見出し画像

心が疲れている人には「大丈夫?」より「ご飯を食べよう!」と声をかけてみて

「ご飯食べよう!」

この言葉だけで心が救われたり、仲直りできたり。
ほんと不思議な魔法の言葉。
私も、何度も母からのこの言葉に励まされました。

大学時代、陸上長距離で全国大会常連校に所属していたので
練習でも大会でも、身も心も削られるような毎日を過ごしていました。
寮生活だったので、実家に帰れるのは大会後の晩だけ。
その時の晩御飯は、メニューを聞かれていないのに
いつも大好物ばかりでした。
調子が良かった時は、おしゃべりしながら
調子が悪かった時は、不機嫌にムスッとしながら
どんな時も母の「さぁ、ご飯食べよう」で心が落ち着きました。

なんで「ご飯食べよう!」って言うのかな

「ご飯食べよう!」は
親が子へ、子が親へ、だけではなく
友達同士、恋人同志、同僚
さまざまな人たちが使っています。
恋人に振られた友達を励ます時とか・・・
なにかのお祝いとか・・・
一緒にご飯を食べることは
お腹が満たされて、心が満たされる。
そして思いが繋がるのかもしれない。。

一冊の本に出会いその答えがわかった

ある本に書いてあった。
支援を続けているシングルマザーから「子供を抱え
食べることもままならず、それでも子供だけはと
頑張ってきたけどもう限界」と電話がかかってきた時
急いでその人の家に駆けつけて「大丈夫?どうしたの?」
と聞く前に、持ってきたお弁当を差し出して「ご飯食べよう」と
言ったそうです。
そのお母さんは泣きながら食べきって、あれこれ聞かずとも
心のうちを吐き出してくれたそうです。
自分のためにご飯を作ってくれて嬉しかったと。

食べる事はお腹と心を満たす魔法

食事は、きっと、ただ食べるだけではない。
食事は、食べる事、そしてお腹と心を満たす事。
私が目指す「大切な一食」は、まさにこれ!!
作る人と食べる人の心が繋がる食事。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?