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#5/27 穏やかに、粛々と、準備は続く

こんばんは!
StandOut KYOTOの宮武です!

第5週目の "Weekly StandOut" 書いていきます。
続けて読んでくださる皆様、ありがとうございます。

今週の内容は
①10月4週目のアップデート
②施設コンセプト
です!
(先週の第4回の記事はこちら


①10月4週目のアップデート

・建物の仕様検討(内装、設備)
・運営スタッフの体制検討
・建築資材調達
・こけら落としイベントの検討

今週はこんな仕事をしています!
正直、今週はそんなにドラマチックなことはなく、粛々と準備を進めているといったところです。

毎週書いていると、建築費高騰だったりWMG延期だったり、結構な事件がどんどん起きているのですが、こんな穏やかな週もありますね。

ただ、WMG延期となりそうなことを受けて、オープンして最初の大会「こけら落としイベント」をどうしようか…という課題が持ち上がってきました。もともと、こけら落としはWMGのはずだったんですが。笑

まぁそれも巡り合わせということで、なにかしら楽しいイベントが出来ればと思っていますので、ぜひご期待くださいませ。


その他今週は、スカッシュコートの資材、壁に使うパネルの調達が進むなどしています!

5_パネル陸送1

このパネル、アメリカから輸入してくるのですが、現在アメリカ国内で陸送中との第一報が入りました!

アメリカ国内を陸送~太平洋を船で輸送~日本国内を陸送~、と現地到着まではこれからまだまだ長い道のりですが、まず順調な滑り出しです。

ちなみにこの資材調達についても、スカッシュ関係者の方から「今年はコロナ禍の影響で、通常よりもかなり港湾業務やら通関やら、かなり時間がかかる。スケジュール遅れにならないよう、早めに調達しておくと良いですよ」とのアドバイスをいただいていました。

ありがたいことです。
やはり私達がコートを建てるのは初めてですから、分からないことは山ほどあり、色々なアドバイスをいただけるのは本当助かりますね。

引き続き、順調に建築を進められるよう頑張っていきます!
パネルよ、途中で割れたりせず無事に来てくれ!!

5_パネル陸送2



②施設コンセプト

先週の記事で、スカッシュ施設はなかなか儲からないのが通説だけど、どうにか自立できるような施設を作りたい!スカッシュには存在意義がちゃんとあるからできるはずだ!と絶叫していました。

先週時点ではあまり深く触れませんでしたが、「自立」というのは大事なキーワードだと思っています。

自立していない=他の誰かや何かに依存している、という状態だと、いつか続けられなくなって、またしてもコートが閉鎖されてしまうような気がするのですね。その依存している誰かに「もうスカッシュはいらない」と言われてしまったら、自力で生きていけなくなってしまう、というか。

総合型スポーツクラブでのスカッシュは(諸々良い点もありつつ)まさにそうした、どこか依存したような形態であった部分も否定できず、だからこそ今のような状況に至っているんだろうと思っています。


じゃあ、自立した施設というのはどうやって作るのか?
私達の仮説は「複合型」にすればできるんじゃないか!?というものです。


こちら↓は2021年4月に、ワールドマスターズゲームズの大会会場誘致のプレゼンテーションを日本スカッシュ協会様とWMG実行委員会様にさせていただいた際、スカッシュコート新築の背景として使った資料です。

5_施設コンセプト


詳細はこれからですが、つまるところスカッシュ専業のスポーツクラブではなくて、カフェやらDIY工房やらサウナやら、様々な他業種をミックスした「つめあわせパック」にしよう!ということです。

写真の木のイメージは、幹があって枝があって…という複合的なイメージに合うものとして選んでいます。


ちなみに、4月時点の上記資料のときから色々と状況が変わったこともあって、「つめあわせパック」の中身は一部変わっている部分もあります。

3週目の記事で紹介した通り、アーバンキャンプ事業みたいなものが追加されたりしていますし、今後もまだ決まっていない部分、変わっていくかもしれない部分が残されています。


この、複合型スポーツ施設のコンセプトですが、実は米メジャーリーグで提唱されている「ボールパーク構想」というのに近いかもしれません。

ボールパークというのは野球場を、単に野球用のスタジアムだけじゃなく、グルメやら生活やらいろいろな他業種のお店もつめこんで、様々な目的で来てもらえる場所にしよう!というものです。

本場アメリカでは10年以上前からスタートし、すごく成功を収めていて、日本でもプロ野球の日ハムが「北海道ボールパーク」というのを絶賛建築中です。

調べてみるとこの形には色々な良いことがあって(規模は何百分の1?何千分の1?ですが笑)私達のスカッシュ施設にも取り入れられるアイディアなのでは??と思って、これと近しいイメージで設計しています。


その、私達にとって複合型が大事な理由の一番は、

来てもらう間口が広い!


ということです。
なかなかこう、スカッシュ専業では、関心を持って来館してくださる方も限られてくるんじゃないか……と思っていまして。

そこで、ただお茶しに来た方、焚き火しに来た方、DIYでオリジナルTシャツを作りに来た方などなど、より幅広い理由でご来館いただいた方が「スカッシュあるんだ、ちょっとやってみようか」と思ってくれるような、そんな形を目指せないかと思っています。

振り返れば、総合型スポーツクラブにおけるスカッシュも、そういう形でスカッシュへの出会いのチャンスをご提供いただいていた面がありますよね。

つまり、明確に「スカッシュやろう!」と思ってルネサンスやセントラルに入会される方だけではなくて、「なんとなく運動しようと思って入会したらスカッシュコートがあった、誘われたから一回やってみた、やってみたら面白かったから続けてみた」という方もかなり多くおられたんじゃないかな、と思います。


複合型の施設というのは、経営面ではその他にもいろいろなメリットがあるだろうと期待しているのですが、とりあえず一番大きいのはこの間口の広さということです。

こうした複合型の独立型スカッシュコートは、今のところ日本にはあまりないような気がしますので、この新たなモデルを作る!のが私達にとってのチャレンジとも言えるでしょうか。

もちろん、複合型施設を実際に作って、運営していくにはまだまだ考えないといけないことが山ほどあるのですが、それはまた追々……


ということで、続きは来週以降、書きたいと思います!
またご覧いただけますと幸いです。

それではまた来週!