とある達人の独り言1・「神の座」への道。
ーどうしたんだ、ため息をついて。
「いや今度さ、『仕事』で八ヶ岳に行くことになってね…。」
ー八ヶ岳かー。いいところだよな。確か百名山の一角だろ。
「来月にちょっと用事があっていくことになるんだが
まさかこんな形で行くことになるとはね。」
ー八ヶ岳に縁でも?
「コーチングにハマっていた時代にゴール設定で
『日本百名山全部登る』なんてのをガチってた頃があってね…。」
ーそりゃまたなんで😆
「今の自分でもよくわからない。
『神の座を目指す』というのがあったんだろうな。」
ー神の座って、ゴールが実に♐️らしいよな。
「結局富士山以外は、1泊以上要する山には登らなかったな。
とにかく簡単な山から登って、そこからハードル上げていって
難しい山を攻略しようとした。
富士山、剣山、筑波山、伊吹山、雲取山、大山、赤岳。
最後に登った赤岳で雪山の恐ろしさを知ってからは山登りをやめた。
で、百名山めぐりはここで終わった。」
ーそれでも100のうち7つは行けたのは良かったんじゃないのか。
「山登りはもう手放したと思ったのに不思議なもんだね。
『用事』は山登りじゃないんだけど。」
ー経験値もないのによく山登り行ったよな。
「『左回り』の人生だったから、ゴール設定に誤りも多かったんだよ。
ゴールがどこにあるかわかんないからどこに行っていいかわからなくてね。
おかげさまでアデプトになったり、ヒーリング受けたりして
今は『右回り』に是正してもらったから何とか戻せたけど
当時は無作為な『左回り』の行動が多くて
山登った時もその時代の一環なんだ。」
ー『左回り』の人生だと、人生設計そのものが辛いよな。
「そうなんだよな。正直余計な旅行とか余計な美食や暴飲暴食で
余計な時間とお金を使わなかったら
もっとこのパスに早く来れたんじゃないかって時折今でも思うんだ。
人生に『タラレバ』は厳禁だと思うけど
あの時にユニバーサル・カバラとか受けてたらだいぶ違ったよな。
今、こうしてかつての遅れを取り戻そうとしているのだから感慨深いよ。」
ー『本当のこと』なんて誰も教えてくれないからな。やむを得ないだろう。
「食でも何でもそうだけど『本当のこと』を知るのは大事だよな。
それがアデプトであったりカバラの教えであったりする。
自己実現のために必要なこと、不要なことが
『本当のこと』を知ることで得られるからね。」
ー自分が自分の『王国の主』として帰還するために
『本当のこと』は常に学んでおくべきだな。
それは形而上学に関わらず、政治とか食の分野でも同じことが言えるな。
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