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とある達人の備忘録7・孤独との闘い

ーアデプトになってから増えた人間関係ってあった?

「いや、会社もFacebookもやめた後は本当に空白の期間。
 残った人とよろしくやってたね。
 足かけ3年くらいはリトリートしてた。

 友達500人が5000人とかになるかな〜とか期待してたが
 まさか自分の予想を裏切る結果になったね。

 Facebook辞めるなんて予想すらしなかった。」

ー周りからごっそり人がいなくなる。それって怖くはなかった?

「もちろん、そのことに戸惑いがなかったといえばウソになる。

 だけど当時からフリーランスで仕事してたので
 孤独に対しての耐性は全然ついてるよ。」

ーフリーランスねぇ。よく「フリーランスは孤独」っていうじゃない。そういうものなの?

「他人とうまくやれる人ならそんなことはないだろうが
 基本は孤独と見ていいな。

 フリーランスってようするに
 金で雇われた傭兵みたいなもので
 まず仲良し同士で馴れ合うことがほとんどないと言っていい。

 正社員なら横のつながりはあるが、
 フリーで入ってくる人間にそういうのはないからな。
 所属先とかそういう概念がない。

 幸いそういう性格じゃないから、ここまで生きてきたわけだが。」

ーひとり親方だと色々と大変じゃないか?

「それは誰でも一緒だよ。

 ブラック企業選んで失敗しても、仕事で居眠りして失敗しても
 全部自分で責任取んなきゃいけない。

 自分ひとりしかいない状況がずっと続くわけだから、
 誰かのせいになんてできない。

 自分の人生は自分で責任を取る。
 それは身に染みてわかったことだね。」

ー自分の失策と、どれだけ向き合うかが大事だよね。

「アデプトになる前の話なんだけど
 一度仕事で居眠りやらかして
 クビになったことがあったのね。

 保身のために一生懸命弁解したんだけど
 証人がいたし、しっかり証拠の写真も撮られてて
 弁解のしようがなかった。

 そこで仕事先探して引き当ててしまったのが
 あのブラック企業というわけだ。」

ーブラック企業の前身でも色々あったんだな…。

「なんとかして環境を変えることに必死だったね。
『自分を変える』アプローチに行き着くまで
 たいへん時間がかかった。」

ー後輩フリーランスの人に何かアドバイスは?

「人生はどこまでいってもその人の責任だよ。
 人のせいになんてできやしない。
 会社員だろうがフリーランスだろうがアデプトだろうが一緒。

 誰も自分の人生の保証なんてしない。

 『他者に委ねるな、すべて自分でケリをつけろ』
 誰かに人生丸投げするのでなく、自分を生きろってことだ。」

ー時間が限りある以上、人生責任は立場を「分断」しても意味ないもんね。


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