見出し画像

声色ひきつる日常

平日は会社で仕事、土日祝日はプライベートでイキイキする。
この躁鬱状態をずっと繰り返している中で
ある時疑問が湧いた日があった。

とても饒舌になるタイミングとそうでないタイミングがあるってことだ。
話し相手の相性の良し悪しもそうだし、
職場かプライベートかっていうのもそうだ。

ブラック企業に勤めていた頃のある日の思い出深いこと。

会社が自分を殺しにくる激しいレベルの仕事をもう辞めてしまいたい、
てかいっそのこと殺してくれや、と思いながらこの日は朝起きた、
というのをすごく明確に覚えてる。

会社での自分はとても死んでいるが
会社が終わってプライベートになると途端に生き返る。

仕事に対する気持ちのムラが激しすぎる。とっととこんな会社辞めたい。

やりたくない仕事を生活のためにやむなくやっている、
そんなやるせ無い気持ちが強すぎた。

しかしなんせ、ちっとも会社を辞められる気配がないんだ。
文句の一つも言いたくならぁ。

会社と家の躁鬱状態で気づいたことがあった。
会社の仕事みたいにやりたくないことやってる時と
そうでない時の声色が違いすぎる。

会社の仕事やる時なんて明らかにトーンが死んでるもんな。
とっととクソみたいな会社を辞めたい、
という気持ちがダダ漏れしている。

会社でダウナーなトーンの状態を、
プライベートや起業の方でも持ち込んでしまっていて
自分や周りを意気消沈させてしまっていた。

声のトーンというか、やる気のバイオリズムというか、
そのあたりの好不調の波を抑えることが個人的課題となっていた。

いや、だいぶ前からだけどね。

なぜこんなに感情の躁鬱が激しいのか。
その原因があるとすれば、会社のような場所に
心を殺して従事していた時間が圧倒的に長いからだ。

俺が饒舌になる時って限りなく限られているといえる。
美味い飯を食っているか、得意な技術の話をするか、
わかっているアニメやゲームの話をするか、せいぜいそんくらい。

会社になると途端にトーンが落ちる。

For youを意識したのだけど元通りになる。それが課題。
明らかに会社の仕事のことになるとやる気が失せる。
今後そういうことがないとは全く限らない。
会社終わったーやったーって時はマジにイキイキしてっからな。

どうにも気持ちのムラが激しく、起業家のメンターと話す時や
起業塾のワークで話す時ですら、楽しそうな感じが出てきていない。
むしろ「辛そう」なんて言われてしまった。

会社ではいつも声のトーンが落ちているが、起業塾でもその課題にぶち当たる。

当時の起業活動の中で
「やりたいことを見つけられない人を見て、俺はいつも歯痒い気持ちだ」

なんてSNSでコメントしていたが、
そういうところにウソっぽい感じがした、

というか嘘をつきまくっている。得意げに喋っている自分が

「俺は心底for meじゃなくて、for youの感情で奉仕しようとしています」
その感情を込めて言葉を放つのが、なんか辛そうにも感じた。

そもそも自分が現状を脱却出来なくて困ってるのに
何故出会ってもいない他者を気にできるのか?

思い返せば学校にいた時も授業中は眠くて死にそうだったが
授業終わるとシャキッとして心身が楽になるが、あれと似ている。

どうすればこのムラが抑えられるか、
テンションの最低値を上げて平均を高くできるか?

当時は疑問で仕方なかったー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?