毒親という言葉の力
最近 毒親という言葉が知られるようになってきている。
毒親とは、過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配したり、自分を優先して子どもを構わなかったりする「毒になる親」のことを言う。
NHKクローズアップ現代より
この毒親から回復し、自分の人生を取り戻した人の話である。
母からの虐待を受け続けてきた人が回復する様を描いたものであり、苦労や辛さがしっかりと描かれている。やや深刻過ぎて当事者はつらいかもしれない。
毒親というより、深刻な虐待をしてしまっていた親であり、通常は児童相談所が早期に保護するレベルのケースではあるものの、現実の世界では保護されることなく、誰からも助けられることなく、何とか生き残ってきた人が多いと思われる。
小さい頃の私に そして 私の心の中に今でもいる満たされなかったあの頃の私に 伝えたい
きみは、将来、幸せになるよ。私は、今、幸せです。
毒親に育てられました より
この言葉は 今 被害にあっている人、以前 被害にあってその傷がいえることがない人たちにとって大切な言葉である。
虐待を受けてきた子どもは、その時だけでなく後々まで大きな影響を受ける。
・自己評価が著しく下がる
・常に緊張し不安になり他人の言動に過敏になる
・すべて自分が悪いと考える癖がついてしまう
自分が悪いのではない
自分は「いい子」でなければ価値がないのではない
ただ生きていていい
毒親ということに気が付くことで回復への道が始まる。
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