時間

旅に出ようと思ったが僕以外の人はいない(はず)。しかも僕はペーパードライバーだ。僕が悩んでいると小人は僕の考えを見透かしたかのように運転しましょうか?と言ってきた。僕はもう一つ心配点があった。車が無い。小人は違います。と言った。違う何が?運転ですが電車を運転するんです。と言ってきた。
僕らは無人となった近くの地下鉄駅に向かい、僕ら以外がいない電車に乗った。
電車は小人が運転をし動き出した。どこに行くのだろうと思いつつ僕は成り行きに身を任せた。トンネルをくぐるといつもの次の駅では無く地下鉄なのに地上に出てきた。見たこともない場所だった。

続く

#小説

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