どうしたら良いか分からないとき
【疑問】どうしたら良いかわかりません どうしたらいいでしょうか?
【回答】
他人が同じ状態で悩んでいたら、あなたはどうアドバイスしますか? 浮かんだアドバイスが答えです。全く浮かばなければ、この人の言うとおりにしようと思える人に相談するか、今は何もしないで待つのがいいです。
どうした良いか
「どうしたら良いか分からない」と悩む人は多い。
悩んでいる人は、まず確認した方が良い点がある。
1.どうしたら良いか本当に全くわからない
2.なんとなく分かっているけれど、できないでいる
3.分かっているけれど、できないでいる
1)どうしたら良いか本当に全くわからない
〇〇したらいいと分かる、ということと、実際に行動するとは全く異なる。
子どもの学校の付き合いでいろいろな仕事を回されて、一杯一杯になっている人が、「断ったらいい」と分かってはいるのに、「断ったら悪い、嫌われる」と断れず「どうしたら良いか」と悩んでいることが良くある。
こういった人に周りが「そんなに引き受けなくていいんだよ」「断ったらいいんだよ」と言い続けても効果は無い。
自分がどうしたら良いか分かっているのか、分かっていないかを見極めるには、他人が今の状態で悩んでいたらどうアドバイスするかを考えてみるのが良い。
自分がすると思うと、「そんなのできないよ」と可能性を否定する気持ちが強くなってしまう。他人を中心に考えることで冷静に考えることができる。
それでも本当に一つも浮かんでこないのであれば、本当に全くわからないのであり他人に具体的解決方法を相談するのが良い。しかし本当に一つも浮かんでこないときはあまりなく、分かっているけれどできないということが圧倒的多い。
2)なんとなくは分かっているけれど、できないでいる
この場合はできない理由が、どうしたら良いかなんとなくは分かっているものの漠然としすぎて動けないのか、気持ちの踏ん切りがつかずに動けないのか区別する必要がある。
具体的に今 何をするかがぱっと思い浮かばないようであれば前者であり、「今 何に取り組むか」を考え、浮かばないようなら人に相談するのが良い。
「どうしたら良いかな?」という漠然とした聞き方では「やらなくてもいいんじゃない」「無理しなくてもいいんじゃない」といういたわりの返事が返ってきて、一気にやる気がなくなることも多いため、「少しずつ解決したいけれど何から始めたらいいか分からない」とアドバイスの方向性が定まりやすいように聞くのが良い。
一方 気持ちの踏ん切りがつかないようであれば、一歩踏み出して行動できるための方法を相談するか、もっと小さい一歩から始めだすか、勇気が出るまでもう少し待ってみるかである。
3)分かっているけれど、できないでいる
ほとんどの人はこのタイプである。
「どうしたら良いか分からない」というものの、実際は「どうしたら良いかは頭ではわかっている、でも動き出すことができないでいるからどうしよう」となっている。
この場合、人に相談することは勇気をもらうための方法であったり、「今は無理しなくてもいいよ」と優しい一言をもらい動かないことへのいいわけをつくる方法であったりする。
本当にやりたいと思ったら強く勧めてくれる人に相談するか、相談しないで勇気をもって動き出すのがよい。
そうでなければ、優しく聞いてくれる人に相談し気持ちが楽になるのが良い。ただしこの場合は相談ではなくグチであることは自覚しておいた方が良い。
また「どうしたら良いかわからない」と相談された人は、この人はどうしたら良いか分かっているのかわかっていないのか、本当に行動をする気があるのかまだないのか、を見るのが良い。
わかっていて勇気が出ない人に、正論を何度伝えてもほとんど効果はない。
一歩踏み出して行動できるための方法を相談するか、行動できるようになる時期が来るまで待つのが良い。
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