見出し画像

Vision Pro、都市労働者がローンで買うものになりそう

来ない未来🙅‍♂️
お金に余裕のある人が遊びで買い、娯楽やアートのために有意義な時間を過ごす。着け心地の進化とかが重要。まだ高い。

来る未来🙆‍♂️
土地が高過ぎて空間を購入できない(東京の)労働者が土地より安いVision Proをローンで買い、空間活用の効率をあげて家で働く。経済的理由により使うものなので、不快さは(重要であるが)究極的には無視される。もう安い。

私はこうなると思っていますし、はやくVision Proで労働がしたい… 労働の道具にふさわしい国内サポートを待っています。

普通に「空間」を買える人は、物理的に空間を買えばいいと思うんですよね。家を建ててホームシアターおっ立てるとか、こだわりの書斎を作り込むとか。あるいは家でなく追加で個室オフィスを借りるとか。それで空いている場所があって作業用ディスプレイを設置したいというなら、すぐ買って設置すればいい。

素敵じゃないですか。最高です。本当にいいですね。それをするお金と土地があればの話ですけど…

そういうお金のない人は、Vision Proを買うしかないんですよ。

個室のシェアオフィス

東京でリモートワークをしたい、しかし自宅には十分な空間がないという場合、個室・専有の小規模オフィスを借りるという選択肢があります。

場所によりますが、東京23区で個室を借りるなら月4万は超えると思います。年48万円ですね。区切りのないカフェ的な空間なら半額くらいでも大丈夫です。

作業用ディスプレイの土地代

現代のリモートワークを実施するには、物理ディスプレイが必要です。相当の重量があるものなので、たいてい同じ場所に置きっぱなしになります。

しかし、仕事用ディスプレイが転がっている空間では寛げません。「業務用ディスプレイを置いた部屋は仕事専用」という整理が分かりやすいです。しかし東京の家賃は2LDKで20万とかなので、そんな気軽に一部屋まるっと潰すわけにいかないんですよね。

これが共働きで両方リモートだったりすれば、更に悲惨なことになる。そうすると運用でカバーするか、我慢して暮らすかということになります。

Vision Proの費用ライバルは土地

ここに挙げたようなケースは、Vision Proが綺麗に解決できる典型パターンのように思えます。しかも明らかにVision Proの方が安い。都合よく数えれば1年で回収できるレベルです。

あらためてVision Proの紹介動画を見ると「超豪邸でセレブが先進的なエンタメを体験」みたいなシーンに加えて「ベッドの横で立ちながらWeb会議」という妙に庶民的なシーンがあったりするんですよね。個人的にはこちらが本命ではないかなと思っています。なんか妙にベッドがでかくて庶民感ないですけど…

Vision Proを着用し、ベッドの横で立ちながらWeb会議に参加する女性の様子です

つまり問題は「Meta Questに比べてVision Proは高いか?」ではない。そうではなく「東京のマンションや戸建ての空間利用に比べて、Vision Proのもたらす空間利用は高いか?」という問いこそが、今後まもなく我々に突き立てられると予想しています。

なのであんまりキラキラしたデバイスと思えないんですよね… お前からはHoloLensと同じ労働の匂いがする。発売を待っているぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?