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ApeCoinゲット大作戦!〜送金手数料の壁〜

さて、前回の記事でブロックチェーンという技術を何となく知り、何となく安全性について信用できそうだと思った私は、イケハヤさんのVoicyをきっかけに【ApeCoin】というのが欲しくなっていました。
(【BAYC(Bored Ape Yacht Club)】保有者に多額のApeCoinが【エアドロップ】され、とても話題になっていた時期です。



↑↑不明点が多い方用にしばらく用語解説↓↓
(私の勉強も兼ねます。)


【BAYC (Bored Ape Yacht Club)】:
 Yoga LabsというNFTスタジオが手掛ける超人気の【NFT】コレクション。マドンナが一個6,900万円で購入したこともある、めっちゃ高値で取引されてる猿の画像(今は安くても36万円くらい)。最初は1,700円くらいから販売されていた。
 Yuga Labsは他にもCryptoPunksとかMeebisという人気NFTコレクションの権利を買収し、現在最大級のNFTスタジオ。

【NFT(Non-Fungible Token)】:
 非代替性トークン。替えがきかないことが証明されたデジタルデータ。
 例えばモナリザの絵のデータver.みたいなもので、写真とかスクリーンショットとか他の人が書いたりしたらコピーはできるけど、オリジナルの本物に対してのみ鑑定書が付いてるようなデータ。他の人の手に渡った場合でも、過去の所有者がしっかりと記録されている。音や文字や映像など、絵以外のデータもNFT化可能。
【スマートコントラクト】という機能を使って証明されている。

【スマートコントラクト】:
 ブロックチェーン上でプログラムによってあらかじめ決められた処理を、管理者が介在せず自動的に執行する仕組み。自動販売機みたいなもの。ビットコインには無く、イーサリアムなどの通貨には搭載されている。
 これによりNFTや【DeFi】など、クリプト界隈が盛り上がるきっかけとなった。

【DeFi(Decentralized Finance)】:
 分散型金融。スマートコントラクトにより自走する銀行みたいなもの。資産運用に使われる。

【ApeCoin(APE)】:
 BAYCの【ガバナンストークン】。ApeCoin DAOの運営に関われるようになる。暗号通貨は通貨でありながら会員証とか投票権の役割も担えるため、ガバナンストークンを使った組織運営も可能。

【ガバナンストークン】:
 【DAO】で使用される仮想通貨。ビットコインや他の通貨と同じく価値が変動する。保有することでDAOの組織運営に対する提案をしたり、意思決定に関わる投票に参加したりする権利を得られる。

【DAO(Decentralized Autonomous Organization)】:
 自律分散型組織。ガバナンストークン保有者なら誰でも参加できる組織。従来の中央集権型組織に比べると、トップダウンではなく皆で決めるサークルのような感じの組織。スマートコントラクトがベースにあるので、忖度や口利き、贔屓などの不透明な事が起こりにくい。スマートコントラクトに基づくルールは誰でも閲覧可能。
 よく「1000万円でNFT購入した」とか見ますけど、コレクターとして単にデジタルデータを1000万円で買ったんじゃなくて、このコミュニティに入ることを目的としてる人が多い。
(ただ、これについては、私の勉強不足なのか腑に落ちない事があります。ガバナンストークンを大量に保有している人は発言力が大きくなるように思うので、そういう人が結局社長や大株主のような人になり、中央集権化するのでは?と思っています。)

【エアドロップ】:
 暗号通貨やトークンを無料でもらえるイベント。新規プロジェクト宣言の目的で使用されることが多い。
 ApeCoinのエアドロップの場合、新しい通貨『ApeCoin』をリリースするにあたり、それまでBAYCを保有している人に向けて無料でApeCoinがエアドロップされた。
(一個1,700円くらいの時にBAYC購入して持ち続けた人が、エアドロップで1000万円くらい儲けたみたいです。そのくらいの額が簡単に動く業界です。)
 組織側はなぜエアドロップをするのか?→ガバナンストークンの普及と流動性向上、ユーザー数増加などが主な目的。


↑↑フワッと用語解説はここまで↑↑




さて、詳しい方から色々指摘されそうな用語の解説がひと段落したので先へ進みますが、冒頭でお伝えした通り、イケハヤさんが「や〜ホント、ヤバいっす!BAYC、ApeCoin、ほんとハンパないです!持ってて良かった〜って思いますね。」なんて言うもんだから、知識が無い私はApeCoinが欲しくなってしまったんです。
上の稚拙な用語解説を読まれたら分かると思いますが、既にエアドロップも完了してる今、BAYCを欲しがってもApeCoinを保有しても遅いんですよ。
長期的に楽しみなコインですけど、短期的に保有するには完全にタイミングを逸した状況でした。

でもそんなことは分からない私は、ApeCoinを保有することをひとまずの目標とします。


しかし、日本国内の仮想通貨取引所にはApeCoinは扱ってません。

どうしたもんかと調べたところ、下の流れでApeCoinを保有できそうです。

[国内取引所からApeCoinを扱う海外取引所に通貨を送金。その通貨を使ってApeCoinゲット。]


まずは国内取引所の口座開設です。
数ある中から、私はコインチェックを選びました。
過去の盗難被害を乗り越えて、また評価が高くなってきている国内最大手のようなので、こちらで口座開設をしました。
手順は簡単で、スマホオンリーで割とすぐに開設できました。
(開設方法は他の方の記事に任せます。)

そしてネットバンキングからコインチェックへ振込ですぐに日本円を送金できました。
ネットバンキングの振込手数料として220円ほどかかりました。

ここからはコインチェック内で日本円を暗号通貨に替える作業です。
私はまず有名どころのビットコイン(BTC)を買いました。

スマホアプリで普通に買おうとすると、販売所というところを使うのですが、これにはスプレッドが発生してしまいます。
簡単にいうと、相場より高い額で買うことになります。
なので、ブラウザのコインチェックから、【現物取引(板取引】)を行いました。

【現物取引】:
 JPYをBTCに替えたい私と、BTCをJPYに替えたい方の間で、直接言い値で交換する作業。販売所や取引所で替える場合に比べて損無く買うことが可能。とはいえ、相手が誰なのか知らないまま取引できます。

また、イーサリアム(ETH)も欲しかったのですが、コインチェックではイーサリアムの現物取引ができなかったため、販売所にて割高で購入しました。


次はApeCoinを扱う海外取引所での口座開設です。
調べたところ、Binance(バイナンス)というところが大手で、ApeCoinも扱っているようです。

Binanceのサイトにて、同じように口座開設しました。
(これもスマホオンリーで可。ただ、海外の取引所は日本の金融庁の管轄外なので、問題が起こっても誰も守ってくれません。)

さてここからが問題です。
機を逸する前に(いや、既に機を逸していましたが)、一刻も早くApeCoinが欲しかった私は、コインチェックからBinanceにビットコインを送金しました。


送金方法は以下の通りです。

Binance側の入金画面からBTCを選び、ネットワークを指定します。
(ビットコインを送るネットワークと、イーサリアムを送るネットワークは違ったりします。新幹線の線路と在来線の線路が違うようなものです。これを間違えるとお金がどこかて行ってしまい、戻ってきません。)

ネットワークが指定できたら入金アドレスが出てきます。
私のビットコイン用財布の番号みたいなものです。ハッシュ値のようなランダムで長い英数字です。
手入力NG!コピーできるのでコピーして、コインチェック側の送金画面に入力し、Go!です。

送金方法は以上。


ただ、この作業をミスるとお金がどこかへ行ってしまうので、ネットワークと入金アドレスを間違えないように慎重に手続きを進めます。


最初は少額で慣れましょう!と色んな記事に書いてあったので、0.001BTC(約5,000円くらい)を送金しました。
内、送金手数料が0.0005BTCかかりました。
マイナーにお支払いするマイニング料ですね。イーサリアムでいうガス代というやつです。
0.001BTC(5,000円)の内、手数料に0.0005BTC(2,500円)かかったので、送金できるのは0.0005BTC(2,500円)でした。


その作業を、私は本業の休憩時間に行いました。

しかし、いくら待ってもBinanceに着金されません。
休憩時間が終わり、仕事に戻ってもソワソワして仕方がありません。

「まさか、入金アドレス間違えた!?」
「ビットコイン送るのに、ネットワークが[BTC]じゃなかったとかありえる!?」

とめちゃめちゃ不安になり、本業が手につきません。

「てか2,500円送るのに手数料2,500円とか高すぎでしょ!」
「ApeCoinで2,500円取り戻せる?」
「Binanceからコインチェックに戻す時にも2,500円かかったら手数料で全部無くなるやん!!」

と、手続き後にも関わらず、手数料の高さにも不満が湧き出てきました。

そしていつまで待っても着金されません。

「私の2,500円、、いや、5,000円、どこかへ行ってしもうた、、、」

と焦りと落胆の中で自分の気持ちを落ち着かせようとしていたところ、コインチェックからメールが届いていました。


『ご本人様の意思による送金であるとの確証が得られなかったことから、安全対策により送金がキャンセルされました。』

との事。


操作ミスじゃなくて、コインチェックが止めてたのね。よかった。

コインチェック側からしても、自分のとこで保有してもらってたほうがいいから、他の取引所への送金はできれば防ぎたい、といったところでしょうか。


そんなこんなで戻ってきたビットコイン。
どうやら[本人の意思ですメール]送れば送金はできるみたいですが、再チャレンジする前に、0.0005BTCという手数料が気になりました。


「少額運用にはデカすぎる手数料。どうにか手数料下げる方法はないか??」
「BinanceでAPE(ApeCoinの通貨の単位)に替えられる通貨で、私が知ってるのはBTCとETHだけ。。」
「そもそもBTC送金にこだわる必要ないのでは?」


考えた末に出た仮説はこうです。

[手数料の安い通貨Aを購入]
 ↓
[AをBinanceに送金]
 ↓
[BinanceでAをBTCに替える]
(この作業をコンバートというみたいです。)
 ↓
[BTCでAPEを買う]




そうと決まれば、次は送金手数料の安い通貨探しです。
次の休憩時間に調査開始です。

当時、コインチェックの取り扱いコインは全部で18銘柄で、そのうち板取引できるコインはBTC, ETC, FCT, MONA, PLTの5銘柄。
この5銘柄のうち、Binanceで扱ってるコインはBTCとETCだけ。しかも両方とも手数料高め。
そこで販売所で扱う全16銘柄のガス代のJPY換算を行いました。


その時のメモがこちらです。

(2022.3.26現在)


エクセルでキレイに整えるほどの情報でもないと思うので、メモのままですみません。

結果、ステラルーメン(XLM)というコインが最安で、なんと円換算の手数料0.26円!!

ということでXLMで送金することにしました!
[本人の意思じゃない疑惑]がなされたおかげで手数料2,500円が0.26円にできました。


(※ただ、XLMは購入の際のスプレッドが4%ほどありました。5,000円だと200円。100,000円だと4,000円!イーサリアムクラシック(ETC)は手数料58.5円ほどですが、板取引できる分ETCのほうが結果安いかもしれません。ということにこの記事書いてる中で気づきました。承認速度も早そうだし。なんで気づかなかったんだろ、、、)


ともあれ仮説通りに実行し、無事にApeCoinを買うことができました。

何事も経験ですね。



さて、次はNFTでも買ってみようか?

NFT買うなら【OpenSea】というマーケットプレイスが最大手で、OpenSea内の通貨はイーサリアム(ETH)一択との事。
そしてまた、【MetaMask(メタマスク)】というウォレットを持つ必要があるとの事。

コインチェックに少額ETHあるけど、このままじゃNFT買えないってことですね。
そしてまたまたスマホオンリーで簡単にメタマスクウォレットを所持しました。
(ここまで一度もPC触ってません。アプリが充実してるので、スマホでも今のところ何とかなってます。)

ではいよいよメタマスクにETH入金!
と言うところまで来ましたが、またもや私の前に手数料(ガス代)という壁が立ちはだかりました。

イーサリアムの送金手数料がまた高い!
コインチェックからどこに出すにも0.005ETHかかります。日本円だと2,000円くらい。

しかもメタマスクから出金するときはガス代を自分で設定する必要がありますが、低すぎると処理されないこともあるとの事。(設定方法は他の方の記事をご覧ください。)そして平均数千円。高い時には1万円かかる事もあるらしい。
さすがにそこまではかけれません。

ではBinanceに送金したように、XLMやETCに替えたら?と考えたのですが、メタマスクはイーサリアムのお財布なので、イーサリアムに似た通貨は送れるけど、全く違う通貨は送れないようです。
あと、メタマスク内で通貨を他の通貨に替えることを【スワップ】というらしい。



似た通貨?違う通貨?通貨にはグループみたいなのがあるの?
イーサリアムとイーサリアムクラシックは同じグループじゃないの?
【スワップ】?Binanceのコンバートと何が違うの?
そしてなにやらガス代安い【レイヤー2】というのがあるらしい。。。

不明点は尽きません。

この頃、色々調べている中でマナブさんのマナブログというのに出会いました。
今は英語ブログに切り替えていて日本語では更新されていませんが、とても分かりやすく書かれています。
そして私はそこで、【DeFi】の存在を知ることになるのです。

長くなってきたのでこの辺で。
次回は暗号通貨の種類、DeFi、レイヤー2について書けたらと思っています。

※ この記事は、Web3に未熟な私が勉強と称して色んな情報を私なりに解釈した投稿を行っております。理解が乏しい故に、誤った解釈や語弊のある表現を用いてしまう場合がございますので、内容の真偽によくご注意いただくようお願いいたします。(ハヤツウ風)

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