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hidekのエンジニアと長話 第3-4回【全文書き起こし】

stand.fmで配信中の「hidekのエンジニアと長話」3人目のゲストは庄司嘉織さんです。

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「hidekのエンジニアと長話」は、メルペイVPoEのhidekさんこと木村秀夫さんをメインパーソナリティにお招きし、毎回登場する様々なゲストエンジニアとともに作っていくスペシャルトーク番組です。

第3-4回の今回は、第3-1回、第3-2回、第3-3回に引き続き、ドワンゴやCookpadを経て、現在はLaunchableにて新たな挑戦をされている庄司嘉織さんをお招きして、エンジニアリングマネジャーの人材不足問題やマネジャーとして楽しいこと、車などについて語りました。

※本記事は、2021年1月1日にstand.fmで配信を開始した番組を書き起こしたものです。

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Profile
<ゲスト>
庄司嘉織 氏
Launchable Japan プリンシパルソフトウェアエンジニア

<「hidekのエンジニアと長話」メインパーソナリティ>
hidek(木村秀夫)氏
株式会社メルペイ VPoE(Vice President of Engineering)

<「hidekのエンジニアと長話」アシスタント役>
gami(池上)氏
株式会社プレイド エンジニア

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エンジニアリングマネジャーの人材不足解消法

hidekさん(以下、敬称略):エンジニアリングマネジャーの役割として、今、結構、ピープルマネジメント、評価だとかアサインメントとか、そういうところに役割として寄せてるんだけど、それだけやってると技術から遠くなってしまうし、あと、プロジェクトでも熱量というかコミットというのがどうしても減ってしまうので、よりプロジェクトに関わらないといけないね、っていうのを、ちょうど最近話してたんですよ。

庄司さん(以下、敬称略):はい。

hidek:で、そうなっていくと、より人数は狭くしなきゃいけなくて。そうすると、よりエンジニアリングマネジャーが増えないとダメで(笑)。

庄司:はい。

hidek:結構、エンジニアリングマネジャーを増やさなきゃいけない、というのは、メルペイでも課題になっていますね。

庄司:あー。それ、どこでもよく聞く話な気はしてて。エンジニアリングマネジャーが少ない、みたいな話はどこでも聞くんだけど、これ、問題は俺らにもあると思ってて。上がマネジメントを楽しんでいるように見えないんだよ。

hidek:あ、それ言われる。

庄司:「マネジメントをやってるのは貧乏くじ」みたいなことを上が言っちゃうと、下がやりたくなるわけねえじゃん、っていうのはすごい思う。

hidek:俺、よく言われるのが、「hidekさんのカレンダー、会議ばっかりですね」って言われる(笑)。

庄司:(笑)

hidek:そうだね、っていう。そうなんだよ。キャリアパスとして引くのであれば、やりがいだとか、そこはちゃんと言語化して説明できないと。あとは、背中を見せる、みたいなことをしないと。たしかに下は、次は続いてこないよね。

庄司:うん。だし、俺、これ昔、naoyaに言われてすげーグサッと来た、「本当にお前できてんのかよ」って思ったセリフがあるからそのまま伝えるんだけど、hidekさ、会議減らせる立場にあるよね?

hidek:あー、わかる。それ、言われる(笑)。

庄司:自分でやろうと思えば、その会議減らせるはずじゃん。他の人に任せたりとかさ。でもやってないわけじゃん。

hidek:うん。それね、自分のマネジャーにも言う(笑)。でも、やってない。

庄司:やんなきゃいけなんだよね、たぶん、そういうのは。マネジメント楽しいよ、っていう。もちろん本当に楽しいと思ってなかったら言わなくていいと思うけど、俺は結構楽しいと思ってやってたし。

hidek:うん。

庄司:hidekも嫌じゃなかったら、それこそ、DeNAでも結構偉い立場になってさ、また、そういう立場で、ってならないじゃん。

hidek:うん。

庄司:なんだかんだで、楽しいと思ってると思うんだよね。

hidek:うん。

庄司:ついついカッコつけて、「いやー、マネジャー大変だぜ!」みたいなこと言いたくなっちゃうけど、やっぱ楽しいんだよね。それをちゃんと伝えなきゃな、っていう気はしてる。

hidek:それはそうだね。ちょっと話が戻っちゃうんだけど、さっきも「会議が多いんだったら自分で会議減らせるよね」って話なんだけど、ちょうどこの前も言ったばっかりで、自分でね、メルカリ、あるマネジャーが「手を動かしたいからマネジャーを辞めたい」とか言い出して、「マネジャーなんだから手を動かせるように、どんどん任せていけばいいじゃない」みたいなことを言ってて。自分のカレンダーを見ると会議で埋まってる、っていう。

庄司:(笑)

hidek:自分でちゃんとやらないとダメだな、これは。

庄司:難しいけどね。俺もこんな偉そうなこと言って、「できてるの?」って言われたら、俺も全然できてなかったけどさ。

hidek:(笑)。これね、不思議なんだけど、それこそ先日、VPoEをひとり増やしたんですよ。で、分割して、組織を大きく。

庄司:うん。

hidek:そうすると当然、僕の1on1の時間も減るし、意外と会議が減ったんですよ。不思議なもんでね、埋まるんですよ。

庄司:埋まるよね(笑)。気がつくと埋まるのよ、会議は、マジで。

hidek:そう。あれね、不思議なのが、本当に、じゃあ、毎週火曜日かな月曜日かな、ちょっと忘れちゃったけど、「ここはノーミーティングデー」とか帯でドンっと入れるんだけど、なぜか埋まっていくんですよね(笑)。

庄司:なぜか埋まってくるしさ、こっちもついついさ、「hidekさん、どこも空いてなくて、相談どうしてもあるんですけど」って言われると、「ああ、じゃあ月曜日のあそこに入れていいよ」って言っちゃうんだよ(笑)。

hidek:そうそう(笑)。

庄司:わかるよ。めっちゃわかるわ。

hidek:それは、ちょっと自分もちゃんとしていかないとダメですな。それじゃないと、「マネジャーが楽しい」とは言えないので、それはそうですね。

マネジャーとして楽しいこと

庄司:まあ、でも、それも含めて楽しいんだけどね。

hidek:まあ、そうだね。DeNAに入ってからマネジメントやるようになったんだけど、うん、楽しいですよ。自分より優秀なエンジニアをこき使えるから(笑)。

庄司:そうそう。こき使えるって言い方はあれかもしれないけど、自分より優秀な人が働いているのを自分が一番見るわけじゃん、もちろん評価しないといけないから。そうすると、「優秀な人がどう働いているか」が見えるのは、めちゃくちゃ楽しいよね。

hidek:そうだね。

庄司:それこそ、俺さ、Cookpadの時にさ、すごい人が部下にいたのよ。青木峰郎と笹田さんとmameさん、RubyVM作ってる笹田さんとRubyで型やってるmameさんと、『ふつうのLinuxプログラミング』作者の青木峰郎とかが部下だったわけよ(笑)。

hidek:はい。

庄司:そういう人たちの仕事の仕方とかが見れたりとか、1on1で話したりとかできるの、これ、俺、お金払ってもいいくらい楽しいな、と思ってさ。

hidek:それ、わかる。僕もzigorouさんとか、それこそカズホさんだとかと一緒に働く中で、やっぱりアーキテクチャの話とかもするわけじゃないですか。で、ぶつかることもあるんですけど、それはお金で買ってもいいような体験だし、うん。あれはたしかにそうだよね。そういうのもできるし、そういう人たちを、オーケストラの指揮者じゃないけど配置して。で、結果が出るとまた嬉しいんですよね。

庄司:そう。嬉しいよね。

hidek:楽しいよね。

庄司:楽しい。

hidek:メルペイに来て最初のローンチが去年の2月だったんですけど、久々に大きいローンチというのをやって泣きましたね(笑)。

庄司:あー。泣いた? すごいなー。

hidek:しかもさ、プロダクトとして、今までDeNAでやってたのって、結構、横断部署のマネジメントとか、プロジェクトに対しては間接的だったんですよね。でも今回、自分が直接携わって、で、それで決済ができる、モノが買える、っていう体験をした時に、ちょっとね、泣いちゃいましたね(笑)。

庄司:あー、でも、なんかね、それはすごくわかると思って。ちょっとうらやましいな、と思うのが、決済ってリアルとのつながりを強く感じるよね、すごい。

hidek:うん。

庄司:実際にそれをすることによって、例えばジュースを買えたり、モノを買えたりする。モノになるわけじゃん。

hidek:うん。

庄司:っていうのは、普通のただのウェブサービスとは違う達成感っていうのはあるな、っていうのはちょっとわかる。それは楽しそうだな、って思う。

hidek:「マネジャーとして携わるのは楽しいんだよ」っていうのをちゃんと教えていかないといけないよね(笑)。

庄司:でもさ、さっき言ってたマイクロサービスの話、組織をどうするかって話って、それこそ「組織をこう分割する」とかさ、それこそ「これを部として分割します」みたいな話って、言い方悪いけど、それなりに権力がないとできないし、試せない話なのよ。

hidek:はい。

庄司:だから、そういう意味でも面白いよね。ちゃんと権力を持っていると、システムのアーキテクチャとして組織を見る、っていうことができる、っていう。

hidek:あ、そう。さっき、「マイクロサービスって組織論だ」って話をしたんだけど、やっぱ組織も、逆に言うと設計とかがあって、あれもアーキテクチャなんですよね。だから、あれも楽しい。僕、結構好きな方ですね、それは。

庄司:そうそう。で、「それはソフトウェアと全然別か」って言うと全然別じゃないしさ。

hidek:別ではない。

庄司:そう。それは楽しいし。あとはさ、もう一個、マネジャーとして楽しいのって、部下が頑張って習得した技術のつまみ食いができるのよ。

hidek:どういうこと?(笑)

庄司:いや、例えばさ、コンテナ技術が超流行った時とか、俺の技術部の部下たちがすげー頑張ってさ、envoy導入してくれたりとかしてくれたわけよ。ってなったあとに、「で、サービスメッシュって何?」みたいなさ。「いや、こういうことやって」みたいなのをさ、1on1でどんどん聞いてさ。そいつらが必死に学んだ大事な部分だけ、かいつまんで聞けたりとかして学べるじゃん、技術とか。

hidek:はいはい(笑)。

庄司:で、もちろん、それは仕事でもあるし、そういうのも含めて、そいつから聞いたそういうのと、逆にこっちで作ってるこういうのを合わせて、「じゃあ、今度こういうのができるじゃん」とか、「カオスエンジニアリング、じゃあこうやってできるんじゃね?」っていう話を全体として考えるのが俺の仕事だったりするから。もちろんそれは仕事ではあるんだけど。部下が学んだそういうことを、かいつまんで学べるっていうのは、これはマネジャーとして楽しいなー、ってことなんだけど。え、ダメ?

hidek:(笑)。いやいや、いいんじゃない? 僕もよく勉強させてもらっているのでいいと思うよ。うん。しかも、自分の近い体験として学べるから理解も早いし、得だな、と思うよね(笑)。

庄司:そう。そういう意味では、マネジャー、得しかないと思うけどな、みたいな。

hidek:お、いいこと言うね(笑)。

マネジャーをやって失敗するパターン

庄司:だってね、コード書きたいと思ったらね、自分で仕事を他の人に割り振って自分でコード書けばいいだけだしさ。これ、どっかで言おうと思ってたんだけど、この場を借りて言っちゃうと、マネジャーをやって、一番失敗するパターンっていうのがもうわかってて、何かって言うと、みんなエンジニアからマネジャーになった時に、「失敗しないようにしよう」と思って、他のマネジャーのマネをしちゃうんだよね。

hidek:あー、なるほどね。

庄司:うん。だから、「ミーティングもいっぱいしなきゃいけない」とか、「こういうことをしなきゃいけない」みたいな感じで、「しなきゃいけない」に忙殺されて、「したいこと」ができなくなっちゃう、みたいなのが、たまに見てて、もったいないな、と思って。怒られてもいいんだから、マネジャーとして、その人にマネジャーを任せてるってことは、他の人に任せたんじゃなくてお前に任せたんだから、お前のやりたいようにやってもらいたくてマネジャー任せてるわけじゃん。

hidek:はいはいはい。

庄司:だから、マネしなくていいからお前のやりたいマネジメントやれよ、一番組織がいいと思うマネジメントやれよ、っていう風に思うのはある。

hidek:あー、たしかに。でも、逆に言うと、そう。僕らも、そんなにロールモデルがいる中でキャリアを歩んできたわけではないじゃない?

庄司:うん。

hidek:どっちかと言うと、ウェブサービス黎明期からキャリアを積んでこうなったので。やっぱ、探りながらだし、失敗もしたし。

庄司:そうね。

hidek:さっきも失敗談あったと思うんだけど。失敗もしながらやってるので、どんどん失敗……。で、逆にその失敗を面倒見るのが、たぶん、僕らの仕事だし。

庄司:うん。

hidek:ケツ拭くのが僕らの仕事だし。

庄司:そうそう。

hidek:失敗はどんどんしてほしいし。逆に、僕らの立場で失敗すると、なかなか取り返しがつかないんだけど。それでも失敗するけどね。謝ればいいし。今回も公開反省文書いたから、もういいと思うんだけど。でも、逆にマネジャーなりたてだと、どんどん失敗できるし、どんどん失敗しながらマネジメントやってほしいな、とは思いますよね。

庄司:そう。「ちょっと失敗した人を責める」みたいな文化ってあるじゃん、日本って。死体蹴りじゃないけどさ。そういう文化があるのはしょうがないことだから、「そういう文化をやめよう」って本当は言いたいんだけど、もうさ、やめられないのよ。たぶん、そういう文化があるのはしょうがないから、そこは死体蹴りされても、「まあまあ、こういうもんなんだな」って諦めて、それでも前向きに失敗をして、その失敗を語って、誰かひとりでもそれを聞いて、「じゃあ、こうした方がいいんだな」って学んでくれたらいいかな、みたいな気持ちは若干あるね。

hidek:うん。いい話ですな。

庄司:いい話しちゃった。

hidek:(笑)

庄司:こんな話でいいんだっけ?

hidek:うん、いいのいいの。全然いいの。宮川さんのRebuild.fmみたいに、そんな高尚なやつじゃないんで大丈夫です(笑)。

庄司:はい、了解です。

仕事以外の共通点はゲーム

hidek:ちなみにさ、仕事以外だと、たぶん共通点だとゲーム? それこそ、モンハン。冒頭話した。

庄司:うん、さっきのモンハンの話もそうだしね。うん。

hidek:最近、ゲームってやってます?

庄司:最近? あのね、去年、子供が生まれて、今、ちょうど1歳1ヶ月くらいだから、なかなかゲームする暇がなくて。とはいえ、Switchは偉大なのでできるね(笑)。

hidek:あー。

庄司:子供を寝かしつけスタートに、見てなきゃいけないからベッドルームからは離れられないんだけど、「暇!」みたいな時にSwitchはできるので。

hidek:何やってます?

庄司:今はゼルダの『厄災の黙示録』。

hidek:あー、『ゼルダ無双』?

庄司:『ゼルダ無双』の新しい。

hidek:はいはい。もう出てるんだっけ、あれ?

庄司:うん、あれ出てる。その前は『真・女神転生III』のリニューアル版がやっと出たので、それをやってたのね。

hidek:へー、懐かしいな。

庄司:うん。あとはポケモンだね、めっちゃ好きなのは。

hidek:あー。シールド?

庄司:うん、『ソード・シールド』。

hidek:うんうん。なるほど。僕、最近、モンハンはじめました。『ダブルクロス』。

庄司:え、モンハンダブルクロスって何年前の作品よ。

hidek:(笑)。最近はじめて、まだ上位行ってないんですけど、ひとりでポチポチやってます。

庄司:あー。ダブルクロス楽しかったよ。

hidek:うん、楽しい。やっぱ、久々にやるとモンハン楽しいな、と思って。

庄司:楽しいよね。今度、Switchでまたモンハン出るじゃん。

hidek:え、あ、そうなの?

庄司:うん。Switchで新作のモンハン出るんだよね、来年あたり。来年、早いくらいに。それ結構楽しみにしてる。『アイスボーン』とかPS4で出たやつは、いいんだけどさ、据え置きはやっぱりね、「よっこいしょ」ってなっちゃうじゃん(笑)。

hidek:そうなんだよ。

庄司:ピッとやってプッとできるのが偉大だよね。

hidek:もともとPSPだもんね、あれ。

庄司:そうそうそう。あ、違う。もともとはPSだったのよ。

hidek:PSだ、そうだ。

庄司:そう。で、PSPで『モンスターハンターポータブル』でめっちゃ流行ったというか。

hidek:そうだ。あとは桃鉄をやってますね。

庄司:あ、桃鉄、最近出たね。

hidek:うん。でも、桃鉄、僕、一緒にやる友達がいないので、ひとりでまめ鬼ふたりをボコる、っていう、すごい間違った遊び方してますね(笑)。

庄司:桃鉄ねー。

hidek:普通に友達とやるとね、友達がいなくなるんで危ないんですよね。

庄司:うん。だし、無限にできちゃうよね。

hidek:あ、そうなの。100年とか設定してね。

庄司:そうそう。99年じゃなかったっけ? 上限。

hidek:いや、今、100年。

庄司:今、100年できるんだ?

hidek:00ができるんですよ。

庄司:すげーな。へー。

hidek:そうなんですよ。1年しか変わらないんで、そんな変わらないですけど。

庄司:うん。

車好きによる車の話

hidek:あと、さっき「子どもが生まれた」って話、なんかで見た、RX7?

庄司:RX7じゃない、ロードスター。

hidek:あ、ロードスターか。

庄司:そう。ロードスターは、それこそ、すげー昔に、まだ結婚する前に買って。

hidek:うん。

庄司:2シーターのオープンカーを所持できるチャンスなんて、人生でなかなかねえな、と思って。

hidek:わかる。

庄司:これは今買わなきゃダメだな、と思って買ったのよ。で、そのあと奥さんと知り合って、結婚した時に、奥さんとの約束で、子どもができたら2シーターなんで子ども乗せられないので、「子どもができたらさすがに手放してね」みたいな話をされてて手放したね。

hidek:新しい車は買ったの?

庄司:買った。

hidek:あ、そうなんだ。何?

庄司:CX30。

hidek:お父さんだね、もう。

庄司:お父さん。マツダの。CX30はね、いい車なんですよ。

hidek:あー。

庄司:いや、マツダって、ほら、有名なのがCX5。世界で一番売れてるSUVとか言われて。CX5とCX3とCX8ってあるのよ。

hidek:はい。

庄司:なのに今度、CX30が出たのは何かって言うと、CX5よりちょっとだけ小さいのよ。

hidek:はいはいはい。

庄司:で、どんなサイズなのかって言うと、都内の立体駐車場にギリッギリ入るサイズなのよ。

hidek:あー。トヨタで言うとヤリスクロスくらい? もうちょっと大きい?

庄司:わかんない。トヨタが全然わからないから。

hidek:あ、そっか。ごめん(笑)。

庄司:なんだけど、本当にギリギリ都内の立体駐車場、どこでも入れる、ギリッギリのサイズでSUV、っていうので作られたのがCX30なので。だから、都内に住んでいる人が持つにはめっちゃ便利だと思う。

hidek:なるほどね。僕ね、スープラ乗ってるんですよ、80スープラ。

庄司:はいはいはい。おー。

hidek:2000年に買ったので、ちょうど今年10月で20周年を迎えまして。

庄司:はいはい。すげーな。

hidek:で、オールペイントをしまして。

庄司:あ、なんかで見た、それ、俺。

hidek:Facebookかな? いやー、いいっすよ、とか(笑)。よくわかんないけど。うち、まだ子どもがいないんでね、はい。

庄司:いやー、そうね。「車を都内で持つのはどうこう」みたいな話をされるじゃない?

hidek:はい。

庄司:たしかに、コスパは悪いと思うのよ。

hidek:はい。

庄司:それこそ、すべての移動をタクシーにしても、下手すりゃ車の維持費に届かない、みたいなさ、絶対あるから。って思うんだけど、やっぱ、なんだかんだ瞬発力違うじゃん。

hidek:うん。

庄司:出かけようと思った時に、「タクシー呼ばなきゃ」って思うのと、すぐパッと車に乗れるのだと、やっぱ違って。

hidek:うん。

庄司:そういう意味でついつい。運転するの好きだから、車、手放せなかったね。

hidek:うーん。でも、それこそ、都内というかちょっと遠出? ま、遠出まで行かなくても「中出」くらい。

庄司:うん。

hidek:圧倒的に車の方が便利だけどね。まあ、東京ディズニーランドとかも、電車で行くの結構面倒臭いじゃないですか。

庄司:うん。

hidek:遊んで疲れても、車だとそこはスッといけたりだとか。

庄司:そうね。

hidek:うん。僕も運転好きなので、いまだに20年同じ車に乗ってますよ。

庄司:hidek、じゃあ最近の車、乗ってない?

hidek:乗って……、あ、レンタカーでたまにね。2シーターではなくて、一応、スープラ、後ろにシートあるんだけど、まあ、2ドアで。

庄司:荷物置きじゃん。

hidek:荷物も置けない。荷物も置けない。それこそ、荷物を乗せなきゃいけない時だとか、あと、人を乗せる時にはレンタカーする。

庄司:レンタルか。はい。俺も、ロードスター、6速のマニュアルで乗ってたのよ。でさ、今回買い替えた時に、もちろん奥さんも運転するだろうと思ってオートマにしたんだけど、最近の車の進化はすごいね! センサーとかがさ。

hidek:あ、そうね。

庄司:うん。いや、マジすごくて、すべてが自動化なんだよね。まずさ、今、ワイパーって自分で動かさないの知ってた?

hidek:いや、そう。ワイパーもそうだし、ライトもそうだよね。

庄司:ライトもそう。ライトもそうで、遠くを見渡さなきゃいけない時は勝手にハイビームになるし、対向車が来ると、片っぽのライトだけ下向くし、みたいな。

hidek:はい。

庄司:全部自動でやってくれて、「すごいことになってんな!」と思って、新しい車を手に入れて。

hidek:でもさ、なんかさ、それこそドライビングアシストみたいなやつで、レーンを超えそうになると「ピピピピピ!」とか言われて、「車に支配されている感」がすごく嫌なんだけど(笑)。

庄司:あー、なるほどね。俺はまだそこを楽しんじゃってるかな。「おお、すげーすげー!」みたいな。

hidek:この前、というかコロナの前ですが、アメリカに行った時に、メルカリのCTOの名村さんがテスラに乗ってて、で、乗せてもらって、自動運転を体験したんだけど、うん、やっぱすごいね。

庄司:すごいよね。人が運転するのは、もう、趣味になるんだろうね。

hidek:いやー、そうだと思うよ。それこそ、トヨタは昔、「FUN TO DRIVE」って、要は「ドライブを楽しみましょう」とか言ってたけど、最近言わないもんね。

庄司:あ、そうなんだ?

hidek:やっぱり、自動運転とかになっていくと、そこをなくしていく方だから。

庄司:マツダはいまだにちゃんとドライバーを楽しませようとしてるんですよ。

hidek:まあ、そうだよね。そこは、そういう、うん。

庄司:昔からマツダ好きだからね。

hidek:あ、そうなんだ。

庄司:ロードスターもそうだし、CX30とかもそうだし。

結婚時の約束

hidek:まあ、でもその辺も、子どもができると。髪の毛も黒くなってしまったし。

庄司:そう。結婚する時に約束したの、そのふたつなのよ。

hidek:あ、そうなんだ!

庄司:「子どもができたら、ロードスターを手放すのと、髪の毛は黒くしてね」って言われて。それは俺も納得いって。俺はいいのよ、何言われても。でもさ、子どもがさ、「あそこのお父さん髪が赤い」とかさ、「なんでお前のお父さん髪が赤えんだよ」とか言われたらかわいそうじゃん、っていうのはやっぱりわかるので。俺がボロクソ言われるのはいくらでもいいんだけど、それを子どもに背負わせるのは違うな、と思うので、だから戻すのでいいかな、って。

hidek:じゃあ、子どもはずっと黒?

庄司:子どもはずっと黒。ってかさ、逆に言うとさ、長すぎたのよ。

hidek:まあ、そうね(笑)。

庄司:だって、俺、45まで赤髪だったのよ。

hidek:そうね(笑)。

庄司:二十何年赤髪でさ、それこそ10年前に奥さんと結婚した時にその約束をしたから、「ああ、もう2〜3年したら俺は髪、黒くなるんだろうな」と思ってたら、10年間子どもできなかったからさ(笑)。

hidek:(笑)

庄司:むしろ、「あれ、俺、まだ髪、赤いんだ?」みたいになったから、「やっと黒くなりました」みたいな感じ。

hidek:うんうん。いいじゃん。子どもが成人したらまた赤に戻すとか。

庄司:そうね。逆におじいちゃんになったらファンキーになるのもありかもしれないね。

hidek:かっこいい。うん。いい。コード書けて、髪の毛の赤いファンキーな嘉織さんに戻ってくださいよ。

庄司:ってか、今は、でも逆に、どんどん白髪になってほしいな、と思って。だからhidek、ちょっとうらやましいのよ。

hidek:何が?

庄司:ちょっと髪、白くなってってない?

hidek:あ、もう真っ白よ。俺、これ染めてるから。

庄司:あ、そうなんだ? いや、俺、そういうのに憧れてて、真っ白の吉川晃司みたいになりたい。

hidek:ああ、ああいう白はかっこいいんだけどね、俺ね、若干、貧乏臭い白い感じだから(笑)。

庄司:あ、そうなんだ。

hidek:まだらなんだよね。

庄司:あー、なるほどね。

hidek:吉川晃司までいくといいよね。

庄司:あそこまでいきたいな、と思ってる。

おわりに

hidek:なるほどね。そうですか。そんな嘉織さん、期待していますので。

庄司:はい。ありがとうございます。何を? 何を期待されてるの?

hidek:いやいや、Launchable、日本発の。

庄司:それは、頑張ります。

hidek:俺はカンパニーとして大成することを期待しているので。

庄司:はい、頑張ります。

hidek:池上さん、そんな感じですが、いかがでしょうか?

gamiさん(以下、敬称略):はい。ばっちりだと思います。

庄司:あ、よかった。

gami:すごい、マイクロサービス周りの話とかも特に盛り上がったり、なかなか、カンファレンスとかで話してほしいくらいの、濃い話が聞けたんじゃないかと思います。

庄司:完全に、飲み屋で話しててもこういう話するだけだからね(笑)。

gami:(笑)

hidek:このstand.fmは、基本的にそんな感じなんだよ。池邉さんの時もそうだったし、藤本さんの時も。

gami:たしかに、このふたりの飲み会に参加できる、というテイストの番組になっています。

hidek:(笑)

gami:ありがとうございます。話し足りないことは、もう大丈夫ですか?

庄司:俺は大丈夫。

hidek:大丈夫です。また、それこそ、もんじゃかどうか知らないですけど、食べに行きましょう。

庄司:そうね。これね、何かって言うと、藤本さんとうち、めっちゃ近いのよ。

hidek:あー、言ってたね。

庄司:家が。徒歩10分くらいの距離なんで。コロナで引きこもりになってて、コロナで奥さんがしばらく実家に帰ってて、東京危ないからって。っていう時に暇だから、「藤本さん、メシ食い行こうぜ」って言って、たまに休日ふたりでメシ食いに行ったりとかしてた。

hidek:たまには誘ってくださいよ。

庄司:はい。誘います。

gami:では、番組としてはこんな感じで締めさせていただければと思います。

庄司:はい。

gami:聞いている方はですね、ぜひ、かなり面白いトピックあったかな、と思いますので、感想などをstand.fmのコメント機能。あんまりコメント来なくて寂しい感じがあるので……。

hidek:コメントないよね、全然!

gami:そうですよね。ホント意外となくて、「いいね」はついてるので、たぶん聞いている人はいると思うんですけど、はい。

hidek:1個とか2個だよね、コメント。

gami:そうなんですよね。恥ずかしがらずにコメントやTwitterでの反応いただければと思っております。

hidek:はい。

gami:じゃあ、本日のゲストはですね、庄司嘉織様をお迎えしてお送りしました。ありがとうございました!

庄司:ありがとうございます!

hidek:ありがとうございました!


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