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はじめてのホームステイへ。準備

今は昔。こころあたたまることがありました。

2006年、今から16年前にはじめて国際交流に送り出したときのこと。

2022年も、一カ月ホームステイに向けて準備が始まりました。
今年、本当に国際交流が再開できるのか、いろいろな面で不安。
 最初からやめておけば、不安にも直面せずにすみます。
最初からやめては、手に入らないものがあります。だから、大人が全力をだして支えます。万が一出発できなくても、最初からあきらめては得られない。


パーティ開設時に入会してくれた3人が、パーティからは初、今年、中2で国際交流に参加することになりました。10年という年月は、子育てと同じだけの時間がかかっていて、長いなあとしみじみ。我が子も、初参加です。
  
結団式では4-Hからいらした方の英語のスピーチを聞き、また、国際交流の今までの映像を見ながら、こども達は、国を越えてたくさんの方に支えられ、育てられていると強く感じ、胸が熱くなりました。
こどもって、たくさんの人に関わってもらわないと育たないように出来てる生き物なんじゃないかと最近の子育ての実感から強く思います。

 中ニで国際交流にいくような志を持つこどもは、自分だけでは育てられないなあという思いも、胸をよぎりました。
 難しい年ごろ、親の意見を素直に聞き入れる年齢ではありません。そしてまた?万が一、親が120パーセントいい親で正しいことをいっていたとしても、(不可能ですが)
我が子だからって、親である自分一人の考え、判断だけで育てられるわけではないのです。
 
 親が家で見ている我が子がすべてではない。親という存在は、常に誰よりも強い光を子供にあてるつづけるけれども、子供という存在のほんの一部分を照らしているにすぎない。
 
 たくさんの人から、いろいろな角度から光をあててもらって、声をかけてもらい、見守ってもらって、やっと良く育っていくものではないかと思います。
 それも、学校の先生と親だけでは足りない気がします。高学年になってくれば、大学生、高校生たち、そして、たくさんのテューターという大人。国際交流にいく子たちは、加えて、コーディネーターの方やホストファミリー。そんな複数の年上の人たちと関わって、言葉をかけてもらい、何かしらを得ているのを見るにつけ、ラボをやっていて良かったな、我が子もこんな環境で、今、育てることができて良かったと思っています。

2006.3
 

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