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士業は情報を小出しにする方が良いのか

ブログを活用する士業が多い

私もだが士業はブログを書くことが多い。最近だとSEO対策は記事を上げることがメインになってきているので当たり前といえば当たり前かもしれない。

また、基本的に無形サービスなのでブログで知識なり人となりなりを披露することが他事務所との差別化を図る数少ない手段だからというのも理由にはなるだろう。

どこまで書くべきか

しかしながら、すべての情報を発信するとそれで満足して誘引にならないとのことで情報を小出しにする、という話もしばしば聞く。

出すべきか出さないべきか。

私個人としては出せば良いと思う。

悩みは千差万別

どの士業でもそうだが、依頼者は何かしらに悩んでいる。そしてその悩みを検索した結果士業のホームページに辿り着くのである。

辿り着いた先の情報が不十分だとどうか。おそらく「もっと良いページがあるはず」と思って回遊してしまうだろう。そうすると結局依頼者との接点は持てず、目論見は外れてしまう。

では十二分に情報が記載されていた場合どうだろう。満足して自己解決してしまうのだろうか。

問題にもよるかもしれないが、「完璧に解決出来た」と思う方は少ないのではないだろうか。

事例:会社設立

例えば会社設立の仕方を検索していたとして、辿り着いたホームページで手続きの順序が完璧に網羅されていたとする。

とはいえどのような会社を作りたいかは当然人によるので、自分の場合どうだろうかという点は解消しきれないのではないか。

定款に記載する事業目的などはなかなか「これで良い」と自己判断するのは難しいだろう。

そうなると「専門家の話を聞きたい」となるが、そこで話を聞いてみたくなるのは「7割の情報をくれた専門家」より「10割の情報をくれた専門家」となる。

小手先の技術より依頼者に向き合う努力を

そもそも、読んで解決する程度の情報で利益を得ようという考えでは今後AI等に食われていくのを待つのみである。

専門家であれば、様々な選択肢から依頼者各々の悩みに合わせた最適な解決法を提示することが必要であると考える。

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