ゆかりんcEDH第二話の後語り
仕事が忙しい時期に入ったせいでなかなか動画編集に時間を割けなくて完成まで予定以上に時間がかかったが無事に公開できた。
まだ動画の方をご覧になってないのであれば、この記事を読む前に是非ご覧になってほしい。
今回の後語りは第一話とは違った方向性で、現cEDH環境におけるウルザについて自分が思うことについて話していく。
ウルザの環境での立ち位置
動画少し話した通り、今のウルザに対して環境が向かい風気味だと思っている。
ウルザは環境で活躍する速いデッキよりは遅いが、コントロールやミッドレンジと比べるとリソース戦に弱くかなり中途半端である。
そのため速いデッキが多い環境では速度で置いていかれ、遅いデッキが多い環境ではリソース戦に負けるといった感じでかなり厳しい。最近はどちらかというと人気が速いデッキに偏っているため。速いデッキx3+ウルザみたいな卓ではウルザが強い時間帯になる前にゲーム終了することが多い。悲しいね。
しかし「速いデッキx2」+「タシグルや4cコントロール」+「ウルザ」みたいな卓だと速いデッキを2人で抑えに行けるため、ウルザが強い時間帯までゲームが伸びる。
そしたら自身の効果によって冬の宝珠などの効果を相手だけに押し付けることができる強みを生かして、自身の速度を犠牲にすることなくスタックス戦術を仕掛けてゲームをコントロールできる。
動画の対戦相手のジェネラル解説の最後で「トラシオス&薬瓶砕きがコントロール軸なら嬉しい」と言ったのはこういった背景がある。
今後ログラクフ&サイラスなどの超高速デッキがさらに増え続けたら、追う形で4cコントロールなどの低速デッキが増えて、ウルザが生きやすい環境が来るかも…しれない…?
しかし環境がウルザに対して向かい風なのはゲーム速度だけの問題ではないのも事実だ。
動画で話したようにメジャーのデッキの殆どで波止場の恐喝者や花の絨毯が採用されているため、ウルザのスタックス戦術はいずれ突破されてしまう。
そのためウルザにもある程度の速度が求められるわけだ。
現在自分が使っている変身ウルザのリスト:
なぜ変身型を採用するのか
まず青単の共通の弱点として
・効率の良いサーチカードが少ない
・効率よく継続的or瞬間的アドバンテージを得る手段が少ない
の2つがある。
よってゲームに勝利するためのカードを揃えるのに苦戦しがち。
そんな青単で特定のコンボパーツ2枚+偶発的要素を揃えるのは結構厳しいところがある。
ならば1枚+偶発的要素のコンボが青単に向いているのではないかという考えから変身型の採用に至った。
似たところだと時間の大魔道士、テフェリーの鎖のヴェールコンボがある。必要マナ数と偶発的要素の条件が若干厳しいが、それでも実用レベルのコンボなのは違いない。
テフェリーの鎖のヴェールコンボと比べた場合、ウルザの変身コンボは、
・必要マナ数が少ない
・偶発的要素の条件が緩い
とかなり優秀な一方、
・デッキ構築に制限がかかる
・潮吹きの暴君を引いてしまうと厳しい
というデメリットもある。
デメリットを差し引いても、1枚コンボを採用するのは大いにアリだと思う。
もちろん変身コンボ1本だけではなく、セプターコンボやモノリスコンボは続投。
あくまで一人回しではあるが、変身型と通常型を比べた場合、平均キルターンは変身型が3.97ターン、通常型が4.85ターンというデータも出ている。
参考(英語):
変身型が絶対的に優れているとまでは言わないが、変身型は選択肢として強いのは間違いない。
構築物トークンでどこを殴るかっていうお話
当然最優先すべきはむかつきが入っているであろう黒いデッキなのだが、自分以外3人全員がむかつきデッキなのはいつものことである。
ならばどこを殴ればいいって話になるが、今回の動画では闇の腹心が出ている上家を殴ったが、実は闇の腹心だけが殴った理由ではない。
ライフにプレッシャーを掛けることで、そのプレイヤーを「ここで勝負をしかけなきゃ負ける」っていう状況に陥らせる事ができる。しかし超速攻でもない限り多くの場合、最初に勝負を仕掛けるプレイヤーは止められる。
つまり上家のライフを優先的に詰めれば、
やむを得ず勝負を仕掛けさせる→他家がリソースを使い止める
→次にターンが回ってくる自分が勝負を仕掛け安くなる
というわけだ。
実際のところ動画の試合では上家が勝負を仕掛けた時点でライフは残り14、仮に妨害を構えてコルヴォルドのコンボまで止めたとしても、コルヴォルドに殴られた後に波乱の悪魔に焼かれて負ける可能性が高かった。
故にリスクが高いデモコンでの死の国からの脱出をサーチしてからの動きを取らざるを得なかったわけだ。
仮に私が構築物トークンでの3点を対面に飛ばしてたら、上家はもう1ターンドローゴーをしていたかもしれない。
迷ったら上家を殴れ。
最後に
今週末にcEDHネクサスのランク対戦回が行われるので、第三話の録画をそこで済ませると思う。おそらく統率者レジェンズで登場した新規デッキを使うのでお楽しみに。
また次回も何かしらの後語り記事を書くと思うのでまたよんでね。
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