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【タイムパフォーマンス🕚】叩き台を作る人へ

こんにちは!タノ🦒です。
本日のテーマは【タイムパフォーマンス】と【叩き台】です。

10年以上色々なチームや組織で活動してきて、
リーダーを任されることが多くありました。

その時に、
進み続けるプロジェクトがある一方で、
停滞するプロジェクトやチームがあります。

進み続けるチームはアイデアが形になり、
人が繋がり成果をどんどん上げていきます。

停滞するチームでも意見は出ます。
でも実現せず、最終的には疲弊していきます。

その違いは何かということを分析しました。

結論、
どうやら3つの要素があることが分かりました。

①叩き台・ひな形を出す人がいる
②MVP(Minimum Viable Product)が多い
③振り返りで最上位目標に立ち返っている

この3つです。
そしてこれらを満たしているチームやプロジェクトが、
タイムパフォーマンスが高い】と言えます。

1時間で100の成果が出るチームと、
1時間で0.5しか成果が出ないチームだと、
当然前者の方がタイパ(タイムパフォーマンス)が高い。

同じ時間でも、生産量が高い=タイムパフォーマンスが高い

それには、
①叩き台・ひな形を出す人がいる
②MVP(Minimum Viable Product)が多い
③振り返りで最上位目標に立ち返っている
の要素があります。
この3点について説明していきます。

まずは失敗パターンを見てみましょう。

❌話し合い・すり合わせに終始する

話し合いは大事です。
ただ、話し合いで終わると意味がありません。

ずっと雑談のような話し合い

雑談がダメというわけでもなく、
話し合いをしてはいけないというわけでもありません。

会議には3種類があります。
共有⇒アイデア出し⇒決定
です。

雑談のみに終わる会議は”共有””アイデア出し”だけをしている会議です。
決定(実行)に移れない会議です。

理由は色々ありますが、
・共有に時間をかけすぎて決定の時間がない
・全員他人事で当事者意識がない
・現実の問題と乖離しすぎている
あたりです。


結果何も生まれず時間を浪費していきます。

これがよく起こり得るパターンです。
話している間はなんだか安心しますし、
「誰がやるかを決めない」なら自分も安心。

チームで話していれば責任が分散されて見える。
時間=”限りある資産”という認識がないため、
茹でガエルのように徐々に首がしまっていきます。

これがタイパ⏰が低い会議・チームです。

いつまでも決定に至らない

⭕️タイパの高いチームに変える

時間=命です。
タイパの高いチームに変えていきましょう。

そのための3つ。

①叩き台・ひな形を出す人がいる
②MVP(Minimum Viable Product)が多い
③振り返りで最上位目標に立ち返っている

順番に見ていきます。

①叩き台・ひな形を出す人がいる

まずは”共有””アイデア出し”の時間を減らします。
それには”叩き台””ひな形”が必要です。

共有に時間がかかるのは、
「情報が目に見えない」「共通言語がない」ためです。

そのため文書・スライド・資料など、
「短くていい」「拙くていい」「1Pでいい」
から叩き台を作る。ひな形を作る。

それに対して反対意見が出てもいいです。
それを拠り所にすることで話が進んでいきます。

何もないところから話を進めると時間がかかります。

叩き台は確かに、面倒で時間もかかります。
ですが、

・何もない状態で6人が5分ずつ話して共有

・1人が20分で叩き台を作って共有
なら30分vs20分で後者の方がタイパは高い。

もしくは各自に事前入力でもいい。
とにかく「目に見える叩き台」があれば、
共有ステージはあっという間に終わり次に進めます。

②MVP(Minimum Viable Product)が多い

ミニマム・バイアブル・プロダクト
これは価値が提供できる最小限の形という意味です。

分かりやすく言葉を変えると、
とにかく小さくスタートしよう」という考えです。

車を作ろう!と思った時を考えましょう。
完璧なタイヤ、完璧なボディ、完璧なエンジン、
とそれぞれを作って、最後にテスト!

ではなく

まずスケボーを作り、自転車にして、バイクにして、
最小限の製品を作りながら、最後に完成品に近づけていく。

MVP(Minimum Viable Product)

プロジェクトも同じです。
最初から大きな場所を目指すのではなく、
まず小規模でいいから小さく回す。

教室なら体験レッスンから始めてみる。
経費削減なら一部門だけで行なってみる。
集客企画ならまず1回だけやってみる。

部門関連系が難しいなら、
代表者一人ずつで連携して小さく回す。


そうすれば実験データが集まります。
それは机上でこねくり回したものよりも何倍も価値があるデータです。

その形、いわゆる模型(モデル)となってものを、
うまくいった部分を大きくしていけばいい。


こういった小さいけれど実際の行動があるプロジェクトは高確率で成功します。
失敗しても失敗のデータがとれます。
それはもはや成功です。

最もダメなのは「何もしない」ことです。
それが一番の失敗です。
プロジェクトでデータがとれないことが失敗です。


③振り返りで最上位目標に立ち返っている

雛形で初動を早め、
MVPで小さく回す。

最後に大事なのは、最上位目標に立ち返ることです。

最上位目標とは、
そもそも私たちはどこを目指しているの?」です。

最上位目標 どこを目指すの?

そのプロジェクトはそもそも必要か?
必要なら今の方向性はあっているのか?
それを問い続けて方向修正することが必要です。

最初は目的があったプロジェクトも続けるうちに「手段」が「目的」になっていきます。
忙しさの中で最初の方向性を忘れ、どんどんズレていってしまう。

それを修正するのが「最上位目標」。
全ての上にあり、メンバー全員が目指すべきゴールです。

振り返りの時には、必ずそこに立ち返り修正していく。

そうすれば、MVPで得た情報を元に、
「何を大きくすればいいか」「どこに力をいれるべきか」
が明確になっていきます。

こうしてタイパ⏰を向上させていきます。


最後に.

時間のリソースは有限です。
時間=命です。

限られた時間を有効に使い、実りある成果を。

プロジェクトは元々、
だれかの幸せを産むためにあると思います。

お金のための指標もありますが、
そもそもの仕事は『誰かのために』あるものです。


叩き台を作れる人が増えて、
MVPでとにかくまず小さくやってみて、
それを元にビジョンに向けて継続すること。


タイムパフォーマンスの記事でした。

今回はここまで!
タノ🦒で


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