知れば知るほど好きになる。コラボしてわかった「agnès b」の素敵なところ
こんにちは！瀬戸田を拠点にStapleのPRを担当している名部（なべ）です。
梅雨らしい天気の続いた先週から一転してここ数日は日中30度近くまで気温が上がり、夏のはじまりを感じる瀬戸田でnoteを書いています。
今回のテーマは、フランスのファッションブランド「agnès b（アニエスベー）」について。
4月29日〜5月29日、瀬戸田では「agnès b」によるポップアップイベント『agnès b. à Setoda ! アニエスベーが瀬戸田をジャックします。』が開催されました。Stapleは今回彼らの現地パートナーとして企画段階からご一緒し、しおまち商店街を中心とした飲食店やショップ、宿泊施設、空き家とのコラボレーションプロジェクトを共同で行いました。
イベントの開催決定から本番までは約2ヶ月。多い日は1日に何度もやり取りをした結果、メールが重たくなりすぎてサーバーからはじかれて送信エラーが起こったことも……（笑）。今回いろいろな部署の方々と交流するなかで、agnès b.さんのカルチャーや素敵な面が見えてきました。ここではそれを紹介させてください。
環境問題に本気で向き合っている
agnès b.は環境にやさしいブランドです。今の時代どこの企業でもSDGsに取り組むのは当たり前のことですが、社員にまでその考え方が浸透しているケースは少ないように感じます。例えば、agnès b.では、出張などの移動は二酸化炭素の排出量が少ない方法が推奨されるそうで、飛行機は本当に必要でない限りは乗らないとのこと。東京から九州までの移動も新幹線を使うそうです。
また、agnès b.は海を守る活動もしています。海洋保護に取り組む非営利団体「Tara Océan」を創設し、海洋調査船TARA号で世界各国を調査でまわったり、マイクロプラスチックが環境へ及ぼす影響を伝えるドキュメンタリー映画をつくったりしています。それらに関する展示やワークショップも世界各地で開催されています。
今回のイベントでは、「Tara Océan Japan」によるスタンプラリーや活動内容の展示、マイクロプラスチック採取体験のイベントを実施し、たくさんの地元の方々がスタンプラリーやイベントに参加してくださいました。
ファッションと同じくらいアートが好き
これも今回初めて知ったのですが、agnès b.はファッションと同じくらいアートにも情熱を注いでおり、長年若手アーティストの支援も行っています。「ギャラリー ブティック」というファッションとアートが融合した特別な店舗では、写真や映像、ペインティングなど、現代アートやそれにまつわる書籍を展示。世界に5店舗展開されており、そのうちの1店舗が東京にもあります。
瀬戸田のイベントでは、フランス人のストリートアーティストであるJordane Saget（ジョルダン・サジェ）氏による、パフォーマンスを実施いただきました。
いつでも自然体で楽しみ上手
今回のイベントを通じて私が感じたことは、agnès b.の全てのスタッフはいつでも自然体で楽しみ上手だということ。企画会議などでもフランクでフレンドリーなコミュニケーションをしてくださるので、こちらも自然体で接することができ、スムーズに物事が決まっていきました。
イベント前の瀬戸田視察の際には、まちを自転車でご案内する機会も。疲れてはいけないと思い、レンタルの自転車を選ぶ時に電動自転車をおすすめしたのですが、みんなロードバイクを選んで、全力でサイクリングを楽しんでいました。
また、イベントの準備期間中や実施期間中、瀬戸田港のベンチやMINATOYAで、気持ちよさそうに仕事をする姿も見え、瀬戸田を心から楽しんでいる様子が印象的でした。
こうして何事も楽しく取り組むというカルチャーが根付いているからこそ、多くの人が楽しめるイベントになったのだと思います。思い返せば、彼らの口から「できない」と聞いた記憶はなく、「できるように考えてみますね」が口癖でした。
そういう仕事への姿勢は見習うべきことも多く、とても尊敬しています。
これが私が感じたagnès b.の良さです。
そんなagnès b.が、6月16日〜7月12日で、アニエスベー 渋谷店3Fのカフェスペースにて、フォトグラファー川島小鳥氏が瀬戸田で撮り下ろしたアニエスベーのTシャツコレクション ”the T. shirts collection ! with Kotori Kawashima ”の写真展を開催中。なんと瀬戸田のまちの方々や瀬戸田で働くスタッフの写真も展示していただいています。
彼らがつくる「楽しい空間」をぜひ味わってみてください！
アニエスベー 渋谷カフェ
東京都渋谷区神宮前6丁目19−14 3F
営業時間：11:00 – 20:00