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サントメ島:南部

空港で出会ったタクシー運転手のおじさんが、サントメの観光案内もしてくれるということでそのままお願いしツアー開始!!
金額は確か1日100ユーロとなかなかするなと思いつつ、英語を話せる人はかなり少ないとわかり、話せるこの人にお願いすることに。

朝から小雨だったけど、結局降ったりやんだり。明確な雨季と乾季の時期はよくわからなかったけど、今は雨季だったらしいです。
小さな島国といえど南部までは距離もそこそこでほぼ山道なので、サントメを朝8時に出発して戻ってきたらもう暗くなるくらいでした。

島の東側を海に沿って南下、いくつかの漁村を越えてだんだん山道に入っていくのですが、ドライバーさんオススメスポット(?)のひとつが早くも登場!

その名も…

サントメのウォッシングマシーン!!!

なんだそれはと思っていたら、川で女性たちが一斉に洗濯をしている光景が!!これは確かにすごい〜〜!!!

こんな雨でもやってるけど、河原に干してる衣類は乾くのだろうか!?
川までかなり歩いてくる人もいるみたいだけど、島国ゆえに水道代が結構高いらしく、川で洗濯すればタダだからみんな集まってくるらしいです。

続いて現れたのは、統治時代の建物。
プランテーション農園の病院だったそうです。
プランテーションでは、学校や病院、教会など必要な設備一式を作ってそこで暮らすような生活だったそうです。
西洋風の立派な建物ですが、年月が経ってなんとも言えない雰囲気…今は現地の方が住んだりしてそうでした。

また海側へ。火山でできた島ゆえの独特の地形!
写真に収まりきっていないですが、左側から入ってきた波が右側の岩で行き止まり飛沫を吹き上げるような地形になっていて、「地獄の口」って呼ばれているスポットなのだそうです。
この日はあまりうまく吹き上げていなかったので、口の部分の写真を撮らないまま移動してしまいました(笑)。

また次のスポットへ。絵本に出てきそうな木の枝に作られたブランコを通り過ぎると砂浜。晴れてたらキレイなんだろうな〜と思うのですが、あいにくの天気で人もほぼおらず。なのでまた次へ(ドライバーさん、全部のスポットに止まるかのような勢いでしょっちゅう車止めてくれました。笑)。

また山道に戻りしばらく走っていると………

突然現れた、奇岩。
ピコ・カングランデ!!!

これも火山の影響でできたものらしいです。
高さ600メートルちょっとあり、登山する人もいるみたいです…めっちゃ急斜面に見えますけどどうやって登るんだろうか…。
いやしかし雲をまとってとても厳かな雰囲気。日本では見られない不思議な景色だなぁとしみじみ。
ちなみに手前の深緑の一帯は、パームヤシのプランテーションだそうです。めちゃくちゃ広い…!!!びっくり!

さて、そんなこんなでまた車は進み…

ついに南の端に到達〜〜!!!
う、海の色が違うよ〜〜!!!

奥に見えるのがロラス島。ちょうど赤道上にある島なんです。
せっかくここまできたので島にも上陸してみることに!!

ボートでぶーーーんと約10分くらいだったでしょうか…到着!!!
村を抜けて、また山道を登り…

緑のトンネルを抜けると…

赤道碑がありました!!!
ここが地球の真ん中か〜〜!!!
初めて赤道上に立ちました。体重を測るとちょっと軽くなっていたはず(笑)
下には世界地図が描かれていて、地図上のこの島の場所に赤道碑が立っています。
こう見ると赤道上ってほとんど海ですね〜この小さな島がちょうど赤道上にあるって、すごいことなのかもしれない…!!
他にもこういう場所ってあるのかな?世界にはほかの赤道碑もあるのか、今度調べてみようかな♪

そんな大冒険の帰り道、車のタイヤがパンクしました(泣)。
するだろうな〜とずっと思ってたくらいのなかなかな、もはや道路ではない道(途中道ですらないところもあった)を走っていたのですが、やっぱりパンクすると不安になりますよね…
ジャングルのなかで車を降り、ドライバーさんのタイヤ交換を待ちましたが、これもアフリカあるある。だいたい替えタイヤを積んでいて慣れた手つきでパパッと交換。
あたし自身は去年のセネガル旅行で初めて、乗ってたタクシーのタイヤがパンクするという場面に遭遇しました…2回目ではまだ慣れない(泣)。
ガーナでうちの車のタイヤがパンクしたことないだけラッキーなのだと思うことにします。

そんなものすごいボコボコの道なのに、不思議と眠くなって気づいたら寝ちゃってました(笑)。
無事サントメのホテルに戻り、本日は終了!
次回は旅レポ最後の中央&北部の回です。

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