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とある達人の体験談9・「人生諦めモード」に抵抗して

「うーん頭痛が痛い。」

ーどうした?

「うちのサイトに来ている人の大半が『会社を辞めたい』人のようなのだ。
 正味、うちのサロンじゃ、
 会社辞めるためのノウハウを全く提供しておらんのだが…。」

ーそれだけ現行の仕事に不満が多い世相の現れなんだろうよ。
それに、君だって人のことをいえまいよ。

「ま、僕も最初に希望した職種をできなかったのは根に持っていたし
 今でも根に持っていないと言えばウソになろう。
 諦めたことが原因で自分の人生を棒に振ってしまったのだから。」

ー大体が「それが現実だ」って言ってくるよな。

「やりたいことで食っていけるなんてあり得ない」と。
「僕も何度か抵抗したさ。
 そのたびに周りの先輩は『諦めろ』と諭してくる。」

ー会社にいる限りそれが普通、現実なんだろうが
誰も『夢を追いかけろ』とは言わないよな。
弱者に向けて『諦めろ』って言うのは簡単だからな。

「思い返すと新卒が入社しても配属されない部署で
 ずっと永遠の若手を演じ続けることになった。」

ー『すでに人生を諦めた』先輩が多かったのが、君の人生を諦めることを加速させたのか。

「そうとも言えるし、自分の方でハナっから諦めてるから
 人生諦めてる連中しか周りにいなかった。
『人生諦めコース』を脱却するために様々な学びに身を投じようとしたね。

 とてもじゃないが会社という世界で正気を保てなかった。」

ーよく正気を保てたな。

「美食すればストレスの発散になる
 アニメ見たりカラオケしたり
 酒を飲みまくれば嫌なことも忘れられる
 旅行すれば土日祝日限定だがスカッとする

 この繰り返しだったな。」

ー『人生諦め軍団』の思う壺だったわけだ。

「こんなんしてもまた平日に戻れば同じことなのにな。」

ーしかし恨み節著しいな君はw

「強調されたサインが蠍座だからそんなもん。しっつこいっしょw」

ー君はしぶとく「会社を辞める」ために抵抗したわけだ。

「そうだ。そのためにも起業塾にも通ったしな。
 しかしそれでも自分の性格を変えることはできなかった。

 『キャラ変をしろ』という話もあってだねー」

ーキャラ変とは。

「育ちのいい坊ちゃんみたいな大人しいキャラを改善しろと。
 今時に言えば『陰キャ』というやつだよ。

 僕が自信なさそうに振る舞っているのが目に障ったのだろう。」

ー無理やり変えてどうすんだ感がすごいよな。

「こういう性格を変えるみたいのを何度かトライしたことはあるが
 大体戻っちゃうんだよな。意味ないのよ、『頑張る』ことが。」

ー要するに周りの連中みたく「イロモノ」になれと?

「かもな、、、
 とはいえブラック企業辞めて起業家になりたいことに変わりなかったので
 自分なりに頑張ってみたんだ。

 SNSではサングラスかけた自分の写真あげてみたりさ…
 色々頑張ったんだよオレも……」

ー頑張る方向を間違ってる気がするが、頑張ったんだな…。

「確か、そういう歪んだ方向に頑張ってる時に
 スピ系セラピストの人たちと知り合ったんだ。」

ーイロモノは卒業したの?

「もちろん、自分を癒す過程で全部消しとばしてやった。
 サングラスも売り飛ばした。
 頑張る方向も軌道修正してやった。」

ー冥王星クォリティ、ここに極まれりだな。

「0か100しかないからね。
 イニシエーションを受けたことで自分の得意な星のパワーを
 存分に扱えると言うことでもないのかな。」

ー誰しも得意な惑星の力はあるからな。

「そうだね。水星だったらコミュニケーションや健康、
 金星だったら美や芸術と言った具合に。

 海王星だったら癒しの力と言えるよな。」

ー自分の得意な星の力を自在に扱うことこそ、イニシエーションの本意とも言えるよな。

ー若い人たちにアドバイスをあげるとしたら?

「どんなにがむしゃらにやっても、必ず人生の岐路に立たされる。
 何かが間違ってるが、それを見直さなくてはならない。
 何が人生のゴールか?自分のJOYか??

 人生を諦める前に、ユニバーサル・カバラを学ぼう!」

ーカバラか。自分の人生を取り戻す、そのことにおいては最適のエッセンスだよな。

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