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Innovation

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世の中を楽しくする発想について紹介します。
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#アート

ありふれた体験がもたらすイノベーション:ポカリスエットの開発

前回の記事では、栗林隆氏の《元気炉》を例に、身体性(体験)に基づくアート思考により、美術…

日経ビジネススクールで「アート思考」入門講座 〜理論編〜 を開講します

この度、私が講師を務めさせていただく「アート思考」入門講座〜理論編〜を日経ビジネススクー…

価値創造の新視点:『オマケ』に潜む価値を見出す

ビジネスの世界では、常に新たな価値を創造することが求められています。しかし、その価値は必…

アーティストがイノベーションを加速させる:新たなプレーヤーとしての可能性

2024年6月29日、日本開発工学会の2024年研究発表大会が開催されました。本稿では、「Artistic …

未来を創る鍵:好奇心と突破力

現代社会において、ビジネスパーソンが未来を切り拓くために必要なこと。科学的探究と芸術的創…

科学と芸術の融合が未来を予見する

未来を予見することは、ビジネスにおいて重要なスキルです。しかし、単にデータに基づいた予測…

予期せぬ事態が引き起こす「ありえない」イノベーション

前回、商品開発をする際に、「あったらいいな」だけでなく、「ありえない」や「わからない」という要素を入れた方がイノベーティブになるという話をしました。しかし、「ありえない」ものを創り出すためには、どのようなプロセスが必要なのでしょうか。本記事では、アーティストの森村泰昌さんとAppleのiPhoneの事例を通じて、予期せぬ出来事と自分のテーマを化学反応させる重要性を探ります。 アーティストが示す創造の道: 森村泰昌のナポレオン作品 アーティストの森村泰昌さんは、美術史上の人

「ありえない」と「わからない」:イノベーションの扉を開ける鍵

現代のビジネスシーンにおいて、イノベーションは欠かせない要素です。多くの企業が顧客の「あ…

アート思考が変えた都市風景:ニューヨーク・ハイライン再生秘話

ニューヨークのマンハッタン西側に位置するハイラインは、かつての貨物列車の高架線路を、アー…

アーティスト、シアスター・ゲイツによるシカゴ再生の軌跡

シカゴの街角に新たな息吹を吹き込む、アーティスト、シアスター・ゲイツの活動を紹介します。…

補助線を描くことで見出された画期的新薬

前回、絵葉書を使ったワークで、「考える」と「想う」の違いと、アート思考が斬新な発想のため…

アート思考:斬新な発想の補助線を見出す

アート思考は、アーティストが世界を独特な視点で捉える能力に基づいています。彼らは型にはま…

『構想力・実行力養成講座』でイノベーション創出力を学ぶ

宣伝会議さんが制作しているオンライン講座「ベストセラーライブラリー」 ビジネス関連の書籍…

数学とアート思考が引き出す考え抜く力(ネガティブ・ケイパビリティ)

生成AIの進化により、人間のように創造的なものを作れるようになってきました。これは、とても便利なことですが、一方で、私たちにとっても問題を引き起こしています。それは、わからないことがあっても、すぐにAIに答えを求めてしまうことです。 この記事では、わからないことを自ら考えることは楽しく、さらにイノベーションにつながることを紹介したいと思います。 「ネガティブ・ケイパビリティ」 どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力のことを「ネガティブ・ケイパビリテ