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【ネタバレしかない注意】ここがイヤだよシティーハンター劇場版新作

はじめに

・ネタバレに全く配慮していません。観ていない人は全部分かる覚悟でこの先へ進んでください
・あくまで「イヤ」なだけです。「だめ」では無いです。機会があればたぶんリピートするし。嫌いになんてなれない。愛していることに変わりはないです。

前回の「プライベート・アイズ」が封切りされて間も無く発表のあった新作公開決定情報から4年。長かった。決定したことだけ発表されて、そこから1〜3年は公開日も内容も何も情報がなかったから本当にやるのかなって不安だった。あ、Get Wildがテーマソングになることは早々に明かされたけど、それはまぁ、そうだから。太陽が東から昇って西に沈むようなものだから。そんな情報はあって無いようなものだから。

公開日当日のチケットを張り切って予約したが、台風の関東上陸があるかもしれない日で、泣く泣く行くのを諦めた。支払いを済ませた後だったけれどそこに悔いは無い。ただただ、公開日に、新宿で、彼に会えなかったことが悲しかった。

そして数日後。満を持して通院の予定に合わせて平日のチケットを予約した。病院から行きやすい日比谷で、プラス料金を払ってちょっといい席を取った。
無事病院が終わり、張り切って1時間前に劇場に着いた。本を読んで時間を潰し、飲み物を買っていざ入場。最初のパラシュートであ…ッ!と早々に三姉妹の登場を把握し、掴みはOK。愛ちゃんがスマホを使って防御システムを解除するのも昔と変わらないワクワクを感じさせてくれてすごく良かった。

ここまでは。


声優陣の熟成がイヤ

特に女性陣はもう全滅と言っていいと思う。声の掠れもだいぶ気になったし、それ以上に滑舌が完全におばあさんだったのが辛かった。上顎から舌が離れる勢いというのか速度というのか、そういうのが足りない。私の中ではたとえリョウでも声が変わったくらいで愛は揺らがない自信がある。それよりも戻らない日々を突き付けられることの方が辛いので、ここらで思い切って欲しい。

ストーリーがイヤ

北条司作品の魅力って主要人物全員に深い背景を持たせる人間ドラマだと私は思っていて。今回の劇場版にはそれが無かった。顕著だったのは海原。海原を出してもミックは出ない。今回の劇場版をアニメおよび漫画版とは違う並行世界扱いにしたのがイヤだった。海原が瀕死のミック以外にエンジェルダストを使ったことでただの悪役になってしまった。

演出がイヤ

海原の悪役っぷりもだけど、リョウの「来るな香!」も「失せろ。」も見れれば(聞ければ)良いってもんじゃないんですよ。そこに至るまでの物語があってこそなんですよ。リョウにしかできない同じ穴に弾丸を2度通す技術だって、人を、増してや女性を撃つために使うところなんて観たくなかった。『シティーハンターと言えばこれだろ?』は要らないんです。それを観たいのなら過去作観ればいいんだから。私は今も新宿のどこかでわちゃわちゃやっている、あの、漫画版の最終回の後に続いているリョウたちの日々が観たいんだ。見せてくれ。

でも観るんでしょう?

この先に続きそうな余韻を残した終わりでしたね。それがネトフリの実写へ続く道なのかもしれないし、また劇場版アニメがあるのかもしれない。観ますよ。観ずにはいられない。何ならこの作品だってもう一回観に行くかもしれない。冒頭にも言ったように、私の愛は不変なので。

はーすっきりした。

twitterの人に「ブログでやれ」って言われないようにアカウント作りました。違うブログで台湾旅行や入院や手術に関してお役立ち情報書いてます。よかったら見てください。 http://www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site