見出し画像

しまなみから届け!尾道駅中の柑橘専門店「カンキツスタンドオレンジ」

こんにちは。岡野と申します!
私はJR尾道駅にあるカンキツスタンドオレンジを運営しています。
Stapleの瀬戸田チームはほとんどがIターンの移住者の中、私はちょっと珍しめなUターンの島出身、27歳です。進学時に上京して関東でお仕事もしていましたが、旅行中にStapleに出会ったことをきっかけに、カンキツスタンドの開業のタイミングで地元に戻ってくることを決めました。ということで、今回はカンキツスタンドオレンジについてご紹介させていただきます!

柑橘の島からちょっと出張!柑橘専門店。

カンキツスタンドは2022年夏、瀬戸田の柑橘専門店として尾道駅にOPENしました。瀬戸田は本土尾道からは車でも船でも約40分くらいの場所ですが、気軽に島の香りを楽しめるよう、そして持ち帰ってお楽しみいただけるよう、しまなみの玄関口である尾道駅にオープンしました。お店では、日替わりの柑橘ジュース3種が飲み比べできるほか、お土産品、こだわりのオリジナル柑橘グッズなどを販売しています。お昼はジュースの専門店として、夜は立ち飲み屋として地元の方と旅人がちょこっとお話しできるような顔も持っています。

柑橘ジュースってノンアルで楽しめるワイン!?

瀬戸内は、温暖な気候と日照量の多さから、柑橘の栽培が非常に盛んな地域です。瀬戸田は国産レモンの生産量一位の島としても知られていますが、実はその他にもたくさんの種類の柑橘が栽培されています。
たまみ、はるみ、はるか、と人の名前のような品種から、不知火、弓削瓢柑と読めないような品種、甘夏という名にも関わらず酸っぱい品種など、見た目から、味から名前まで超個性的な柑橘は、生果はもちろんですが、絞ってもおいしいのです。
ワインは沢山の品種の葡萄が各地でこだわって生産されており、大人の楽しみとなっていますが、柑橘も同じように、何百もの品種から選び抜いて生産・収穫をし、わざわざジュースに適したものを選果しなおしてジュースとして絞っています。しかし、〝ノンアルコール”という点がワインとは異なり、老若男女いつでも誰でも楽しめるドリンクです。(ちなみに、ビールやお酒で割っても美味しいです。柑橘のお酒が飲みたい方は金・土曜日の夜、気まぐれスタンドという立ち飲み屋をやってますので、ぜひお立ち寄りください・・・💛※平日昼間は気まぐれビール・サワーのみご用意しています。)

瀬戸田の柑橘は種類が豊富なだけではなく、味も一級品!

柑橘といってもその見た目や味わいは様々で、農家さんたちは強いこだわりを持って、柑橘を栽培しています。
手塩に育てた柑橘は、デパートなどの贈答品として販売されている超一級品も多く、皆様もよく目にされているはずです。しかし、そのようなA級品の柑橘以外は、同じ味でも少し見た目が崩れただけでB級品、C級品となってしまい、想定していた販売価格で生果の販売ができずに、扱いに悩む果実も多くあります。そんな、味は一級で様々な柑橘が栽培されている瀬戸田の魅力をジュースを通して知ってもらいたいと、カンキツスタンドオレンジは生まれました。

味の個性は農家さんの人柄!?

農家さんによって、年度によって、同じ品種なのに飲み比べると全然違う。これがまた柑橘ジュースの面白いポイントです。でも、違うのに全部めちゃくちゃ美味しい。これが良い悪いではなく、楽しむポイントになれる凄さがあります。
先日、年に一度の試飲会を瀬戸田町高根島の農家さんと行いました。
オープン当時から、柑橘ジュースの品質をいかによくするかを考えるために、農家さん達と一緒に、収穫日と搾汁日、年間の畑の様子や糖度酸度などのデータを持ち寄り、意見交換をしています。個性豊かなこだわりが垣間見られる素敵な時間です。販売している私たちも、お酒に合う品種、子どもにおすすめの品種等、どんな需要があるか意見交換をします。こんな場から昨年は新たにオリジナルブレンドのジュースがうまれたり、新たな品種の搾汁が行われたりもしています。

大切な仲間と一緒に走る!

初年度3人の農家さんと一緒に始めたカンキツスタンドは、今では11農家さんとお取引をさせていただいています。瀬戸田の柑橘専門店としてオープンしましたが、現在はしまなみの柑橘専門店として、因島や大三島のご縁のある農家さんにもお世話になっています。
ほとんど毎週、農家さんのお家にジュースを取りに行かせていただく、本物の「直送」でカンキツスタンドは今も運営をしているのですが、毎度顔を合わせて受け取りをさせていただいているので、最近調子はどう?ちょっと疲れた顔しとるよ?と家族のように暖かい言葉に力をもらったり、今日は雨が降ると思ったら全然足らんわ!等と、柑橘目線の日常も共有しています。右も左もわからないままスタートした私は、皆様にお仕事も心も支えられながら生きてきました。そんなことで農家さんと二人三脚で毎日一緒に走っています。
そして、東京に出店に行くぞ!となると、カンキツスタンドお助け隊の皆が毎度駆けつけてくれます。カンキツスタンドお助け隊とは、店舗の企画者である小林、気まぐれスタンドDAIDAIの店長シェリー、私のお友達、カンキツスタンドの卒業生、staple日本橋チームで構成されています。イベントのお手伝いに来てくれる仲間の中には、今日のために今週仕事頑張った!と楽しみにしていてくれたりなんてことも。カンキツスタンドが出張を始めて1年ほどが経ったのですが、この機会だけに会う仲間たちが思い出すらも共有できるという素敵なことが起きはじめています。
こんな愛すべき仲間たちと、最後に。尾道駅のスタッフは、「みんな店長!」です。こちらも個性豊かな仲間たちが、それぞれ得意なお仕事を率先して行い、試飲会や農園見学、日々の運営、どう皆に柑橘の魅力や瀬戸内の魅力を伝えるのか、考えて共有しながら毎日進化しています。まだまだ未熟で小さなお店ですが、今日も元気に営業中です!365日休まず営業してますので、尾道にお越しの際はぜひお立ち寄りください!

カンキツスタンドは今月2周年を迎えました。周年イベントも大好評!

カンキツスタンド
広島県尾道市東御所町1−1 JR尾道駅ビル 1F

<営業時間>
月〜木 11:00-19:00
金曜日 11:00-23:00
土曜日 10:00-23:00
日曜日 10:00-19:00

Instagram | OnlineShop | Map

SOIL Setodaとは? SOIL HP