2022年ボーカロイド曲十選

 ギリギリ……ギリギリ、間に合ったぞ……!
 あ、ちなみに本当にギリギリです。ギリギリのところで見落としていた楽曲に気づいたので。いや、本当に今年後半はいろいろ限界だった。もう二度とこんな目にあいませんように!
 さて、愚痴はここまで。今年も十選の紹介、いってみよー!

1)アシェンテプルの虹奏

 正直1月2月は激戦過ぎた。「スモーキィクォーツ」「paint the world」と来てこれ。
 実際のところこれ以外にも「くうになる」とかもあったし、書き切れないほど他に素敵な曲があった。だがこの十選選定作業ではなにがなんでも十個に落とさなければならないのだ……!
 というわけでこの曲こそが1月末の覇者です。ミクの早口特性を美しく活かしている素晴らしい曲。第八回nextは別の曲だったけど、僕の中ではあんたがトップさ……!

2)古今煌々//生々流転

 データを見返すと、ずんだもんのずんラップから始まり3月頭は本当にやべぇ激戦区だった模様。その中で、これは正直地味だし、古参の作品だし、落とすかな? と思ったことも何度もあった。
 けど改めて聞いてみたらこれは落とせないわ。いろはの声の凄みが圧倒的すぎる。仕事してPの本領発揮だった。
 このような古参Pが未だに衰えず活動しているのはうれしいね。

3)花翔 -hanakakeru-

 はい、きさらさんです。
 今回、コンドルセ的に十選を絞っていった。つまりA曲とB曲は傾向が似てるからどちらか片方だけ落とそう、という感じで減らしていったのだが、この曲は……あまりにも独特で、絞りようがなかった。ポエトリーリーディングでここまでのってなかなかないぞ……!
 最終的にチェックして十選にふさわしいことを確認して十選入り。いやー、これは落とせないっすね。
 今年、一番がどの曲か決めかねているんだが、あえて挙げるならこれかもしれないね。

4)恋花爛漫乙女伝

 正直、十選候補に入れたことすら忘れてた曲だった。だがいざ聞いてみたらこれすっげえんだよ……!
 年末に聞き直して、あっさりノックアウト。そのまま十選入りしました。すげーよ。
 早口なのにとげとげしさが一切ないポップなサビが気持ちいい最高の一曲でした。

5)月光

 今年、プロセカ曲があまりに多かったんだけど、その枠からは一曲のみとして絞りました。その結果出てきたのがこれ。
 あ、nextは除いてます。あちらは別枠ということで。
 しかし覚えている範囲でも青く駆けろ、Journey、Awake Now、街を蹴落としてるんだよなこの曲……圧倒的すぎる。
 でもこのクオリティは反則でしょう! 寂しいのに力強い最高のコラボ曲だったよ!

6)ストロベリーコンチェルト

 今回、個人的にどうしても入れておきたい……! という気になった歌が3曲あって、それが「ドッカイリョク」「レベル:エデン」とこれ。
 この三つは期中に「ほぼ当確」「有力候補」あたりのラベルを貼っていたんだが……他の貼っていたやつも含め、生き残ったのはこれだけ。どんだけ激戦だったのかがわかりますね。
 この曲も一度落とそうか考えていて、未完成讃歌と悩んだんだけれど、「どっちが好きか?」と言われたら最終的にはこれだなってなった。これのすごいのは、声と曲と映像が全部違う方向向いてるのに奇跡的にまとまってるんだよ。その面白さを買った。
 というわけで十選入りです。しゃいとさんには来年も期待してます。

7)リメンシア

 昨年度、一番好きだったのがせきこみごはんさんのティアラだった。その影響で、今年はせきこみごはんさんは避けて通るつもりだったんだが……
 いや、無理でしょこれ避けるの……
 こんな完成度の高い曲出されたら誰も逃げられないよ! というわけで十選入り。とにかく全箇所美しい曲です。

8)ヒメタルネ

 いや、最近公式曲強すぎでしょ……ぶっちゃけドッカイリョクが落ちたのはこの曲のせいだよ。小樽潮風高校セクションで比較して落とされた。
 とにかく、ボーカルと曲の調和がすごすぎる。サビの部分で度肝抜かれたわ。
 この子はカバーでも活躍しまくってて、そちらは僕は十選から意図的に抜いてるんだけど、とにかく祭りかってくらい名曲揃いだった。でもたぶんこれが一番だね。ホントすごい!

9)雲隠

 いや、最近公式曲以下略。
 この子もめちゃくちゃいい曲がたくさん投下されていて、ラズライトとかは入れる気だったんだけど、最終的に念のためにこれと比較してみたらこれの方が好きだった。結果としてこれが十選入り。
 ジャズ系でおしゃれな楽曲とアニメ調のPVは最初はミスマッチかと思ったんだけど、慣れると変な中毒性がある。
 そしてなにより圧倒的に曲のクオリティが高いんだわ。身体が勝手にリズムを刻む!

10)陽だまりのセツナ

 年末進行で今年は本当にまったくチェックできてる自信がないんだけれども、最後に抜けがないかどうかせめていくつかの部門で見直してみようと思った結果、プロセカnextでこれを聞いてないことが発覚。
 聞いてみて一発で十選入りしました。やべーよこのクオリティ。
 民族調と分類される作品でありながらなんかどっか一歩踏み出してるような感じでめちゃくちゃおもしろい。文句なしです。

 というわけで、以上が今年の十選でした。最高すぎた!
 正直、整理する前は、あまり好きな曲なさそう……とか思っていたんだが、全然そんなことなかったね。むしろ上でコメントしなかった曲でも「欠乏」とか「ユーフォノスクオリア」みたいな、絶対入るだろうと思っていたのに選外になった曲がめちゃくちゃ多かった。
 ボカロ界のクオリティは年々上がっている。来年もこうなるといいな。そう思える一年でした。

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