アンコール

「アンコール アンコール」 手拍子をつけながら 推しが再びステージに上がるのを待っている。

もう一回、もう一回、推しに会いたい。

チケット代にドリンク代500円かかっているんだからね?

ドリンク代なんて、500円もするのよ?
水の500mmのペットボトル一本の値段よ?

水の値段、激安スーパーで買えば20円くらいだろうか。

それが、生ビールと同じ値段だなんて、アルコール飲めないって本当に損。

でもいいの、推しに使うお金は、有益だから。

私の命の源、生きる意味、私の人生を大きく変えた者。
現代に生きる神、課金で会いに行ける神。

推しの好きそうなものを見つけると、プレゼントしたくなる。
黒猫、コーヒー、カレー、海月。

彼の好きなものはずっと、ずっと変わらない。
作品もずっとずっと色あせない。変わらない。

鮮やかな色彩で、描かれた心象風景。

少し泣き虫で、感受性が豊かで、サヨナラをした恋に、いまだ恋情を持っている。

いつか空っぽの僕の中から 嫌いな自分までいなくなったら。。
そして、君と会うまでは、僕は僕を嫌いでした。

そんな歌詞が並ぶ  

そして、そんな歌詞の中の君に嫉妬する。
こりゃ勝てないや。
と、ひとりごつ。

いや、神の恋愛相手に嫉妬も何もないんだけどさ。

好きなものは好きなんです
ずっと心の一番奥から大好きで大好きで

また会いたいな

課金して会いに行こう
ずっと行けなかった年末の集まりも、また参加しよう。
いつものメンバーで、誰が結婚しても、遠くに行っても、この日だけは集まろうねの約束、もう十年果たせてないけど。

まだ間に合うかな?

今年の年末は空けておくよ。
また、枯れない樹の下であいましょう

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