時間

チャイムが鳴ったので玄関に行き、外を確かめた。そこには小人がいた。全員で6人だった。7人には1人足りなかった。6人共同じ容姿で緑のつむぎのようなものを着ておりとんがり帽子を被っていた。全身緑だ。
暫くするとそのうちの1人が私たちはあなたに作られたあなたの分身です。さあ早く探しに行きましょう、探すべきものをと言った。他の5人も頷き催促をしてるようだった。
僕は一瞬驚いたが、ここまでも既に不思議なことばかり起こっていたのですぐに冷静になった。面倒くさいと思ったがこのまま何もしないと結局どうにもならないことは薄々気づいていた。(さすがに世界で1人ぼっちはつらい)
靴を履いて6人の小人たちと出かけた。ちょっと旅でもする気分だったが長旅となった。

続く

#小説

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