公開延期となった新作映画のための応援プロジェクト #standbycinema はじまります!

「 新しい公開日を心待ちに、待ってる時間をワクワクに変えよう 」
公開延期となった新作映画のための応援プロジェクト#standbycinemaはじまります!

※有料記事となっていますが、この記事はほとんど最後まで無料で読めます。
※この記事のBGMにはこちらがオススメです。

映画館を救う数々のプロジェクト

いま映画界では、新型コロナの影響を受け窮地に立たされた映画と映画館のために、様々な映画関係者がもの凄いスピードで一致団結し、映画の「今」を救うための支援が広がっています。

国への助成を求める署名活動 #SaveTheCinemaや、ミニシアターのための救済基金クラウドファウンディング Mini-Theater AID(ミニシアターエイド)をはじめ、映画館独自のチケット販売や、配給会社によるオンライン上映会の解禁新作映画のネット公開など、今までの映画流通の仕組みだけでは難しかったであろう取り組みが各所で行われています。

いま、映画ファンにできることはなにか

そんな映画人の知恵と心意気が詰まった取り組みに胸と目頭を熱くしながら、同時に、たくさんの映画ファンが「いま、私たちにできることはなにか?」と考えているのではないでしょうか?

かく言う私たちもそのひとり、映画ファンのひとりです。

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※大分・日田リベルテさんの小さなテーブル付きの素敵な客席

新型コロナの影響を肌で感じ始めてから今日に至るまでの数週間。私たちは、映画館はもちろん、製作者、配給・宣伝会社、映画祭や評論家、ライターなど、映画流通を支えるすべての人たちの姿を想像しながら、「私たち、映画ファンにできること」を模索してきました。

映画は、作られてから劇場公開されるまで、たくさんの人の手を通じたリレーのように繋がれ、私たち観客の元に届きます。

どこか一つでも欠けてしまえば、私たち映画ファンにとっての多様な映画体験は失われてしまうかもしれません。そして、元々厳しい状況にあった映画産業において、一度失ってしまったパーツは、もう元に戻すことは出来ないかもしれません。

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※渋谷・イメージフォーラムさんの愛しすぎる映画階段

では、そんな厳しい状況の中で、私たち映画ファンは大好きな映画のために何ができるのでしょうか?

もちろん、映画だけが苦しいのではないという事実に、複雑な想いを抱かれる方も少なくないと思います。正直なところ、そういった気持ちは、私たち自身も日々痛感し、葛藤していることでもあります。

それでも。すべての分野、すべての人が影響を受けているこの状況において、一人一人に「それぞれの役割」があるのだとしたら。その役割を果たすことが社会の、誰かの一助になるのだとしたら。

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※広島・シネマ尾道さんの映画愛が凝縮された交換日記

いつの日か訪れる本当の春に向けて、止まってしまった「映画の流通」のバトンを回すべく、新作映画の情報を広げながら、いま観れる映画をみんなで楽しみ続けること」こそが、私たち映画ファンが担える最大の応援なのではないか?と考えました。

3つの取り組みで新しい公開日までのバトンを繋ぎます

では、具体的にどんな方法で応援するのか?をご紹介していきます。

現状、私たちが把握できているものだけでコロナ禍において公開延期となっている作品は76作品(4/15昼更新)あります。(※漏れに気づいた方はぜひお知らせ頂けると助かります)

このひとつひとつの作品を応援すべく、#standbycinemaでは大きく3つの取り組みを行います。

1. 公開延期になった新作映画の情報を発信します

公開延期となっている作品リストから新作映画をご紹介していきます。

公開までに間に合わない作品も出てくると思いますが、できる限り頑張ります!紹介作品のリクエストも受け付けて、希望をいただいたものから順にご紹介していきます。

2. 「観ておくと新作映画がより楽しめる!みんなのオススメ関連作品」を集めます

各種SNSを通じて #standbycinema でみんなのオススメ映画を募集します。

「観ておくと新作映画がより楽しめる関連作品」をテーマに、公開待機作品の関連作品を教えてください。集まった作品リストはまとめてnoteや各種SNSで公開していきます。

映画ファンはもちろん、ライターさんや、劇場、宣伝、作り手の皆さんからのリコメンドもお待ちしています。

3. オンラインで関連作品の同時視聴イベントを行います

みんなのオススメ関連作品をNetflix Patyやオンライン上映会などの機能を使って同時視聴したり、Zoomなどのツールを使って視聴後の駄話コミュニケーションを楽しむオンラインイベントを行います。

劇場で観る映画の豊かさには絶対叶わないけれど。自粛期間の気晴らしに、少しでもみんなで楽しめる「映画の時間」を作れたらいいなと思います。

※これはとても実験的な取り組みなので、やり方は色々と工夫していきます。オンラインでの取り組みについてノウハウを持っていて協力できるよ!という方はぜひご連絡いただけると嬉しいです。

情報発信場所について

以上、3つの取り組みについて、このnoteの他にもTwitterInstagramFacebookを通して情報発信を行なっていきます。見やすい方法でぜひフォローしてください。

プロジェクト名に込めた願い

#standbycinemaというプロジェクト名には 、2つの願いを込めました。

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一つは、この取り組みを通して「新作映画の公開に向けてスタンバイ(=STANDBY)」することで、自宅にこもる映画ファンが繋がり、映画の時間を楽しめますように……。という願いです。

そしてもう一つは、取り組みを通して微力ながらも新作宣伝を盛り上げることで、「コロナ禍収束後の劇場動員を盛り上げ、映画館に寄り添う(=STAND BY)」ことへと繋がりますように……。という願いです。

タイトルオマージュを捧げるのはもちろん、誰もが愛するあの映画「スタンドバイミー」。ベン・E・キングによるメインテーマの歌詞は「夜が訪れ 闇に支配され 月明かりしか見えなくなっても 僕のそばにいてくれないか」と歌います。

どんな暗い状況においても、映画がそばにいてくれたように。今度は私たち映画ファンが映画に寄り添い、支えていく番なのかもしれません。

第1週目のお題作品には、先日本来の劇場公開日であった4/10に永眠されたあの監督へ追悼の意を込めて最新作をご紹介する予定です。他の2作品の紹介と合わせてオススメの関連作品情報をお待ちしています。

この小さな取り組みが、一人でも多くの映画ファンを映画館へと繋ぎ、映画のこれからを繋ぐ一助となることを願って止みません。

これからはじまるみんなの #standbycinema どうぞよろしくお願いします!

※記事の内容はここで99%終わりです。ここから先にあるのは55文字のちょっとした祈りのような言葉です。もしも誰かが購入してくれたなら、ここで出た利益は全てミニシアターのための救済基金ミニシアターエイドへ寄付します。寄付先が変わる時にはここに追記しますが、全部、映画のために使わせていただきます。

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