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B3リーガーのリアル『バスケ×メンタルコーチ』 僕のキャリアデザイン

皆さんこんにちは!佐々木拓哉です!
改めてのご報告になりましたが、24-25シーズンも湘南ユナイテッドBCにてプレーさせていただくことになりました🌊

今季の結果から継続のお話しをいただくことは、本当にありがたいことです。来シーズンは結果を持ってチームに貢献できるようにこのオフシーズンから徹底的に準備していきたいと思います🏀

さて今回のノート、ご存知の方もいるかと思いますが僕は現役プロ選手として活動しつつ、スクールコーチ、そしてメンタルコーチとして活動しております。

今日はなぜメンタルコーチの資格を取得したのか。
ことの経緯そして
プロ選手としてのあり方、僕のデュアルキャリア形成についての考え方
を、皆様にお伝えできたらなと思います。

是非最後まで、ご拝読いただけたら嬉しいです🙌🏻
よろしくお願い致します🏀

メンタルコーチとは?


そもそもメンタルコーチって何?
と思われる方もいるかと思うので、簡単にご説明させていただくと、
「選手との対話を通じて気付きや考えを引き出し、選手の目標達成を導くコーチ」のことを指します。

対話を通じて、選手はミッションやビジョンを明確にすることで
目標達成への能力と可能性を最大限発揮する事ができます。

スポーツにおける「心技体」
技=スキルコーチ 体=トレーナー 心=メンタルコーチ
とイメージを持っていただけると簡単かなと思います。

メンタルコーチは、選手の目標達成へ心の部分マインド・メンタルの強化にアプローチします。

なんとなくイメージ湧きましたでしょうか?

具体的にいうと、スランプからの脱却や大きな選択を迫られた時の決断力、試合中の心理状態コントロールスキルをトレーニングなどを行います。

メンタルコーチングとの出会い

僕がメンタルコーチングと出会ったのは、1年目群馬で練習生をしていた時。

初めての環境、レベルの差、コロナパニックなど様々な現実を突きつけられ
本当にプロ選手になれるだろうか…と不安と戦う毎日を送っていました。

コロナの影響で外出禁止になっていた時に、たまたまインスタグラムで見つけたメンタルコーチの募集にメッセージを送り、現役なら自分が一度受けてみるといいという事で、コーチを紹介してもらったのがキッカケでした。

メンタルコーチングを受けたことで、先ほどの不安な毎日が一転
ワクワクした毎日を送る事ができました。
自分のビジョンに向けた行動、今置かれている環境のありがたさを改めて感じる事ができました。

考え方、捉え方一つでこんなにも世界の見え方が変わるんだと驚きを覚えました。

こうして僕は、青森でのトライアウトを経てBリーガーとしてデビューさせていただくことになりましたが、様々な出会いの中でメンタルコーチングとの出会いは間違いなく僕のキャリアに欠かせな出会いとなりました。


なぜ資格取得に至ったか

ではなぜ、メンタルコーチングを受けていた側から資格取得に至ったかをお話しします。

それは、

僕にしか伝えられない経験を還元し、②時間とお金を生み出すため

この二つです。

①僕にしか伝えられない経験を還元する

僕は常々、自身の経験を自分だけのものにするのは勿体無いと感じていました。僕の経験ってなんだろうと考えた時に20年のバスケット生活で得た知識以外思い浮かばず、バスケットを教えるというという選択肢が浮かび上がりました。

ですが近年、スキルコーチが沢山増えてきてバスケットを教えるプロは沢山いるなと感じより僕だけの経験を追求してみると、バスケと同じくらいメンタル・マインドセットの大事さを学び大切にしている事に気づきました。

バスケ×メンタルこれが僕の辿ってきた道で、一番伝えやすいものなのかなと思い、当時お世話になっていたメンタルコーチングスクールの代表池さんに連絡を取りました。

②時間とお金を生み出すため

この経験を還元したい。
と同時に経験をお金に変えていきたいと思ったのも正直なところ。

そのキッカケがヴィアティン三重での1シーズンでした。
僕はアマチュア契約だったので、日中フルタイムでアルバイトし生活をしていました。

朝から8時間半働いて、体を酷使しながら練習していました。
Bリーガーではあったものの学生と同じ1時間1,100円で過ごしていました。

『今までの経験を踏まえて、僕の時間って学生と同じ1時間1,100円なのか?』
と悟った時、自分の経験を活かしてもっと効率良くお金を生み出したいと強く思いました。

『お金がなければ、時間も奪われる。逆にお金があれば、時間を生み出せる』

そんな経験から、よりシビアにお金について考えるようになり自分の経験を還元しながら、お金時間を生み出すためにピッタリだったのが、メンタルコーチだった訳です。

ちなみに、メンタルの理解は自信のパフォーマンス向上にも繋がりプラスの効果しかないのでこれもまたメンタルコーチを選んだ理由です。

誤解を生まないように補足すると、バイト先の環境はとても好きで今でもご飯に行ったりするほど、人にも恵まれていました。
そしてこの一年があったからこそ、自分の価値と真剣に向き合うようになりました。
総じてとてもいい経験だったなと思っているので、決して三重でのシーズンがキツかった嫌だったという訳でないので誤解されないように。笑

メンタルコーチ資格取得に至った結論は
自分の経験を還元しながら、お金=時間を生み出すため
それにメンタルコーチがピタリとハマったからです。

プロ選手のデュアルキャリア形成

そんなシーズンを過ごし、ありがたいご縁をいただき湘南に移籍しました。
以前より、バスケに集中できる時間が増えそれと同時に、より深く自分のキャリアを考える時間も増えました。

移籍期間、Bリーグの世界をリタイアしていく選手を何人も見てきました。

Bリーグは1年1年が勝負で、来年には職を失うかもしれない厳しい世界です。
その理由は様々ですが、実力不足ともう一つお金の問題は間違いなく関わってくるかなと思います。

単純な話、お金が稼げず生活ができない、結果Bリーグでの挑戦を諦めていくということです。(もちろん全てがそうではないですが、少なくともそのケースもあるのではないかなと思います)

僕は、自分の挑戦に少しでも可能性を感じる限り挑戦し続けると決めています。ですがそのために、バスケット以外にお金を稼げる力も必要だと思っています。

三重での経験を踏まえて、
新しい環境に飛び込む時、チームから満足にお給料をいただけるとは限りません。また、練習生からのスタートになる可能性もあります。

そうなった時、バスケ以外に柱があればよりバスケに集中し、質の高い挑戦ができると感じています。

全ては挑戦し続けるために


『副業』と聞くと、時間を削って行うイメージがありますが僕はその逆だと思っていて、お金を生み出すこと=時間を生み出すことだと僕は思っています。

バイト時代に感じた、お金がないと時間が奪われてしまうということ。
時間は全員が平等に持っているもので、その時間を何に使うかはとても大事になってくると思います。

「副業はよそ見だ。」
という声もあると思います。僕もそう思っていました。
ある時間全てバスケットに費やすのが、プロとしてあるべき姿なのではないかと。もちろんその通りです。

バスケットに費やす時間を削ってまで、行うものではありません。
あくまで仕事は”バスケットボール”

ですが、24時間ずっと動き続けることはできませんし、娯楽に費やす時間を削りさえすればこの副業に費やせる時間を確保できる。
1日1時間、30分が将来もっと多くの時間を生み出せるのではないかなと思っています。

こうしてバランスをとりながら、
今後も挑戦し続けるためにそしてその先の人生のために
副業にも真摯に向き合っていきたいと思っています。

終わりに

最後までご拝読いただきありがとうございました📖

僕のキャリアは華々しいものではないからこそ、よりシビアに”お金”と向き合う必要があると思っています。

ただ全てはバスケットで挑戦し続けるために!
この軸は曲げずに様々なシーンで挑戦し続けたいと思います🔥

皆さんは、プロ選手のデュアルキャリアについてどう感じますか?
ぜひコメントやリプライで教えていただけると嬉しいです😊

それではまた次回のノートでお会いしましょう👋🏻













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