見出し画像

使命感x危機感x...あとは?

大それたことを書くかもしれないし、そもそも自分の今の立場でこのようなことを考えるのが余計なお世話だよ、ってかも誰かから思われるかもしれないけれども、何かに対して考えたり、感じたりするのに立場って関係ないようなと思うので、ここに書き綴っていきたいと思います。

北陸地域の中小企業のただのサラリーマン

今の自分の立場を敢えて書くとしたら、この見出しのような形になるのかな。

人口110万人程度の石川県の金沢市にあるとある中小企業。企業規模でいえば、130人程度の会社にはなるのですが、そんな地域のもしかしたら日本でどこにであるような企業かもしれない。

そこに中途入社で入った。2021年2月に入社、前職も同じく金沢市にあった企業。ここは、従業員規模で50人程度、そこには2017年に入社。今の会社が3社目。新卒で入った会社は、東証第一部上場企業で単体で従業員5,000人以上、グループで1万人以上の会社だった。

今の会社でもそうだけども、最初の会社の本社ビル1フロアに全従業員が収まってしまう、と考えると、こんな小さな日本でも企業の大中小に大きな差があるのだと実感せざるを得なかった。

ましてや、創業も同じような時期にあったとなると、余計に企業の成長の速度や多様さは本当に想像もつかないな、と思ってしまうこともある。

でも、実際には、大企業(厳密には定義がないので、中小企業以外の企業)は、日本国内で約0.3%程度で、他は全て中小企業なので、多いのか、少ないのかはよくわからない。

でも、日本企業にはいわゆる中小企業が沢山あって、僕はその中のひとり。

そして、別に役職があるかと言われると、特に役職もない。

使命感

そもそも、何のためにやっているんだろうか、会社は。

さっき書いたように、大企業は全体の0.3%。選ばれた存在のように感じる、このような割合だけで数字を見ると。

学生時代の就活の時も思ったけども、そんなこともあってか、なぜか、大企業>中小企業、という構図が世間的に形成されていて、なんだかなと思う場面もある。ただ、その構図って個人の何を重視するか、という考え方でなんとでも変わるんだよなって思う。だから、あるポイントを重視した結果、自分としては、大企業を選んだわけなのですが。

でも、見方によっては、大企業<中小企業、の構図もあり得るし、どちらが良いとか、どちらが悪いとかの二元論ではないんだなとも感じる。

だって、狭い市場であえて特定少数の顧客に価値を提供するニッチ市場企業や、地域市場に限定した企業、特に規模を求めていない企業など、敢えて中小企業の会社もいるんじゃないかな。

でも、一方で、本来ならもっと成長したいけれども、業績が伸び悩む企業なども当然あるとは思う。

ただ、会社を起こした最初のきっかけ、続けていくきっかけとしては、

誰か、地域、社会、自分ではない他者に向けて、何かしらの思いがあって始めた、続けている、そんな使命のようなものがあるのだとは思う。

それが言語化や可視化されていたら、ミッションやパーパスという言葉で社内や対外的に発信されているのだと思う。

逆に言語化や可視化されていなかったら、そこで働く人たちが個人で考えたり、なんとなく雰囲気でそこにある、でも、ふわっとしているから、全員の中で共有はできなかったりする。

転職が何度か続くと、いわゆるそこの会社にある独特の空気や雰囲気を感じることが早くなる。一方で、業務を続けていくと、自分がこの会社で仕事を続ける理由が徐々に自分の中で出来上がっていくのを感じる。

その個人の理由が、仕事にのめり込めばのめり込むほど、違う誰かに対してのものになってきて、最終的に使命のようなものになるのかな。

まだ中途入社して、たったの1年だけれども、ありがたいことに、個人としてどうこう、というよりも、この会社の業務を通して、こういった人たちにこういった価値を提供したい、という使命のようなものを最近感じる。

危機感

ただ、使命や他者に対する貢献の気持ちが先走った時に、たまに、持続可能ということを忘れがちになることもしばしばある。

民間企業で、資本主義社会で活動している以上、ビジネスとして利益を得なければ、当然継続できない。使命も何もあったものではない。

だから、使命のようなものは必要である一方で、利益も必要。自分達が生きていくためには?というそんな単純な危機感が時に欠落すると、何事もなく生活をして、危機を感じた時にはもう手遅れ、なんてこともある。

だから、使命を果たしていく一方で、歩みを止めてしまったら、もしかしたら、僕たちはいなくなってしまうのではないか、そんな危機感を(本当の危機が訪れる前に)早く察知することがとりあえず大事だと思う。

理想で言えば、使命を果たしていったら、当然にビジネスとしても成り立っていて、持続可能なものだから、そこに危機感は要らないのかもしれないけども、なかなかそんなに上手くフィットしている会社は多くはないんじゃないかとは思う。

だから、一定程度の危機感は必要。

あとは?

使命感、危機感、ときて、あと何かあるんだろうなとは思ったけれども、どうにも自分の中でしっくりくる言葉が、最近ないんだとは思う。使命感、危機感で、今の自分としては、もっと仕事したい、もっと成長したい、もっともっとって内から込み上げるものがあるんだけれども、もう一言がない気がする。

達成感?使命を果たそうとしたときに、当然結果出てくるので、その途中過程でこの感情を得ることができる。そして、使命を果たそうとしている最中に、いろんな人たちと一緒に活動できていくのが、楽しい。

自己実現?そもそもその会社の仕事を選んで、そこで使命を果たそうとしたら、自己を出さないと成果なんて出ないので、自己実現したいがために、仕事をしているわけでもない。趣味にしても、仕事にしても、その他のプロボノ活動(プロボノについては、後日詳細を記載したい)にしても、自己実現、というのであまり一番の動機としては出てこなかった。

使命感x危機感、なんとなく、他の人から見たら、ワクワクしないかもしれないけれども、自分の中では今はこの2つが、いろんな活動に関わったり、続けていく、大きな動機なんだと思う。この2つを感じることができるか。

ただ、いずれにしても、やっている最中は、当然ワクワクするし、楽しさがなければ、というのがあるので、楽しさなどはある種のスパイスかもしれない。

正直、年を経る毎に考え方も変わるし、数ヶ月後、数年後、もしかしたら、明日には考え方変わっているかもしれないけれども、今はこんなのがしっくりくる。

使命感や危機感、ともすると、経営層など現実的に責任を持っている人たちが感じることかもしれないけれども、ただのサラリーマンでも持っていたらいいとは思う。

ただ、それを押し付けることもできないと思うし、もしも誰かに感じて欲しかったら、自分でそれを見せるしかないですよね。

今後もこの感覚を大事にしていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?