宝の山を見逃さないように(白井)

今更ながらに「映像研には手を出すな!(アニメですが)」をみながらモチベーションをぐいぐいあげている。ふつふつとね、創作のの面白みをうなぎのぼりではないにしろ一段一段しっかりと踏みしめとります、わし。
めんどくさいこだわりと、かつて観た先人たちの作品と、ジャンル違いの壮絶なインパクトある作品と、これまでの人生経験と。膨大なデータから、様々な最良の組み合わせを見つけ出すためトライアンドエラーの結晶が舞台上に上がる(とりあえずは役者の)お仕事(の一部)なんである。
 台本は宝探し場でありましてね。過去見てきた作品やら人生経験は質のいいスコップのようなもんで(完全に白井のイメージの宝探し場は潮干狩りなんですが)、潮干狩りのヘリコプターで撒いとるらしいですねあれ。
寝ても覚めても台本に書いてある文字ばっかりです。考えて考えて、結果、ようやっとひらめきが降りてくれるかくれないか、そんなもんだので、足元はダンダ地団駄踏みならして固めて慣らして、いつでも勇気持って飛び出せるようにしておくのです。

面白い演劇とは何か?役者とは何か?なんて、考えているということをここに文章化してしまうなんて本当にお恥ずかしい、下策中の下策ではあるんですが、情報量が多いお芝居が「オモシロ」につながってくるんだと思います。なんで?なんで?の積み重ねが→「だからよ」「だからだよ」の積み重ねになって、その場にそぐう「正しい情報」の荒唐無稽な忍者屋敷となりうるわけですな。どこいってもどっかにつながっていて面白い道を進ませてくれる。下の写真は、誰から入るか?みたいなことを考えてた時の写真ですねぇ。順番が違うだけで、見え方も全然変わりますもんね。

とはいえ、今回のお話は軸は2人の女の子。の、成長譚。
を取り巻く気のいい連中。のなんやかやとわいわいしたお話です。

昨日の9日、お稽古は昼間から夜までの長丁場。
これからも稽古がお休みの日も少なくって、みんなの時間もたくさんいただくので、ちょっと休憩がてらペアストレッチをして身体をほぐします。
実は昨日は演出の虎本が別の御用で遅れての参加だったので前半を仕切らせていただきました。ま、身体を大事にしてなかったわけじゃないんですが、疲れを溜めすぎてたみたいで、年末ちょっと身体を壊しちゃってたのでね。代わりのいないみなさんを労いたかったんであります。

稽古が中盤にさしかかってきたのでアンサンブルのみなさんの出番も少し少なめになってきたので、序盤にセリフのあるところの復習がてら、ちょこっと入れ知恵。ご迷惑かもしれませんけれど、面白くなるための一工夫を。
真面目にとりくんでくれとる小杉さんの写真。

最後の方には、とても、こらえきれないシーンが続きますね。
僕にとっては辛いシーンばっかり。他の方にもたくさん心動くシーンがありますが。
前に進むためには後ろに捨てていかなきゃならないってのはまんまにインターステラーのごたるですな。前に進ませるために自分のことを置いて行けという人の強さたるやですな。
という気づきをブログを書きながら考えついたので、いかに日々考えていることの浅はかであることか、というところですが、次の稽古ではちょこっと方向転換をいたしますぞ、上西氏、芳本氏。

胃がキリキリするシーンを2回もやらせるなんぞ、たいそうな本ですな。
上西さんも、しんどいシーンがたくさん続きますが、一緒に頑張って乗り切りましょうな。

SHASEN×ステージタイガー
「without SUN」
2022年
1月29日(土)19時~
1月30日(日)13時~ 17時~
近鉄アート館にて
前売3000円
A席→前の方で通常座席
B席→後ろの方で左右各1席間隔
特設サイト
https://eizou2021.wixsite.com/withoutsun

ご予約、ご来場、お待ちしております。

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