発達障害で困ったときに相談するところ
発達障害の人とその親が困って助けを求めようと思った時にどうしたら良いか。
もちろん何を困っているかによって大分異なる。
1.診断をして欲しい
2.得意分野・不得意分野を検査や評価をしてほしい
3.「問題行動」が続いている
4.これからどうしたら良いか途方に暮れている
5.誰かに今の気持ちを聞いてもらいたい
などがある。
相談する場所としては、病院などの医療機関、療育センターや児童相談所、福祉担当者、家族会(日本発達障害ネットワーク、アスペ・エルデの会など)がある。
1.診断をして欲しい、2.得意分野・不得意分野を検査や評価をして欲しい は、発達障害を専門としている医療機関や療育センターや児童相談所に相談するのが良い。
3.「問題行動」が続いている、4.これからどうしたら良いか途方に暮れているは、ネットで良いものが増えてきているように思う。
例えば、凸凹ハウス 親子で発達障害でした など、検索するといろいろと出てくる。
色々な人が各自いろいろと工夫しながら、自分の特性と上手く付き合う方法を考えており、本人や家族は 「自分だけじゃないんだ」と安心し心に余裕ができ、色々な工夫を見て本人に合ったやり方が見つかる人も多く本人や家族の頭も柔らかくなり色々な発想がまた出てくるようになる。
「困った、困った」と頭を抱えて一人で悩み続けても、良いアイデアは出てこず、本人も家族も余裕がなくなり、ますます状況が悪化することが良くある。
しかしこういった工夫は、正直 当事者でないとなかなか思いつかない。
医師が短時間の診察の中でちょこちょこと伝えるアイデアは自分で考えたものはほとんど無く、有名な専門家が言っていた話や当事者を見たり聞いたりしたものが多い。
こういったブログなどを見ていると「なるほど・・・ そんな手もあるんだ」「こういう感覚なんだ」と、ちょっと勉強になる。
特に発達障害のある人と家族の場合は、薬で症状や特性が完治することは無く、薬で何とかしようとすると薬が増えすぎることが多いため、薬以外の様々な工夫で対処できるようになることが必要である。
そういう意味で発達障害の人は精神科医に頼りすぎないほうが良いと思う。
もちろんそれは私のような発達障害を専門にしていない「普通の」精神科医だからなのかもしれない。
是非 いろいろな人のブログや本を見て、色々な人の工夫やアイデアに触れて欲しい。
もちろん何でもありのネット世界なので、「これはちょっと無理なんじゃない?」「これはネタじゃない?」というのを見かけることもある。
ネタとしてくすっと笑ったり、「ある ある」と共感したり、「へー」と感心したり、「これは無理」とあきれたりしながら、明るく 前向きに発達障害を上手く生きるためのコツを身につけて欲しい。
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