見せていることが主人公は嬉しくて、それを『落ちる雫に恋して』と表現したのだと思う。

雨が悩んで
私を避けて行くわ
雫がポツリと
落ちてもわかるように

この歌詞を引用しようと入力して「この歌詞の意味が分からない」と書こうとしたけれど、書いている最中に主人公は傘を差しているんじゃないかと思って。雨を避ける方法は傘を差すしかなくて、(もしかしたら違うかもしれないけれど、)泣くことで自分自身を守る表現(=傘)を表現しているなら。すごく繊細な歌詞だと思う。


ないものねだり - KANA-BOON

昔、MVを一回だけ見ただけなのに、サビのゆらゆらを繰り返すリズムと歌詞がバイト中に頭から離れなくなってしまった、少し思い出のある曲。あいみょんの楽曲のひとつに『ユラユラ』というものがあって「それじゃないんだよな…なんだっけ…」と数日考えて、私が普段聴かない歌手の曲かもしれないと思って歌手名を挙げていったらこの曲のことを思い出して。分かった時はめちゃくちゃスッキリした。

いつだってワガママばっかで 子供みたいね
君だってないものねだり 何が欲しいの?教えて
あっちを見たりそっちを見たり 美人が好きなのね
君だってさっきのカフェの 店員さんがタイプでしょ?答えて

さっきから聞いてないでしょ 私の話。
ねぇねぇ、聞いてよ そこのドーナツ屋来週オープンだって
あーあ、2人で行こうと思ってたのに
あーあ、連れてってやろうと思ってたのになぁ

たったこれだけの歌詞で男女それぞれの感情がしっかりと描かれてて、ゆらゆらと花が落ちる擬音語を使いながらふたりの気持ちを表しているところも含め、これ以上を越える歌詞はないんじゃないかと個人的に思う。


純情 - berry meet

YouTubeのオススメに出てきて、何気なく再生した曲。また大切な曲がひとつ増えました。

幸せだったな 忘れらんないや
君と生きれたら
僕は それ以上なんて要らなかったのに
今更だ もう失ってしまった
大切だなんて 分かってて
それでも守りきれなかった
僕ら 離れない未来もきっとあったろう

そりゃ
離れたくなんてなかった
でも
話し合い 向き合い 泣いてしまった
愛していたから分かってしまった
誰が悪いわけでもなかった
二人で出した 二人のための 答えが 別れだった

君にはもう会えない もう会えないんだよな
分かってる 分かってたって今でも僕は
あのまま二人でいられたら とか
想ってしまうけど

今君は幸せかい 幸せでいてね
どうか君に 寂しい夜なんて来ませんように
ありがとうね さよなら 忘れずにいるから
君がくれたのは きっと今の僕だよ
どうか ふたりが幸せでいられますように

きっと 愛し合っていた僕らは
何よりも綺麗だった

引用するのが全部と言えちゃうくらい、そのくらい、この曲はすべてが大切なもので。本当に、聴いた瞬間彼にこの曲を教えようか悩んだくらい、本当に大切なもの。私が思っていた言葉をすべて形にしてくれて。

すごく、すごく嬉しい。
彼も神様のいたずらでこの曲を知ったらな。私はそれだけで充分。


マーメイドラプソディー - SEKAI NO OWARI

上記の記事に書いてある通り。


先輩 - 乃紫

極に稀に見るTikTokで流れてくる前奏にも満たない乃紫さんの「先輩」のセリフが好きすぎて、曲名を調べてMV見たのがきっかけ。

個人的に、本当に個人的に先輩っていう存在に思い入れ(?)があって先輩っていうワード聞いただけで舞い上がるんですが、sumikaの『Amber』とはまた違う、大人の世界の話だなぁと聴いてて感じた。『Amber』も2つ年上の女上司なんだけど、持ってるのは純粋な「好き」って気持ちだけで、そこに交わりたいとかの下心はないと個人的には解釈してて。20歳(誕生日来たら21)だけど、大人の世界の恋愛に踏み込むのはまだ少し怖くて、まだ自分の大切な人が隣にいて欲しいっていう、どちらかと言うと愛に近いようなそんな恋愛をしたい。

関係ないけど「恋」なのに「愛」がついてくるのはなんでだろう。どっちかにして欲しい。


Jasmine - sumika

鼻を撫でる
スープの風
故郷(ふるさと)感じて
腹と心が望郷中

二番の始まりの歌詞の情景が好きで、ずっと聴いてた。

ケセララセラと
風に当たっても
守り続けた“I want to”

去年話題になった『ケセラセラ』、他に使われてる曲ないかなと思っていた時この曲を聴いて嬉しくなった。


WanteD! WanteD! - Mrs. GREEN APPLE

「月が綺麗だ」
幸せの形を

引用歌詞通り、「月が綺麗」という表現は「愛している」という意味で英語で言う「I love you」。でも本当にそれだけが幸せの形なのかと、もっと人間の数だけ存在してもいいんじゃないかという、そんな意味に私は聞こえる。

月が綺麗だねと隣であなたが微笑む

花鳥風月/SEKAI NO OWARI

月が綺麗の意味を調べていた時、ふとこの曲のフレーズを思い出した。

物語も何もない、ただ綺麗な言葉が綴られたこの曲。今まで私は「月が綺麗だね」と微笑むあなたの姿を忘れたくないのかと思っていたけれど、違う。貴女の事を愛していますと、そう言った言葉と姿を忘れたくないのだと気が付いた。やっぱり、この曲はどこまでも綺麗で、大好きだ。

「綺麗っていうのはそのままの意味で、例えるなら、それは夜空に現れる流れ星に似てる。それはどこの惑星の隕石なのか。その惑星がいつ生まれて、どうして存在しているのか。なんて周りの人は色んな憶測を立てるけど、そんな小難しい事は知らなくていい。ただそこに存在していて、観ている人が『綺麗』って思ってくれるなら僕はそれだけで充分だって思ってる」

 

ある冊子に掲載した作品の、主人公が後輩の女の子に呟いた言葉。私のオリジナル作品。

私自身、社会とか大人とか、そういう難しい事は知りたくないし聞きたくない。だからずっと文字通りの「綺麗」な姿で居たいけど、周りがそれを許してくれなくて。そういうことを上の引用のセリフとして物語と主人公を通して伝えてもらったけれど、それを端的に、最低限の言葉で表したのが『いつか綺麗な大人になれるかな』だったりする。今は無理でも、ふとした時に振り返った時に「綺麗になれてる」と思えればいい。

平手友梨奈さんが出てるMVと考察も好きなので、貼っておきます。


晴る - ヨルシカ

初めてこのMVを見た時、ヨルシカの中で上位に来る好きなMVだと思った。簡潔な描写しかないのにちゃんと物語が存在していて、それがすごくよかった。

『晴る』という曲名もドイツ語に直せばヒンメル、ヒンメルの意味は天国。それがすごく好きだと思った。歌詞が素晴らしいのは言わずもがな。




大切な曲に出逢えた月でした

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?