お節介の覚悟。時間がない、忙しい、言葉の魔力
時間がない、忙しい、その言葉は、自分にとっては言い訳だと思っています。会社員の業務の中で、自部署に囚われず、他部署の活動にも参画。本業以外で兼業プロボノで4団体に所属、各所属団体でも複数業務に携われる。居ても立っても居られない、お節介。
マルチ業務に携わるワケ
30歳前半、サラリーマンキャリアで考えると、3社目となる企業で勤務中。金沢大学卒業後、新卒で京都に本社のある京セラ株式会社に入社。
満5年勤めた後に、憧れのアフリカに関われる仕事に興味を惹かれ、
金沢の中小企業(従業員50名弱)の明和工業株式会社に移住、転職。
アフリカに関われて、充実度の高い仕事できてましたが、
コロナ禍の影響で会社の方針転換、自身のキャリア考え、再度転職。
現在は、同じく金沢市の株式会社白山で勤務。
従業員規模としては、120名程度。
中小企業で働いて思ったのは、
明らかなマンパワー不足ということでした。
このマンパワー不足は、
本来の部署の機能が正常に働くための人員が足りない、意味ではなく、
企業が成長するために必要な幾つかの要素が欠けていて、
それを補おうとする人、補える人がいない状態。
何故、そんなことになるのか?
企業によって、事情は違いますが、
経営層は大事だと思っているが、
ピンポイントでその能力や素養を持つ人が、会社の知名度等の問題で、
求職者として応募してこない。
そもそも、大事だと思っていない。
大きくはこの2つかなと思っています。
最初の会社が、一代にして大企業・グローバル企業になった会社ということもあり、その歴史や働いていた当時を思い返すと、何が必要なのか、肌感覚で分かってきます。大手企業で働いた経験、考え方、それこそを還元しようと思うと、どうしても、中小企業の既存の枠組みの中では足りなくなってしまう。
だから、所属部署以外の業務も必要だと思って、やろうとしてしまいます。
部署のためではなく、企業のためだと感じ、動く、
その結果、マルチ業務に携わることになってしまうのです。
所属部署の仕事 vs 他部署の仕事
管理職ではない限り、時間管理をされるのが、サラリーマン。
1日の稼働時間は8時間。時間をどう使うか、それが問題。
所属部署の仕事もそうですが、他部署の仕事も最初はお節介。
(誰からも頼まれていない、あくまで自分からオファー)
お節介が功を奏して、貢献してくると、相手から依頼が来るようになります。最初はお節介だったはずなのに、相手にメリットもたらすと、相手が依頼してくる、ありがたいことですね。
その流れが出始めると、仕事が沢山回ってくるようになりますよね。
大手企業出身者でヨソモンが、地域の中小企業に入ると、
最初は警戒されたり、ある線を引かれたり、様々な角度で見られたり、
多種多様な感情が入り混じった雰囲気を感じます。
その雰囲気から脱却するためにも、自部署に囚われず、会社の人全体に貢献する動きをした方が、受け入れられやすいのも、マルチ業務に携わる理由のひとつ。
そういう意味では、仕事を沢山依頼されるって、非常に嬉しいことなのですが、自部署の仕事があり、自部署の仕事にコミットするため(評価されるため)には、他部署からの仕事出てきても、自部署の仕事で結果出す必要があります。
当然ですよね、
だって、自分が本来会社から指示された仕事=所属部署の仕事なのですし。
一方で、他部署の仕事もお節介で関わった以上、貫徹したい。
そこで、与えられた8時間の中で、
自部署の仕事 vs 他部署の仕事の構図が出来上がっていくわけです。
時間がない、忙しい、言葉の魔力
多くをやっていると、忙しいのに、時間がないのに、と周りから言われ始めます、配慮された言葉ではあるように思います。
ですが、自分にとっては、結構な魔力がある言葉で、
自分を堕落させる言葉かなと感じています。
相手が時間がないことを分かってくれている、
相手が自分のことを忙しいと思ってくれている、
そういう状況だから、多少の時間を融通してくれる、
タスクの完了時期を長めに取ってもらえるかもしれない、
そう思ってしまうわけです。(心が弱いために)
でも、自分の考えでは、そう思ってしまったら、当然の帰結として、
お節介辞めたら、時間あるよね?って、
自分からも、他の人からも思われてしまう。
結果を残すことが何よりも大事。
時間をかけることが大事ではないですが、日本の中では、
時間をかけた=成果を出そうと努力した、
だから、結果が出なかったとしても、
その過程を評価される傾向があるように思います。
ですが、自分の場合、そもそも1つの業務に時間を多くかけたら、
他の業務が回らないので、1つの業務に時間をかけられない。
だから、時間をかけたから、成果を出そうとした努力した、
それが認められないと思っているので、結果を残さなければならない。
そのために、時間関係なく、自分の能力を高めて、
結果を残すためにはどうしたらよいかを考えるしかない。
必然的にそういう結論になってしまうんですよね。
あくまでお節介なので、自分が始めたこと。
ですが、結果は必要ですし、お節介された相手にもメリットもたらさないと、そのお節介は自己満でしかない。
一方で、言われたことはまずやる、それが必要最低限だとも思います。
まだ貫徹できてなくて、迷惑かけてしまうこともあるので、
改めて、自分の中の考えを言語化して、考え強めようと思って、
noteに記載しました。
まだ自分が役職を持たない、単なるフィールドプレイヤーだから持つ考えなのかもしれないですが、違う立場になったら、考え方変わるのかな、とは興味を持つところではあります。
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