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スマホのアプリによる不眠症治療”補助”

以下の記事で、スマホのアプリによる精神療法の方が、普通の精神科医がする精神療法より効果的になる、ということを書いた。

早くも不眠症の治療”補助”にスマホのアプリが正式に認められそうである。

厚労省の薬食審・プログラム医療機器調査会は12月19日、サスメドの不眠障害治療用アプリについて、不眠障害治療の“補助”や”支援”に用いるとの位置付けを明確にすることを条件に、承認することを了承した。同アプリは、不眠障害患者のモバイル端末にインストールされ、不眠障害の認知行動療法を実施するためのソフトウェアである。

ミクスOnline 2022/12/20 適時改変

特に不眠はスマートウォッチと連動させれば、実際の睡眠状態と日中の生活状況が確認できるため、非常に適切な指導・助言ができる。

一睡もしてないと思っていても、夜に腕がずっと動いていなければ寝ている。
昼寝はしていないと思っていても、昼に腕がずっと動いていなければ、まず間違いなく寝ている。
夜スマホには触っていないといっても、そのスマホ自体が生活をチェックしているので完全にわかる。

さらに人というのは不思議なものので、人に指摘されるとムキになってしまい、素直にアドバイスを受け入れることができなくことが多い一方で、少し幼稚な雰囲気を出した機械の指摘は素直に従うことができる。

「〇くん(ちゃん) 今日はスマホに触っている時間が長かったから、今からストレッチをしてみようかー。」
「昨日は5時間は横になって体を休めることができたよ。昨日より30分長くなったよ。やったね。」
などと言われるとちょっとうれしくなる。

今回承認されたアプリは触ったことがないので、全く違って堅苦しいものである可能性もある。

いずれにしてもこういったものは、金になるようなら、多くの企業が参入し、どんどんと進歩していくことは間違いない。

このアプリを使うことで不眠症の治療が変わっていくことを期待したい。

いっそのこと睡眠薬を処方する人は必ずこういったアプリを使わなければならないとしてもらいたい。

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