【cEDH】4c守銭奴ストーム

最近自分が好んで使っているデッキの紹介をしようと思う。

名前にある通り骨たかりの守銭奴を利用したストーム風な動きを搭載したデッキ。青黒が入っているので勿論デモコンタッサが主軸で、骨たかり関連の動きはあくまでデモコンタッサの補助になる。

デッキリストはこちら:

今の所はトラシオスと薬瓶砕きの組み合わせを採用しているが、勿論クラウム+レイハン(又はイクラ)の組み合わせや、緑の代わりに白でティムナ+クラウム、もしくは5cにしてケンリスでもOKだと思う。

骨たかり守銭奴についての解説

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C19で初登場したがあまり話題に上がらなかったこのカード。共鳴者などのサポート無しでは機能しない上に自身のコストも高いためかなり使いづらい。

しかし効果はかなり強力で、このデッキに置いては着地さえしてしまえば後はインスタントタイミングで勝ちに行くのも可能なカードである。このデッキでは守銭奴絡みのコンボが大きく分けて2ある。

コンボその1

1つ目はまず誰もが考えたであろう共鳴者とのコンボ。手札のカードを次々とサイクルしていって最終的にデモコンタッサを揃える。しかし共鳴者+守銭奴だけでは手札の総数は増えない。そんな時はこのカードの出番だ。

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手札をいくらか捨てた後にこのカードを唱えることができれば、手札総数が一気に増え、後は適当に手札を回していればデモコンタッサ+防御手段が揃うはず。

コンボその2

2つ目のコンボはターン終了時の手札制限を利用する。

ネクロポーテンスやむかつき、創造の歌などで手札を膨れ上げさせた状態でエンドフェイズに移行、ターン終了時に手札制限でカードを捨てる、そうすると守銭奴の効果が発動して捨てたカードタイプに応じてドローしたりする。ターンが終わる前に効果処理を挟んだため、またエンドフェイズに戻りまた手札制限チェックに戻り繰り返す。

これにより強引に手札を交換していって、最終的にはタッサの神託者+Demonic Consultation(又は汚れた契約)+浅すぎる墓穴(又はネクロマンシー)を揃える。再び手札制限でタッサを捨て、それを浅すぎる墓穴でリアニメイト、通ればDemonic Consultationで勝ち。

共鳴者の時と同様、葬送の影で手札とドロー枚数を水増しすることが多い。

ちなみにネクロポーテンスによる捨てられたカードの追放は置換能力ではなく誘発能力なので、捨てられたカードが追放される前にリアニメイトしたり葬送の影で回収ができる。

上述の2つの動き以外にも吸血の教示者でサーチした後にライオンの瞳のダイアモンドで手札を一気に捨ててドローしたり、相手のWheel of Fortuneに対して浅すぎる墓穴でリアニメイトして爆アドを稼いだりと面白い動きができる。そんな素敵なこのカード、たったの250円(WisdomGuildトリム平均)。

不当に安い、買うしか無い。

こんなデカブツどうやって出すの?

たかが5コストでデカブツ扱いするのはcEDHに毒されているかもしれないが、気にしてはいけない。

コレと言って特別な方法で出すわけではないが、

・黒の儀式スペルでの瞬間マナ加速

・共鳴者などから捨ててリアニメイト

・薬瓶砕きを異界の進化でサクる

このデッキの元となったリストがクラウムを2ターン目に着地させて様子を見ることを主軸にしていたので、5マナクリーチャーを叩きつける手段には困らないはず。

守銭奴を採用する価値があるか

正直な話、共鳴者やリアニメイトに枠を使わずにトラシオスを活かすために無限マナのパーツを増やしたり(練達の魔術師バリンなど)、薬瓶砕きを活かす為のカード(好奇心など)、他の汎用カードを搭載したほうがスマートだと思う。

一方、浅すぎる墓穴やネクロマンシーを採用することでインスタントスペルスピードでタッサの神託者を展開してゲームを終わらせることが可能なのは大きなプラスだと思う。

他にもネクロポーテンスで大量ドローをしたターン中に勝利できるのもズアーぐらいでしかできない芸当だ。

また、共鳴者→守銭奴の順番で動く場合は単体除去があまり刺さらない。守銭奴が着地さえしてしまえばディスカードはインスタントタイミングでできるため、例え除去が飛んできてもその上からディスカード連打ができるためほとんど問題にならない。そのため相手は守銭奴のキャストがスタックに乗ったときに除去を共鳴者に使う必要がある。共鳴者が落とされたところで痛くも痒くもない。

強さよりも珍しさや面白さの方が大きい理由での採用ではあるが、cEDHで間違いなく通用するリストであると思う。

他のカードの採用理由など

共鳴者

ギトラグの怪物には黒緑の共鳴者が4枚全部搭載されることがほとんどだ。一方このデッキには3枚の共鳴者が採用されている。少なめにされている理由は

・共鳴者+守銭奴の組み合わせが100%ゲームエンドではない

・共鳴者そのもののカードパワーの低さ

の2つ。

ギトラグの怪物と比べて青が使えるので、M21登場の幽体のこそ泥を採用している。他の共鳴者と違い手札を捨てれる以外に有用な効果を持っている。先行1ターン目に出せればそれなりのドローを期待できるが、それ以外シチュエーションでは期待してはいけない。もし対戦相手がこそ泥がいるのに食物連鎖などの手札外からの無限キャストをしてくるのであればタッサの信託者ディスカードからのリアニメイトで勝利をかっさらう事ができるかもしれない。

朽ちゆくインプは一番軽い共鳴者なので採用。忘却の冠は守銭奴の効果でゾンビを出すよりもカードを引けたほうが嬉しいので採用。

マナ加速周りは創造の歌やむかつきとの相性を考慮し、なるべくクリーチャーを減らしアーティファクトとエンチャント主体にしている。個人的に気に入っているのがバネ葉の太鼓。

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クリーチャーを先出ししておけば出したターンに好きな色のマナを出せる。これもむかつきと創造の歌との相性が非常に良い。

ゲーム序盤での展開では、1ターン目太鼓、2ターン目トラシオス+1マナ動きができる。ここで伝国の玉璽などのサーチカードに繋げられると非常にきれい。

条件が揃うならモックス・アンバーの方がマナ加速としてより優秀であるが、太鼓は伝説のクリーチャーじゃなくてもよいのと盤面に無い色を出せる点で勝っている。特にトラシオスしか出てないような時にその場で黒を出せるのは非常に大きい。

説明が省かれているカードは私が説明不要と勝手に思っているだけので、もし「何故〇〇が採用されているのか?」「何故〇〇は採用されていないのか?」のような質問があれば追記する予定。みんなのお便り待ってるぜ。

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